ペルーの代表料理

ペルーのサンコチャード

牛すね肉または牛バラの一部をゆっくり煮込み、トウモロコシや根菜、キャベツを順番に加える、ペルーの温かい煮込みスープ。

ペルーの代表料理
共有
牛肉、ユカ、ジャガイモ、チョクロの具だくさんスープ
牛肉、ユカ、ジャガイモ、チョクロの具だくさんスープ
出来上がり量 6人分
下準備 35分
加熱 175分
待ち時間 0分
合計 210分
概要

牛肉、ユカ、ジャガイモ、チョクロの具だくさんスープ

サンコチャードは、牛肉を煮たスープに大きく切った野菜を加えて食べるペルーの料理です。汁だけを味わう軽いスープではなく、柔らかな肉と形を残した野菜が主菜になります。

牛すね肉またはブリスケットを、玉ねぎ、ポロねぎ、セロリと長時間静かに煮ます。ニンジン、カブ、チョクロを先に加え、続いてユカとジャガイモ、最後にキャベツを入れます。材料ごとの火の通り方が違うためです。

強く沸騰させ続けず、浮いたあくと脂を取りながら煮ると、肉を柔らかくしつつ野菜の輪郭を残せます。ユカは中心まで十分火を通し、牛肉の安全確認は見た目だけに頼らず中心温度を測ります。

材料

材料

スープと牛肉

  • 1100 g 骨なしの牛すね肉またはブリスケット(脂を除き大きく6等分)
  • 3300 ml 冷水
  • 180 g 玉ねぎ(皮をむいて半分に切る)
  • 150 g ポロねぎ(白と薄緑の部分、縦に割りよく洗う)
  • 100 g セロリの茎(半分に切る)

野菜と味付け

  • 320 g ニンジン(皮をむいて大きめに切る)
  • 240 g カブ(皮をむいて6等分)
  • 420 g チョクロ(ペルーの大粒トウモロコシ、粒または輪切り)
  • 480 g ユカ(キャッサバ、皮をむいて大きめに切る)
  • 540 g ジャガイモ(皮をむいて大きな塊のまま)
  • 360 g 緑キャベツ(6つのくし形に切る)
  • 9 g 細かい塩
作り方

作り方

作り方

  1. 肉からスープをとる。7~8 Lの深鍋に余分な脂を除いた牛肉1100 gと冷水3300 mlを入れ、中強火でゆっくり約12分加熱して沸騰させる。浮いた灰色のあくをすくい、激しく煮立つ前に火を弱める。液面に小さな泡が連続して出て、表面のあくが減るのが目安。生肉に触れた器具を洗わずに即食野菜へ使わない。

  2. 香味野菜と煮込む。半分に切った玉ねぎ180 g、洗ったポロねぎ150 g、セロリ100 g、塩9 gを加える。ふたを少しずらし、弱火で115分、静かに煮る。表面に脂が浮けばすくう。フォークが肉に軽く入る一方で大きな塊は保たれている状態が目安。最も厚い肉の中心温度を63 °C以上とし、供する前に3分以上休ませる安全基準を守る。この料理ではそれ以上に長く加熱する。

  3. 肉を取り出して脂をすくう。煮上がった牛肉を清潔なふた付きトレーに移し、柔らかくなった玉ねぎ、ポロねぎ、セロリを汁から取り除く。4分ほどかけて表面の余分な脂をすくい、汁は鍋に残す。肉は崩れず、表面に大きな油膜が残らないようにする。肉は野菜を煮る間も温かく保つ。

  4. 硬い野菜から煮る。汁を静かな沸騰に戻し、ニンジン320 g、カブ240 g、チョクロ420 gを加え、ふたを少しずらして15分煮る。トウモロコシの粒が柔らかくなり始め、ニンジンの中心には包丁が少し抵抗を感じる。熱い汁の飛びはねを避けてトングなどで扱う。

  5. ユカとジャガイモを煮る。皮をむいたユカ480 gとジャガイモ540 gを加えてさらに20分、弱く煮立てる。早く柔らかくなった野菜は穴あきおたまで先に取り出す。大きなユカとジャガイモの中心に包丁が抵抗なく通り、塊の形が残ればよい。ユカは中まで完全に加熱し、硬い中心繊維を取り除いて食べる。

  6. キャベツを最後に加える。くし形キャベツ360 gを汁に入れ、形をなるべく保ったまま7分静かに煮る。厚い葉脈が持ち上げると曲がり、葉が溶けていない状態が目安。肉の生の汁が付いた器具で盛り付けない。

  7. 温め直して6人分に盛る。取り出しておいた牛肉と先に火が通った野菜を鍋に戻し、静かに沸騰させながら2分温める。6つの器に熱いスープを注ぎ、牛肉、チョクロ、ユカ、ジャガイモ、キャベツ、ニンジン、カブを分ける。肉は柔らかく、野菜は形が残り、全体が十分熱い状態。残りは2時間以内に浅い容器へ移して冷蔵する。

実用情報

実用情報

おいしく仕上げるためのポイント

牛肉は静かな沸騰で煮込み、フォークが通るまで待つ。 野菜の硬さに応じて投入順を分け、先に柔らかくなった具は取り出す。 ユカの芯まで火を通し、牛肉は温度計で中心温度を確認する。

盛り付け・作り置き・材料の変更

熱いスープを6つの器に分け、牛肉と野菜は大きな形を保って盛ります。先に柔らかくなった野菜は取り出し、最後に鍋へ戻すと煮崩れを避けられます。主菜になる分量です。 作り置きした料理は、調理後2時間以内に浅い容器へ分けて速やかに4 °C以下で冷蔵します。冷蔵した残りは3~4日以内に食べ、食べる分は中心を74 °Cまで再加熱します。具と汁を分けると冷えやすくなります。 牛すね肉とブリスケットはどちらもゆっくり煮ると柔らかくなります。別の煮込み用部位では柔らかくなるまでの時間が変わるため、フォークの通りと中心温度の確認を省かないでください。

うまくいかないとき

肉がまだ硬い: 弱火で煮る時間が足りません。大きく沸かさず、フォークが軽く通るまで静かに煮続けます。 野菜が煮崩れる: 強く沸騰したか、早く加えすぎています。柔らかくなった具は一度取り出し、最後に短時間温めます。 汁に脂が多い: 浮いた脂を十分に除いていません。汁を残しながら表面の脂だけをおたまですくいます。

よくある質問

なぜ強火で煮続けないのですか。 肉や野菜が崩れたり汁が濁ったりしやすいためです。弱火の穏やかな沸騰で肉を柔らかくします。 なぜキャベツを最後に入れるのですか。 根菜より早く火が通ります。最後に入れると芯を柔らかくしつつ葉の形を保てます。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分6等分のうち1人分(付け合わせを含む)
  • エネルギー632 kcal
  • 炭水化物73 g
  • たんぱく質47 g
  • 脂質19 g
  • 食物繊維9 g
  • ナトリウム790 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

材料に魚、甲殻類、小麦、卵、乳、 大豆は意図して加えていませんが、市販品の表示と調理器具の交差接触は確認してください。生の牛肉の器具は、洗わずに加熱済み食材へ使わないでください。塊肉は中心温度63 °C以上、3分間の休ませ時間という安全目安を温度計で確認します。色だけでは判定しません。ユカは皮をむいて中心まで加熱し、硬い中心繊維を取り除きます。残りは2時間以内に浅い容器で4 °C以下に冷蔵し、3~4日以内に食べ、中心74 °Cまで再加熱します。

仕上がり

仕上がり

柔らかく煮た牛肉と形を保った野菜を熱い汁で味わえます。 静かな長時間煮込み、野菜の投入順、肉の中心温度が重要です。