フランスの代表料理

Bottereaux

卵とバターを加えた発酵生地にオレンジフラワーウォーターで香りを付け、1時間休ませてから5〜10mm厚さにのばし、4〜5cmの菱形または長方形に切って175℃で揚げるアンジュー風のbottereauxです。

フランスの代表料理
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Bottereaux:器に盛り付けた一品
準備時間 30分
加熱時間 15分
合計時間 120分
出来上がり量 小さめ約30個
この料理について

Bottereaux — アンジュー風オレンジフラワーの発酵揚げ菓子

Bottereauxはフランス西部で見られる謝肉祭時期の揚げ菓子群に含まれますが、地方ごとのbeignetやmerveilleをすべて同じ菓子として扱うことはできません。ここではアンジューに見られる発酵タイプを採用し、卵、バター、砂糖、パン用イースト、オレンジフラワーウォーターを使うやわらかな生地にします。1時間の休ませ時間で生地が少し膨らみ、同時にのばしやすくなります。

厚さは仕上がりに直結します。5〜10mmにそろえ、4〜5cm程度に切ることで、表面が色づく前に中心まで火が入りやすくなります。厚すぎると外側だけが先に濃くなり、薄すぎると中のやわらかさが失われて硬くなります。形は菱形でも長方形でもよいですが、同じバッチの大きさをそろえることが揚げ時間を安定させます。

揚げ鍋には1000mlのひまわり油を使いますが、栄養計算ではその全量を食べるものとは扱いません。全バッチで正確に80gの油が保持された前提で計算しています。175℃で3回に分けて揚げ、網で油を切り、15分冷ます時間も合計時間へ含めます。粉糖は表面の蒸気が落ち着いてから振ることで、溶けてべたつかず白く乾いた仕上がりになります。

成功のポイント

成功のポイント

  • 生地を1時間しっかり休ませる。
  • のばす厚さは5〜10mmにそろえる。
  • 4〜5cm程度の似た大きさに切る。
  • 各バッチの前に油を175℃へ戻す。
材料

材料

  • 500g 小麦粉
  • 7g インスタントドライイースト
  • 125g 微粒子グラニュー糖
  • 150g 全卵、大きめ約3個、溶きほぐす
  • 150g 無塩バター、溶かして冷ます
  • 75ml 水、温かい状態
  • 40ml オレンジフラワーウォーター
  • 2g 細塩
  • 1000ml ひまわり油、揚げ用。全バッチで保持する油は正確に80gとして栄養計算
  • 30g 粉糖、仕上げ用
作り方

作り方

生地を作って休ませる

  1. リッチな生地を作る。イーストを温かい水75mlに溶かし、小麦粉、砂糖、溶き卵、溶かして冷ましたバター、オレンジフラワーウォーター、塩を加える。12分混ぜて、粉気がなく、やわらかくまとまった均一な生地にする。

  2. 1時間休ませる。覆いをして暖かい室温で1時間休ませる。少しふくらみ、のばしたときに強く縮み戻らない程度まで生地を落ち着かせる。

  3. のばして切る。生地を5〜10mm厚さにのばし、4〜5cm程度の菱形または長方形に切る。15分を目安に、すべてを近い厚さと大きさにそろえる。

揚げて冷ます

  1. 1回目を揚げる。生地の1/3量を175℃の油で5分揚げ、必要に応じて返す。ふくらみ、縁が軽くぱりっとして両面がきつね色になったら取り出す。

  2. 2回目を揚げる。油を175℃へ戻し、次の1/3量を5分揚げる。1回目と同じようにふくらみ、縁が軽くぱりっとして両面がきつね色になるまで揚げる。

  3. 最後のバッチを揚げる。残り1/3量を175℃で5分揚げ、すべてを網に上げる。表面に目に見える油が残らず、最後のバッチもふくらんで均一なきつね色になった状態にする。

  4. 粉糖の前に冷ます。15分冷まし、表面の蒸気が落ち着いて粉糖が溶けず粉状に残る温度になってから30gの粉糖を振る。

実用メモ

実用情報

提供

表面の蒸気が抜けてから粉糖を振り、縁の軽い歯ざわりを楽しめる当日中に提供する。

作り置き

生地は1時間の休ませ工程に入る直前に作るのがよい。揚げる作業と冷却は食べる当日に行うと食感を保ちやすい。

保存と温め直し

完全に冷めたら密閉し、涼しい室温で1日まで保存する。冷蔵すると揚げ生地がやわらかくなりやすいため推奨しない。

代用品

- オレンジフラワーウォーター: 地方によっては少量のラムやオー・ド・ヴィを使う配合もあるが、香りとアルコール表示が変わる。この配合ではオレンジフラワーのみを使う。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 重い仕上がりになる油温が低い。次のバッチ前に175℃へ戻す。
  • 中心が生っぽい生地が厚すぎるか1個が大きすぎる。5〜10mm厚さ、4〜5cm程度を守る。
  • 粉糖が濡れる熱いうちに振っている。表面の蒸気が抜けるまで十分に冷ます。
約3個分の栄養目安

約3個分の栄養目安

  • 1人分の量約3個
  • エネルギー445kcal
  • 炭水化物54g
  • たんぱく質7g
  • 脂質22g
  • 食物繊維2g
  • ナトリウム105mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 小麦、卵、乳。

高温の揚げ油に水を近づけず、安定した深い鍋を使う。

油温を175℃付近に保ち、加熱中の鍋から離れない。

密閉保存の前に完全に冷まし、内部に結露を閉じ込めない。

よくある質問

よくある質問

Bottereauxはフランスの謝肉祭の揚げ菓子なら全部同じもの?

同じではない。近縁の名称や菓子は重なるが、ここではアンジュー風の発酵生地タイプを扱う。

なぜ粉糖を振る前に冷ます?

熱い表面から出る蒸気で粉糖が溶けるため。冷ましてから振ると乾いた白い仕上がりを保てる。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 縁は軽くぱりっとし、中心はやわらかく、オレンジフラワーがほのかに香るふくらんだ揚げ菓子になる。
  • 決め手: 1時間の休ませ、5〜10mmの厚さ、175℃の安定した油温をそろえることが最重要。