Gâche normande:牛乳で仕込むコタンタンのブリオッシュ風ローフ
Gâche normande はコタンタン地方の、牛乳でリッチにしたローフ型のパンとして仕立てます。小麦粉、全乳、バター、卵、パン酵母でやわらかなブリオッシュ風クラムを作りますが、生クリームを使う gâche vendéenne や、ドライフルーツを含むガーンジー島の gâche とは区別します。ローフ型、牛乳主体、成形後の1回発酵が重要な特徴です。
リッチな生地では、バターを油脂の筋として残さず、グルテンの中へ完全になじませます。まず牛乳と卵を加えて生地をまとめ、その後つやが出るまでこねます。成形、切り込み、塗り卵を済ませてから1回だけ発酵させるため、十分に膨らんだ生地をつぶして成形し直さず、そのままオーブンへ移せます。
焼成は180 °Cで約45分としっかり行います。表面の色だけでは判断せず、底をたたいた空洞音と、中心に湿った生地の筋がないことを確認します。その後は冷却網で60分しっかり冷まします。温かいうちに切るとクラムが押しつぶれ、中心が生焼けのように見えることがあります。


