Tourin toulousain — トゥールーズ風にんにくと卵のスープ
Tourin toulousain はフランス南西部のにんにくスープの一つですが、この作り方では濃厚さよりも卵の使い分けが特徴です。にんにくは鴨脂で色づけずにゆっくり柔らかくし、少量の小麦粉でスープに軽い厚みをつけます。卵は卵白と卵黄に分け、卵白はスープの中で細い帯状に火を通し、卵黄は最後のリエゾンとして使います。
火加減は終始穏やかに保ちます。にんにくを焦がすと苦味が出やすく、卵黄を戻した後に沸騰させると、なめらかな仕上がりが細かな凝固物に変わります。赤ワインビネガーは強い酸味をつけるためではなく、鴨脂、チーズ、パンに対して卵黄の風味を引き締める役目です。
卵黄のリエゾンが71 °Cに達したら、長く加熱せずすぐに盛り付けます。田舎パンのトーストとすりおろしたセミハードの牛乳チーズを1杯ずつに加えることで、軽食として満足感が出ますが、にんにくのブロスと卵白の筋ははっきり残ります。


