フラン・パティシエ — パート・ブリゼに詰める背の高いバニラカスタード
フラン・パティシエは、パイ生地と、でんぷんで濃度を付けた背の高い卵カスタードという2つの構造から成ります。キャラメルを使いパイ生地のないクレーム・カラメルとも、小麦粉を生地全体へ混ぜて焼くファー・ブルトンとも異なります。ここではパート・ブリゼの殻を別に作り、カスタードはオーブンへ入れる前に鍋でしっかり加熱します。
直径20cmの型は高さ4.5cm以上を使います。冷たいバター入りパート・ブリゼ320gを厚さ約2.5mmに伸ばし、型へ敷いて余分を切り取ります。仕上がりに残る生地は約280gで、約40gの切れ端は廃棄し栄養計算から除きます。型へ敷いた後30分冷蔵し、側面を冷たくしっかりさせます。
カスタードは全乳750ml、生クリーム250ml、全卵200g、砂糖180g、コーンスターチ80g、バニラで作ります。乳製品とバニラを最初の沸騰まで温め、卵、砂糖、コーンスターチへ少しずつ合わせ、鍋へ戻します。絶えず混ぜながら約95℃まで上げ、1分沸騰させて、つやがあり、泡立て器の筋がゆっくり閉じる濃さにします。
冷たいパイケースへ熱いカスタードを注ぎ、190℃で55分焼きます。表面にはフラン・パティシエらしい濃い斑点が付き、中心は乾かずに固まり、最も温度が低い中心点が71℃以上になる必要があります。焼成後60分網の上で冷まし、その後4℃以下で240分冷蔵します。この長い冷却によって、熱いうちはやわらかなカスタードが滑らかに切れる状態になります。


