フランス料理のレシピ

Pain d’épices alsacien(アルザス風パン・デピス)

ライ麦を主役に小麦粉を合わせ、はちみつ、スパイス、オレンジピールを使い、生地を休ませてから低めの温度でじっくり焼くアルザス風のパン・デピスです。

フランス料理のレシピ
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Pain d’épices alsacien(アルザス風パン・デピス):切り口が見える一品
準備時間 15分
加熱時間 60分
合計時間 255分
出来上がり量 1本、12切れ
紹介と概要

アルザス風パン・デピス―ライ麦、はちみつ、オレンジピールのスパイスローフ

アルザスの pain d’épices は、型抜き菓子からローフまで幅のある地域のスパイス菓子文化に属します。このレシピでは形を一つのローフに絞り、粉の構成をライ麦主体にしています。小麦粉は構造を補助しますが、ライ麦の比重を明確に保つことで、別に紹介するディジョン風 pain d’épices と区別します。

主な甘味ははちみつです。170 mlの水と弱火で、混ぜやすくなるまでやさしく温めます。沸騰させたり、カラメル化を狙ったりする必要はありません。乾燥材料はライ麦粉、小麦粉、重曹、塩、温かい香りのスパイスブレンドで、細かく刻んだオレンジピールが控えめな柑橘の香りを加えます。混ぜた後、厚い生地を2時間休ませ、粉へ水分をなじませてスパイスを均一に行き渡らせます。

はちみつの多い生地は中心が焼ける前に色づきやすいため、150 °Cで穏やかに焼きます。中心まで完全に固まってから取り出し、切る前に完全に冷まします。温かいライ麦とはちみつの生地は、十分に焼けていても粘ついて見えることがあります。この配合は卵と乳を使いませんが、ライ麦と小麦由来のグルテンを含みます。また、はちみつは1歳未満の乳児には与えません。

成功のポイント

成功のポイント

  • はちみつと水は弱火で温め、沸騰させない。
  • 粉が見えなくなるまで混ぜたら止め、余分に練らない。
  • 厚い生地を焼く前に120分休ませる。
  • 仕上がりのクラムは完全に冷めてから判断する。
材料

材料

  • 175 g ライ麦粉
  • 90 g 小麦粉
  • 250 g はちみつ
  • 170 ml
  • 5 g 重曹
  • 10 g pain d’épices用スパイスブレンド(シナモン、アニスなどの温かいスパイス)
  • 2 g 細塩
  • 60 g オレンジピール、細かい角切り
作り方

作り方

作り方

  1. はちみつをやさしくゆるめる。小さな鍋にはちみつと170 mlの水を入れ、弱火で約5分温める。焦がしたり沸騰させたりせず、はちみつが完全に水へなじんで流動性が出ればよい。熱いはちみつ液は付着するとやけどしやすいため、慎重に注ぐ。

  2. ライ麦主体の生地を混ぜる。ボウルにライ麦粉、小麦粉、重曹、スパイス、塩を合わせ、温かいはちみつ液とオレンジピールを加える。計量を含め約15分で、乾いた粉がなくなるまで混ぜる。厚く均一で、オレンジピールが全体に散っていればよい。

  3. 生地を休ませる。覆って室温で120分休ませる。2時間休んだ後も、厚く一体化した生地であることを確認する。

  4. 低めの温度で焼く。オーブンシートを敷いた23 × 10 cmの型へ移し、150 °Cで55分焼く。中心まで固まり、軽く押すと戻り、串に濡れた生地が付かなければよい。熱い型はオーブンミトンで扱う。

  5. 完全に冷ます。型の中で短く落ち着かせてから冷却網へ移し、60分冷ます。完全に冷え、切ってもクラムが押しつぶれず、きれいに切れる状態にする。

提供と作り置き

実用情報

提供と作り置き

完全に冷ましたローフを、密なはちみつとライ麦のクラムを味わえる薄め~中程度の厚さに切って提供します。前日に焼くことができ、完全に冷めてから包みます。焼成後に一晩置くと、切り口もより整えやすくなります。

保存と代用

完全に冷ましたローフは、涼しい室温で密閉し数日保存できます。冷蔵すると、はちみつの多いクラムは締まりやすくなります。冷凍する場合は完全に冷ましてからしっかり包みます。アルザス風としての粉の性格を保つなら、ライ麦粉をすべて小麦粉に置き換えません。オレンジピールを省けばより素朴な形になりますが、風味と栄養値は変わります。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 中心が固まる前に上面が濃くなるオーブン温度が高いか、上火が強すぎる。終盤に上面を軽く覆い、中心の焼成は続ける。
  • クラムが粘る焼き不足か、温かいうちに切っている。中心まで固まるまで焼き、完全に冷ましてから切る。
1食分の栄養目安

1食分の栄養目安

  • 1食分12切れのうち1切れ
  • エネルギー157 kcal
  • 炭水化物37.2 g
  • たんぱく質2.4 g
  • 脂質0.4 g
  • 食物繊維2.8 g
  • ナトリウム182 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンは小麦/グルテン、ライ麦/グルテンです。未加熱の粉を含む生地は味見せず、150 °Cで中心まで完全に焼きます。温めたはちみつ液は粘着性があり、皮膚につくとやけどにつながるため注意してください。はちみつは1歳未満の乳児には与えません。

よくある質問

よくある質問

なぜライ麦粉を使うのですか

ライ麦を主体にすると、アルザス風のローフにより濃い穀物の風味と密度が生まれ、全量小麦粉で作るディジョン風との違いが明確になります。

バターや卵は必要ですか

必ずしも必要ではありません。この配合では、はちみつと水で甘みと水分を与え、卵も乳製品も使いません。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 軽いバターケーキではなく、密で香り高く、はちみつの甘みとライ麦の深さ、細かなオレンジピールを感じるローフになります。
  • 決め手: はちみつをやさしく温め、120分休ませ、中心が固まるまで低めの温度で焼くことです。