キャトルカール・ブルトン — 卵・砂糖・小麦粉・有塩バターを同量で焼くブルターニュのケーク
キャトルカールの核は飾りや香り付けではなく、4つの主要材料を等量にする比率です。殻を除いて量った卵が220gなら、砂糖、小麦粉、バターもそれぞれ220gにします。この1:1:1:1の関係が生地の骨格であり、カップ計量で大きく比率を変えたり、バターを油に置き換えたりすると同じ仕上がりにはなりません。
ブルターニュらしい輪郭を作るのはドゥミ・セルと呼ばれる有塩バターです。バターは18〜20℃程度で、溶けてはいないものの、へらでなめらかに伸ばせる状態にします。大量の空気を抱き込ませるケーキではないため、必要以上に泡立てず、卵を少量ずつ加えて乳化を保つことが、密でしっとりしたきめを作る要点です。
小麦粉はふるってから加え、粉気が消えたところで混ぜ終えます。23×13cmの型で170℃、50分焼き、表面の濃い焼き色だけでなく、中央の弾力と竹串に生の生地が付かないことまで確認します。焼き上がり後は合計60分しっかり冷ますことで、バターの多い生地が安定し、切り口が崩れにくくなります。


