Canard au cidre|鴨もも肉のシードル煮、りんごとクリーム
Canard au cidreは、鴨、辛口シードル、りんご、クリームを組み合わせるノルマンディー風の構成です。この配合では皮付きの鴨もも肉を使い、まず皮から脂を十分に出します。ベーコンやカルヴァドスを足さず、鴨とシードル、りんごの関係がはっきりする組み立てにしています。
脂の扱いがソースの軽さを決めます。冷たい厚手鍋に鴨を皮側から入れ、徐々に中火へ上げ、18分ほどかけて濃いきつね色にします。鍋に出た脂は薄い膜を残して取り除き、エシャロット、にんにく、タイムを炒めます。その後、750mlの辛口シードルと250mlのストックを加え、約95℃の穏やかな煮立ちで80分煮込みます。
りんごは煮込みに最初から入れず、バターで別に焼いて形を保ちます。鴨が74℃以上に達し、十分やわらかくなったら取り出し、煮汁から余分な脂を除いて短く煮詰めます。最後にクリームを加え、スプーンに薄く絡む濃度にしてから鴨とりんごを戻します。シードル由来のアルコールは加熱で減りますが、完全にゼロになるとは扱いません。


