Fraisier:ジェノワーズ、クレーム・ムースリーヌ、マジパンで仕上げるフランスのいちごケーキ
フレジエは、スポンジ、クリーム、いちごを器に重ねるだけのデザートではありません。リングの中で形を作り、同じ厚さのジェノワーズ2枚、アセテートに断面を見せて並べる半割りいちご、果実の隙間を埋めるバニラのクレーム・ムースリーヌ、計量したシロップ、そして上面の仕上げを組み合わせます。上面は薄くのばしたアーモンドマジパンで仕上げます。
最も温度管理が重要なのはムースリーヌです。ペストリークリームのベースを95 °Cまで加熱し、約1分保ち、一部のバターを加えてから薄く広げ、90分以内に4 °C以下まで急冷します。その後、冷えたペストリークリームと仕上げ用バターをそれぞれ18〜20 °Cの同じ作業温度へ戻してから合わせます。温度がそろうことで、脂が分離したりぼそぼそしたりせず、安定して空気を含んだクリームになります。
いちごも扱い方が重要です。ヘタを取る前に洗って完全に乾かし、切断面から余分な水を吸わせないようにします。形のよい半割りはリング側面へ、残りは中心へ使います。組み立て後は最低4時間冷蔵し、ムースリーヌを十分に締めてからリングを外すことで、いちごの壁を保ち、10切れをきれいに切れる状態にします。


