フランス料理のレシピ

Rouille de seiche

コウイカをトマトと白ワインの赤さび色のソースでやわらかく煮込み、最後に加熱を止めてから、低温殺菌卵黄で作るアイオリを加えてなめらかにまとめる。

フランス料理のレシピ
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Rouille de seiche:器に盛り付けた一品
準備時間 30分
加熱時間 63分
合計時間 93分
出来上がり量 コウイカとソース約1.7kg
紹介

Rouille de seiche — セート風コウイカのトマト・白ワイン煮

Rouille de seiche は、セートとエロー沿岸に見られるコウイカ料理で、ブイヤベースに添えるオレンジ色のにんにくソース「rouille」とは別物です。色は、鍋で炒めた濃縮トマトと、魚介のまわりで煮詰まったソースから生まれます。白ワイン、玉ねぎ、にんにく、タイム、少量の唐辛子で土台を作り、最後に低温殺菌卵黄のアイオリを火から外して加えることで、コウイカの風味を覆わず、つやのあるソースに仕上げます。

コウイカは、短時間だけ加熱すると硬くなりやすいため、加熱の流れを意識する必要があります。最初に熱い鍋へ入れ、余分な水分を出して蒸発させます。玉ねぎとにんにくを加えてやわらかくし、濃縮トマトを軽く炒めて生っぽさを取り、白ワインを十分に煮詰めてから水と香草を加えます。食品衛生上は早い段階で63℃を超える必要がありますが、食感をやわらかくするにはさらに時間が必要で、弱い沸騰で約35分煮ます。

アイオリは別に作り、沸騰させません。コウイカがやわらかくなったら鍋を火から外し、ソースを少量アイオリへ混ぜて温度をならしてから全体へ戻します。これにより卵黄と油の乳化を守り、にんにくの香りも鋭くなりすぎません。白ワイン由来の亜硫酸塩、コウイカ由来の軟体類、卵黄由来の卵がアレルゲンに当たります。調理前の魚介は冷蔵し、残りは速やかに冷やします。

成功のポイント

成功のポイント

  • トマトやワインを加える前に、コウイカから出た水分を十分に蒸発させる。
  • 白ワインは計量した水を加える前に煮詰める。
  • アイオリは必ず火を止めてから加える。
材料

材料

コウイカとトマト・白ワインソース

  • 下処理済みコウイカ 1000g、市販の洗浄済み。3〜4cmに切る
  • オリーブオイル 25ml
  • 玉ねぎ 180g、薄切り
  • にんにく 12g、細かく刻む
  • 二重濃縮トマトペースト 140g
  • 辛口白ワイン 500ml
  • 水 400ml
  • 生タイムの葉 2g
  • ローリエ 1g、小1枚
  • 細塩 3g
  • 黒こしょう 1g
  • バードアイチリ 1g、細かく刻む

低温殺菌卵黄のアイオリ

  • 低温殺菌卵黄 40g、約2個分
  • にんにく 15g、ごく細かくすりおろす
  • オリーブオイル 160ml
  • レモン果汁 15ml
  • 細塩 1g
作り方

作り方

煮込みを作る

  1. コウイカの水分を飛ばす。幅広の煮込み鍋でオリーブオイル25mlを熱し、コウイカを加えて8分加熱する。水分が出てくるが、そのまま蒸発させる。コウイカが不透明になり、鍋に深い水たまりが残らない状態にする。

  2. 玉ねぎとにんにくをやわらかくする。薄切りの玉ねぎと刻んだにんにくを加え、7分加熱する。玉ねぎがやわらかく薄く色付き、にんにくは焦げずに甘い香りが出る状態にする。

  3. 濃縮トマトを炒める。トマトペーストを加え、鍋底をこそげながら3分炒める。少し色が濃くなり、生の金属的な香りがなくなるまで加熱する。

  4. 白ワインを煮詰める。白ワインを注ぎ、やや強い沸騰にして10分煮る。生のワインの鋭い香りがやわらぎ、液量が目に見えて減るまで煮詰める。

  5. コウイカがやわらかくなるまで煮る。水、タイム、ローリエ、塩、こしょう、唐辛子を加え、35分穏やかに煮る。煮始めの早い段階で魚介が63℃を超えたことを確認し、その後もやわらかくなるまで続ける。フォークの側面で容易に切れ、ソースは水っぽくなく中程度の濃度になるまで煮る。

アイオリを作って加える

  1. 低温殺菌卵黄のアイオリを作る。低温殺菌卵黄、にんにく、レモン果汁、塩を泡立て器で混ぜ、オリーブオイル160mlを約8分かけてごく細く流し入れる。厚みとつやがあり、泡立て器を持ち上げた跡がやわらかく残る乳化状態にする。

  2. 火を止めてソースをつなぐ。鍋を火から外す。煮汁をお玉1杯分アイオリへ混ぜ、温度をならしてからコウイカの鍋へ戻し、約1分かけてやさしく混ぜる。再沸騰させない。油の粒や分離がなく、赤さび色でクリーミーなソースにする。

盛り付け

実用情報

盛り付け

熱いうちに出し、好みでゆでたじゃがいもやご飯を別添えにする。どちらも栄養計算には含めない。

保存と温め直し

調理後2時間以内に冷蔵する。アイオリを加えた後は2日以内に食べ切り、分離を防ぐため沸騰させず、ごく弱く温め直す。

前日準備と代替材料

トマトと白ワインで煮たコウイカは、やわらかくなるまで前日に調理できる。アイオリを加える前に冷やして冷蔵し、翌日やさしく温めてから新しく作った低温殺菌卵黄のアイオリで仕上げる。

代替材料

下処理済みのイカをコウイカの代わりに使える。影響: トマトと白ワインで煮る軟体類料理の構成は保てるが、コウイカ特有の料理名の意味は失われ、やわらかくなる時間も変わる可能性がある。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • コウイカがゴムのように硬い硬くなりやすい中間の加熱段階で止めている。強火にせず、フォークの側面で切れるまで穏やかな煮込みを続ける。
  • アイオリを加えた後にソースが分離する乳化液を加えた時にソースが沸騰していた可能性がある。火から外し、少量のソースでアイオリの温度をならしてから混ぜ、再沸騰させない。
1食分の栄養目安

1食分の栄養目安

  • 1食分の量コウイカとソース約285g
  • エネルギー475kcal
  • 炭水化物15g
  • たんぱく質31g
  • 脂質28g
  • 食物繊維2g
  • ナトリウム760mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 軟体類、卵、白ワイン由来の亜硫酸塩。

下処理済みコウイカは加熱まで冷蔵する。

コウイカは少なくとも63℃に到達させ、その後もやわらかくなるまで煮る。

アイオリは完全加熱しないため、低温殺菌卵黄を使用する。

残りは2時間以内に冷蔵する。

取り扱い上の注意: アイオリを加えた後は再沸騰させない。乳化が分離する可能性がある。白ワイン由来の亜硫酸塩と、一部残留するアルコールを含む。

よくある質問

よくある質問

魚のスープに添えるrouilleソースと同じですか?

違います。ここでの名前はセート風のコウイカ料理を指し、赤さび色のトマトと白ワインのソースをアイオリで仕上げる煮込みです。

アイオリを加えた後に沸騰させないのはなぜですか?

強い熱を加えると卵黄と油の乳化が分離しやすくなります。火から外して混ぜるほうが、ソースを安定して濃く、なめらかにまとめられます。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: やわらかなコウイカを濃いトマトと白ワインのソースが包み、最後に加えたにんにくアイオリがつやを与える。
  • 決め手: コウイカの水分を飛ばし、白ワインを煮詰め、弱火で十分にやわらかくし、最後のアイオリだけは必ず火を止めて加える。