フランス料理のレシピ

パリブレスト(Paris-Brest)

直径22cmの車輪形シューを濃い焼き色まで乾燥気味に焼き、ヘーゼルナッツとアーモンドのプラリネ・ムースリーヌを絞り、アーモンドと粉糖で仕上げる菓子です。

フランス料理のレシピ
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パリブレスト(Paris-Brest):焼き上がりを丸ごと見せた一品
準備時間 55分
加熱時間 66分
合計時間 336分
出来上がり量 直径22cmのリング1台、8切れ
紹介

プラリネ・ムースリーヌのパリブレスト

パリブレストは、乾いてしっかり膨らんだリング状のシュー生地と、バターを多く含むプラリネ・ムースリーヌの組み合わせが要です。自転車の車輪を思わせる円形が料理の特徴なので、個別のシューではなく直径22cmの一つのリングにします。表面のスライスアーモンドは焼成前にのせ、粉糖は組み立て後に仕上げます。

シュー生地は水分管理で決まります。鍋でパンナードを一つの滑らかな塊にし、さらに2分加熱して乾かしてから、計量した卵を少しずつ加えます。完成した生地はへらから太いV字に落ちる濃度で、液状の生地のように流れてはいけません。2本の同心円を絞り、その上に3本目を重ね、最初の30分はオーブンを開けずに焼きます。

ムースリーヌでは温度を揃えることが同じくらい重要です。加熱したカスタードベースは素早く冷やし、後から混ぜるバターとともに18〜20℃へ調整します。両方が同じ温度帯なら、バターとプラリネが滑らかにつながります。最後に1時間冷やすことで、8切れに切っても形を保ちながら、クリームが硬くなり過ぎない状態になります。

成功のポイント

成功のポイント

  • シューは内部まで十分に乾かし、ムースリーヌ用のカスタードとバターをどちらも18〜20℃に揃えます。この2点が、リングの軽さとクリームの滑らかさを左右します。
材料

材料

シューリング

  • 125ml
  • 125ml 全乳
  • 100g 無塩バター、角切り
  • 4g 細粒塩
  • 8g 微粒子グラニュー糖
  • 150g 小麦粉、ふるう
  • 250g 全卵、殻を除いて溶き、重量を量る。大きめ約5個分
  • 35g スライスアーモンド、表面用
  • 15g 粉糖、仕上げ用

プラリネ・ムースリーヌ

  • 500ml 全乳
  • 100g 卵黄、大きめ約5個分
  • 100g 微粒子グラニュー糖
  • 45g コーンスターチ
  • 250g 無塩バター、125gは熱いカスタードに、残り125gは別に柔らかくする
  • 180g ヘーゼルナッツ・アーモンドのプラリネペースト、原材料が明確な滑らかな製品
作り方

作り方

作り方

  1. カスタードを炊く。500mlの牛乳を湯気が立つまで温める。卵黄、砂糖、コーンスターチを滑らかに混ぜ、温めた牛乳の一部で徐々に温度を上げてから鍋へ戻す。泡立て器で混ぜながら沸騰させ、最後の1分はしっかり沸かす。85℃以上で、濃くつやがあり、1分間安定して気泡が出る状態にする。生の卵黄生地は味見しない。

  2. カスタードを冷やす。火から下ろし、熱いカスタードに125gのバターを乳化させる。浅いトレーに広げて表面を密着させて覆い、4℃の冷蔵庫で中心まで完全に冷やして固める。速やかに冷蔵し、4℃以下を保つ。

  3. パンナードを作る。125mlの水、125mlの牛乳、100gのバター、塩、8gの砂糖を完全に沸騰させる。小麦粉を一度に加えて勢いよく混ぜ、一つの滑らかな塊にする。鍋底に薄い膜が残る状態が目安。液体は100℃付近になっているため蒸気に注意する。

  4. パンナードを乾かす。中火でさらに2分混ぜて水分を飛ばし、ボウルへ移す。表面につやがあり、脂っぽくなく、強い蒸気が出なくなる状態にする。生地温度は約75℃。熱い鍋と蒸気に注意する。

  5. 卵を入れる前に冷ます。ボウルの中で5分休ませる。まだ温かいが、卵を触れた瞬間に固めるほど熱くない状態にする。

  6. 計量した卵を加える。250gの溶き卵を少しずつ加え、その都度よく混ぜる。生地はつやがあり、へらから太いV字に落ち、液状のようには流れない状態にする。

  7. 車輪形に絞って焼く。天板に直径22cmのリングを2本接するように絞り、その中央上に3本目を重ねる。ボウルに残る微量の卵を薄く塗り、スライスアーモンドを散らす。190℃で焼き、最初の30分はオーブンを開けない。濃いきつね色に膨らみ、側面を軽く押してもへこまない状態にする。

  8. シューを乾燥させる。温度を150℃へ下げ、形が完全に固まってから扉を短く開けて蒸気を逃がし、さらに10分乾かす。大きさの割に軽く、切った内部がねっとりしていない状態にする。

  9. リングを完全に冷ます。冷却網で30分、完全に冷やす。詰める前に内部まで冷たく乾いている状態にし、冷却中は覆わない。

  10. カスタードとバターの温度を揃える。冷えたカスタードベースと残り125gのバターを別々に18〜20℃へ戻し、両方を同じ温度帯に保つ。乳と卵を含む材料が室温にある合計時間は2時間以内にする。

  11. プラリネ・ムースリーヌを仕上げる。柔らかいバターを滑らかにほぐし、カスタードを少しずつ加えて泡立て、最後に180gのプラリネペーストを加える。ふんわり均一で、泡立て器の筋がきれいに残り、バターの粒が見えない状態にする。作業温度は18〜20℃。ざらつき始めたら泡立てを止め、温度を整える。

  12. 詰めて冷やす。冷めたリングを横半分に切り、下側へムースリーヌを均一に絞る。上側を戻し、粉糖を振り、4℃で冷やしてから8切れにする。クリームが切り分けられる硬さになり、車輪形を保つ状態にする。

提供と段取り

実用情報

提供と段取り

冷蔵で提供しますが、食べる10分前に一切れずつ室温へ置くとムースリーヌがしなやかになります。カスタードは前日に作れます。焼いた未充填のリングは密閉して1日保存でき、必要なら低温のオーブンで短く乾かし直して完全に冷ましてから詰めます。

保存と温め直し

完成したパリブレストは4℃以下で冷蔵し、48時間以内に食べます。なめらかなムースリーヌの食感を優先する場合、完成品の冷凍は勧めません。

代用について

ヘーゼルナッツとアーモンドの割合や砂糖が明確な市販プラリネペーストは使えます。純粋なヘーゼルナッツスプレッドやチョコレートスプレッドは同等の代用品ではありません。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量8切れのうち1切れ
  • エネルギー696kcal
  • 炭水化物44.3g
  • たんぱく質13.0g
  • 脂質53.1g
  • 食物繊維2.2g
  • ナトリウム243mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

カスタードは少なくとも85℃まで加熱し、速やかに冷やす。

カスタードと完成品は4℃以下で保存する。

ムースリーヌ用の乳・卵材料を室温に置く合計時間は2時間以内にする。

アレルゲン: 卵、乳、小麦由来のグルテン、木の実。

よくある質問

よくある質問

卵を重量で量るのはなぜですか。

シュー生地は、乾かしたパンナードが吸収できる液量によって濃度が変わります。殻の大きさではなく溶き卵を重量で管理すると再現しやすくなります。

ムースリーヌがざらつく原因は何ですか。

多くは温度差です。カスタードとバターをどちらも18〜20℃に揃えてから合わせます。

仕上がり

仕上がり

  • 出来上がり: 直径22cmの乾いた車輪形シューに、ヘーゼルナッツとアーモンドのプラリネ・ムースリーヌをたっぷり詰め、アーモンドと粉糖で仕上げます。
  • 決め手: シューを十分に乾かし、カスタードとバターを18〜20℃に揃えてからムースリーヌを作ることです。