ポーランドの代表料理

クヤヴィ地方のじゃがいもとフレッシュチーズの団子(Kluski ziemniaczane z białym serem)

Kluski ziemniaczane z białym seremは、ポーランドのクヤヴィ=ポモージェ地方に伝わる素朴なじゃがいも団子です。生のじゃがいもを細かくすりおろし、卵と小麦粉を混ぜて粘りのある生地にし、スプーンですくって静かに沸く湯へ落とします。不ぞろいな形にゆで上げ、ほぐしたフレッシュチーズと、カリッと炒めた豚バラ肉、玉ねぎを合わせます。

ポーランドの代表料理
共有
白いフレッシュチーズ、焼き色のついたベーコン、玉ねぎを添えた素朴なじゃがいも団子の大皿。
分量 4人分
1人分 団子、チーズ、豚肉と玉ねぎの具の各4分の1、盛り付け後約450g
下準備 30分
加熱時間 30分
ひと目で分かるレシピ

クヤヴィ地方のじゃがいもとフレッシュチーズの団子(Kluski ziemniaczane z białym serem)

Kluski ziemniaczane z białym seremは、ポーランドのクヤヴィ=ポモージェ地方に伝わる素朴なじゃがいも団子です。生のじゃがいもを細かくすりおろし、卵と小麦粉を混ぜて粘りのある生地にし、スプーンですくって静かに沸く湯へ落とします。不ぞろいな形にゆで上げ、ほぐしたフレッシュチーズと、カリッと炒めた豚バラ肉、玉ねぎを合わせます。

ポーランド農業・農村開発省は2016年7月18日、この料理をクヤヴィ=ポモージェ県の伝統食品リストに登録しました。地域の説明では、生じゃがいものすりおろし、不ぞろいな団子、牛乳製の白い凝乳チーズ、豚の脂かすが特徴として挙げられています。申請資料には、じゃがいも、チーズ、豚バラ肉、玉ねぎ、卵、小麦粉、塩を使う家庭向けの配合と、粉や脂、付け合わせの幅が記録されています。じゃがいも料理はポーランド各地にありますが、生のすりおろしじゃがいもを使うこの形はクヤヴィ=ポモージェ地方の食文化に結びついています。ゆでたじゃがいもから生地を作る料理も別の地域にあります。

ここでは、家庭で作りやすい分量に整えた4人分を紹介します。すりおろしたじゃがいもは余分な水分だけを短時間切り、ボウルの底に沈んだでんぷんは戻して生地に加えます。まず小麦粉150gを混ぜ、試しにゆでた団子が崩れる場合だけ、さらに最大30g加えます。ゆで上がりは形が保たれ、少し弾力があり、チーズと豚肉・玉ねぎの具が見た目にも分かる状態が目安です。生地には生卵と生の小麦粉が入るため、中まで十分に加熱してください。

失敗しないコツ

失敗しないコツ

  • でんぷん質の多いじゃがいもを選び、細かくすりおろします。生のすりおろしじゃがいもがこの地方の作り方の要点です。
  • 水分を短時間切ったら、ボウルに沈んだでんぷんをすりおろしじゃがいもへ戻します。
  • 小麦粉150gから始めて試しの1個をゆでます。崩れる場合は、取り分けた粉を10gずつ、最大30gまで加えます。
  • 生地は濃く粘りがあり、こねてなめらかにするものではありません。団子は不ぞろいな形にします。
  • 豚バラ肉にしっかり火を通してカリッとさせ、出た脂で玉ねぎをやわらかく炒めます。余分な脂を除き、団子に絡める分として大さじ約1を残します。
  • 団子が浮かぶ余裕を作るため、数回に分けてゆでます。回ごとにスプーンを水でぬらすと生地が離れやすくなります。
  • 生の生地は味見しません。最も大きな団子の中心を清潔な食品用温度計で測り、少なくとも71°Cに達したことを確認します。
材料

材料

じゃがいも団子

  • 皮をむいた生の粉質じゃがいも 1kg
  • 大きめの卵 1個
  • 小麦粉 150g、試しの団子が崩れる場合はさらに最大30g
  • 生地用の細塩 8g
  • ゆで湯 5L
  • ゆで湯用の塩 20g

チーズと豚バラ肉の具

  • ポーランドのフレッシュ凝乳チーズ「トファルク(twaróg)」500g(中脂肪、殺菌済み、ほぐす)
  • スモーク豚バラ肉 200g(角切り)
  • 大きめの黄玉ねぎ 1個(細かく刻む)
作り方

作り方

作り方

  1. じゃがいもをすりおろして水を切る。じゃがいも1kgの皮をむき、ボウルに細かくすりおろします。受けボウルに重ねた細目のざるへ移し、余分な水分を5分切ります。透明な水分は捨て、底に沈んだでんぷんはじゃがいもに戻します。

  2. 生地を混ぜ、試しゆでをする。卵1個、小麦粉150g、塩8gを加えます。スプーンに柔らかな小山ができる程度の、濃く粘りのある生地になるまで混ぜます。静かに沸く湯で1個を試しゆでし、崩れる場合は取り分けた小麦粉を10gずつ加え、最大30gまで調整します。生地は味見しません。

  3. 豚肉と玉ねぎを炒める。じゃがいもの水を切り、湯を温めている間に、角切りの豚バラ肉200gを大きなフライパンに入れ、中火で8〜10分、十分に火が通ってカリッとするまで炒めます。玉ねぎを加え、やわらかくなって軽く色づくまで5〜7分炒めます。余分な脂を除き、大さじ約1を残して具を温かく保ちます。

  4. 生地を湯に落とす。6Lの鍋で水5Lと塩20gを沸かし、火を弱めてしっかりしつつ穏やかな沸騰を保ちます。大さじを湯でぬらし、3〜4cmほどの不ぞろいな生地を数個ずつ落とします。鍋底に付いた団子があれば、1度だけやさしく動かしてはがします。

  5. 中心まで火を通す。団子が浮かんだら、さらに3〜4分ゆでます。大きめの団子の中心を清潔な温度計で測り、少なくとも71°Cに達し、中が生っぽくなく固まっていることを確かめます。穴あきお玉ですくってよく湯を切り、残りの生地も同様にゆでます。

  6. 和えて盛り付ける。温かい団子に取り分けた脂大さじ約1を絡めます。ほぐしたトファルク500gと豚肉・玉ねぎの具を加え、チーズとカリッとした肉片が見えるように軽く合わせます。塩を足す前に味を確かめ、すぐに食卓へ出します。

盛り付け、保存、温め直し

実用情報

盛り付け、保存、温め直し

団子が温かいうちに、ほぐした白いチーズと豚肉・玉ねぎをのせて盛り付けます。ポーランドのトファルクに近い食感にするには、水分の少ないフレッシュチーズを選びます。手に入らない場合は粒状のカッテージチーズをよく水切りして代用できますが、仕上がりはよりやわらかく水分が多くなります。豚肉と玉ねぎは前日に炒めて冷蔵できますが、団子は食感を保つため食べる直前にゆでて和します。

盛り付け、保存、温め直し

残りは浅い容器に分けて手早く冷まし、2時間以内に4°C以下で冷蔵します。3〜4日以内に食べ切ってください。団子と具は全体が74°Cになるまで温め直します。乾いてきたら水または牛乳を大さじ1加えます。火を通した団子は密閉容器で最長1か月冷凍できます。冷蔵庫で解凍し、74°Cまで温め直してください。冷凍後は食感がやわらかくなることがあります。

栄養成分とアレルゲン

栄養成分とアレルゲン

  • エネルギー約680kcal/1人分
  • たんぱく質約40g
  • 脂質約22g
  • 飽和脂肪酸約8g
  • 炭水化物約82g
  • 食物繊維約7g
  • ナトリウム約1,350mg

小麦・グルテン、卵、トファルク由来の乳、豚肉を含みます。生卵、小麦粉、生のすりおろしじゃがいもは、そのまま食べる食品から分けて扱います。生地を扱った後は、おろし器、ボウル、手をよく洗います。加熱前の生地を味見せず、団子の中心まで火を通し、残りは2時間以内に冷蔵して74°Cまで温め直してください。 市販の豚バラ肉とトファルクは、表示されているアレルゲンや添加物をラベルで確認してください。