ポーランドの代表料理

ポーランド風じゃがいもと黄えんどう豆の煮込み(Kapusta dębowa)

紹介: マゾフシェ地方のこの料理は、じゃがいもと黄えんどう豆に、豚のカリカリ脂と炒め玉ねぎを合わせ、発酵バターミルクでほのかな酸味を添えます。

ポーランドの代表料理
共有
素朴な食卓に置かれたマゾフシェ風じゃがいもと豆の煮込み。豚脂と炒め玉ねぎを添えた横長の構図。
分量 4人分
1人分 できあがりの4分の1
食事区分 豚肉・乳製品を含む
下準備 20分
レシピ概要

ポーランド風じゃがいもと黄えんどう豆の煮込み(Kapusta dębowa)

紹介: マゾフシェ地方のこの料理は、じゃがいもと黄えんどう豆に、豚のカリカリ脂と炒め玉ねぎを合わせ、発酵バターミルクでほのかな酸味を添えます。

Kapusta dębowa(kapusta ziemniaczanaとも呼ばれます)は、マゾフシェ地方のコジェニツェ周辺に伝わる料理です。名前には「キャベツ」を意味する語が入っていますが、伝統料理の記録にある主材料はじゃがいもで、キャベツの葉は使いません。じゃがいもが淡い色と濃厚で少し粘りのある食感を生み、豆、玉ねぎ、豚の脂が食べ応えを加えます。

伝統的な説明では、じゃがいもを温かい塩水または乳清で酸っぱくしてから煮ますが、家庭で再現できる計量済みの発酵手順は示されていません。このレシピは、その点を明記した家庭向けのアレンジです。じゃがいもは発酵させず、殺菌済みの発酵バターミルクを加えて穏やかな酸味をつけます。じゃがいもは普通の塩水で煮るため、保存食ではなく、登録生産者の製法をそのまま再現したものでもありません。

乾燥黄えんどう豆は冷蔵庫で戻し、その間にじゃがいもの皮をむいて切ります。それぞれを別に柔らかく煮て、じゃがいもの一部を煮汁の中でつぶしてとろみをつけます。カリッと焼いた豚脂としんなりした玉ねぎを混ぜ、火を止めてからバターミルクを加え、弱火で温めます。仕上がりは淡い色でとろりとし、豆の粒が見え、酸味は控えめです。

失敗しないコツ

失敗しないコツ

  • 乾燥豆は室温ではなく冷蔵庫で戻し、煮る前に水を切ってすすぎます。
  • ほくほくしたじゃがいもを選ぶと、数片をつぶすだけで煮汁に自然なとろみがつきます。
  • 切ったじゃがいもは地域の伝統的な説明にならい3回すすぎ、新しい水で煮ます。
  • 豚脂は中弱火でゆっくり脂を出し、焦がさずきつね色にします。
  • 発酵バターミルクを加える前に鍋を火から下ろし、その後は分離を抑えるため静かに温めます。
  • とろみは保ちつつ、スプーンですくえる状態にします。固くなったら取り置いた豆の煮汁を少しずつ加えます。
  • 残りは2時間以内に冷蔵し、中心まで74°Cに再加熱します。
材料

材料

豆

  • 乾燥黄えんどう豆 200g(選別してすすぐ)
  • 冷水 1.2L(戻し用。戻し終えたら捨てる)
  • 新しい水 1.2L(煮る用)
  • 細塩 2g

じゃがいも

  • ほくほくしたじゃがいも 1kg(皮をむき、1.5cm角に切る)
  • 水 1.2L(煮る用)
  • 細塩 7g

玉ねぎ、カリカリ豚脂、仕上げ

  • 大きめの玉ねぎ 1個(約180g、細かく刻む)
  • 新鮮な豚背脂または塩漬けしていない豚脂 100g(小さな角切り)
  • くせのない油 15ml
  • プレーンの殺菌済み発酵バターミルク 250ml(使うまで冷蔵)
  • 細塩 1g(または好みで)
  • 挽きたての黒こしょう 0.5g(または好みで)
作り方

作り方

作り方

  1. 豆を戻す。すすいだ豆を冷水1.2Lとともにふた付きボウルに入れる。冷蔵庫で8時間または一晩置く。水を切って豆をすすぎ、戻し水は捨てる。

  2. 豆を煮る。3L鍋に豆、新しい水1.2L、塩2gを入れる。沸騰させてアクを取り、弱火で40~50分、十分柔らかくなるまで静かに煮る。形が残る程度で火を止め、水を切る。煮汁を100ml取り置く。

  3. じゃがいもを煮る。5~6L鍋にじゃがいも、水1.2L、塩7gを入れる。沸騰したら弱火にし、20~25分、縁が崩れ始めるほど柔らかくなるまで煮る。鍋の中で約3分の1をつぶす。煮汁は捨てない。

  4. 玉ねぎと豚脂を炒める。じゃがいもを煮ている間に、フライパンで豚脂を中弱火にかける。8~10分、脂を出しながらきつね色になるまで炒める。玉ねぎと油を加え、混ぜながら7~9分、柔らかくきつね色になるまで炒める。焦がさない。

  5. 合わせて味を調える。豆と玉ねぎ・豚脂をじゃがいもの鍋に加えて混ぜる。火を止め、冷たいバターミルクを少しずつ混ぜ入れる。弱火に戻し、湯気が立つまで2~3分やさしく温める。強く沸騰させない。必要なら取り置いた豆の煮汁を少量ずつ加え、とろみを調整する。残りの塩と黒こしょうで味を調える。

  6. 盛り付ける。淡い色でとろみがあり、ほのかな酸味が出たら、豆と豚脂が全体に見える状態で温かく盛り付ける。提供まで保温する場合は60°C以上に保つ。

盛り付けと保存

実用情報

盛り付けと保存

温かいうちに、食事の主役として出します。じゃがいもが柔らかくなって一部が崩れ、豆の粒は見える、濃厚でまとまりのある食感が目安です。バターミルクの酸味は穏やかで、伝統的な発酵じゃがいもの強い風味とは異なります。

盛り付けと保存

豆は前夜から冷蔵庫で戻し、先に煮ておくこともできます。煮た豆は浅い容器に移して速やかに冷まし、4°C以下で保存します。よりよい食感にするには、じゃがいもと豚脂は提供直前に仕上げます。発酵乳製品を使うため、室温に長時間放置しないでください。残りは2時間以内に浅いふた付き容器に入れて冷蔵し、4°C以下で3~4日以内に食べます。取り分けた分は中心まで74°Cに再加熱し、必要なら少量の水を足します。常温保存はできず、冷蔵なしでの保存を目的とした料理ではありません。

盛り付けと保存

この家庭向けアレンジでは、じゃがいもを発酵させる代わりに発酵バターミルクを使います。乳を含むため、商品表示を確認してください。乳製品を使わない代替には別の検証済み材料が必要で、この計量レシピとは異なるものになります。

栄養成分とアレルゲン

栄養成分とアレルゲン

  • エネルギー約660kcal
  • たんぱく質約21g
  • 脂質約26g
  • 飽和脂肪酸約11g
  • 炭水化物約80g
  • 糖類約9g
  • 食物繊維約15g

乳を含みます。バターミルクは表示どおりに保存・使用してください。戻した豆は冷蔵し、豆とじゃがいもを十分に柔らかく加熱します。残りは2時間以内に冷蔵し、74°Cまで再加熱してください。