フランスの代表料理

スフレ・オ・ショコラ(Soufflé au chocolat)

70%ダークチョコレートを使った加熱ベースにメレンゲをさっくり合わせ、しっかり膨らませながら中心を71℃まで加熱する、温かいフランス菓子です。

フランスの代表料理
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スフレ・オ・ショコラ(Soufflé au chocolat):小さな陶器の耐熱容器に入った一品
準備時間 30分
加熱時間 19分
合計時間 64分
出来上がり量 240mlの直壁ラメキン6個
はじめに

スフレ・オ・ショコラ — フランスの温かいチョコレートスフレ

スフレ・オ・ショコラは、中心を意図的に流動状に残すフォンダン系のチョコレート菓子ではなく、泡立てた卵白の空気を利用して膨らませる温かいフランスのスフレです。ここでは全乳とコーンスターチを加熱して支えのあるベースを作り、70%ダークチョコレートを溶かし込みます。そこへ卵黄を加え、最後に艶のあるメレンゲを合わせます。

ラメキンの準備も膨らみに直結します。やわらかくしたバターとグラニュー糖を底から縁まで連続して付け、縁はきれいに拭き取ります。加熱したチョコレートベースは約15分冷まし、メレンゲの泡を壊しにくい約30℃まで下げてから合わせます。

メレンゲを加えた後は待たせません。6個の240mlラメキンに約75%まで均等に入れ、十分に予熱した200℃のオーブンへすぐ移します。焼成中は扉を開けず、焼き上がりは見た目だけでなく中心温度71℃を温度計で確認します。

成功のポイント

成功のポイント

  • ラメキンは底から縁まで均一にコーティングし、縁に生地を付けない。
  • メレンゲは白い筋が大きく残らなくなったところで混ぜ止める。
  • 中心が71℃に達したら、膨らみが落ち着く前にすぐ供する。
材料

材料

ラメキン用

  • 無塩バター15g — やわらかくする。全量を塗布に使用
  • グラニュー糖20g — 全量をコーティングに使用

スフレ生地

  • 全乳250ml
  • コーンスターチ20g
  • 70%ダークチョコレート200g — 細かく刻む
  • 卵黄60g — 正味重量。大きめ約3個分
  • 卵白180g — 正味重量。大きめ約6個分
  • グラニュー糖80g
作り方

作り方

作り方

  1. ラメキンを準備する。6個のラメキンの底と直壁に無塩バター15gを塗り、グラニュー糖20gを入れて回しながら底から縁まで均一に付ける。冷蔵しておく。所要8分。コーティングは薄く連続し、地肌が見えない状態にする。

  2. 牛乳とコーンスターチのベースを煮る。冷たい全乳250mlにコーンスターチ20gを泡立て器で混ぜ、中火で約95℃まで上げてしっかり煮立たせる。混ぜ続けながら1分加熱し、昇温を含めて計5分とする。泡立て器の跡がはっきり残る程度に艶よく濃くする。

  3. チョコレートと卵黄を加える。火から下ろし、刻んだ70%ダークチョコレート200gを加えて滑らかになるまで混ぜる。4分かけて70℃未満まで下がったところで卵黄60gを混ぜる。チョコレート片や卵黄の筋が残らない状態にする。

  4. チョコレートベースを冷ます。浅いボウルへ移し、15分静置して約30℃まで冷ます。メレンゲを合わせられる流動性は残しつつ、泡をつぶすほど熱くない状態にする。

  5. メレンゲを作る。油分のないボウルで卵白180gを軟らかい角が立つまで泡立て、グラニュー糖80gを少しずつ加えながら計6分ほど泡立てる。中〜ややしっかりした角が立ち、先端だけがわずかに曲がる艶のある状態にする。

  6. 泡を残して合わせる。メレンゲの約1/4をチョコレートベースに加えてなじませ、残りを2回に分けてシリコンべらで底から返すように合わせる。所要5分。大きな白い筋を残さず、全体の空気感を保つ。

  7. 均一に分け入れる。冷やしておいたラメキンへ生地を分け、各容器を約3/4、すなわち約75%まで満たす。表面を整え、縁をきれいに拭く。所要2分。

  8. 焼いて中心温度を確認する。200℃に予熱したオーブンで14分焼き、途中で扉を開けない。ラメキンの縁より明確に高く膨らみ、表面がぬれていない状態になったら、1個の中心を清潔な温度計で測って71℃に達していることを確認する。

盛り付け

実用情報

盛り付け

焼き上がったらラメキンのまますぐに供します。オーブンから出すと蒸気が抜け始めるため、高さが少しずつ下がるのは自然です。

前日までの準備

ラメキンのコーティングは数時間前に済ませて冷蔵できます。加熱したチョコレートベースは最長24時間冷蔵できますが、使用前に約30℃まで戻してからメレンゲを合わせます。メレンゲを混ぜた完成生地は保存しません。

保存と温め直し

焼いた残りは2時間以内に冷蔵し、2日以内に食べます。温め直す場合は中心74℃まで加熱しますが、最初の焼き上がりと同じ高さには戻りません。

代用について

チョコレートのカカオ分を変えると甘さ、脂肪分、固まり方が変わるため、ここで示す仕上がりには70%を使用します。コーンスターチを任意量の小麦粉へ置き換えると、とろみの強さが変わるため同じ結果にはなりません。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 膨らみが弱く密になる卵白の泡立て不足、混ぜすぎ、または生地を待たせた可能性がある。中〜ややしっかりしたメレンゲを作り、やさしく合わせてすぐ焼く。
  • 縁の一方だけに引っ掛かるコーティングのむらや縁に付いた生地が膨らみを妨げる。底から縁まで均一に塗り、焼く直前に縁を拭く。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量個別スフレ1個(6個のうち1個)
  • エネルギー370kcal
  • 炭水化物37.6g
  • たんぱく質8.8g
  • 脂質20.3g
  • 食物繊維3.7g
  • ナトリウム80mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 卵、乳。

卵と乳製品は使用直前まで冷蔵します。スフレ中心は71℃まで加熱します。残りは2時間以内に冷蔵し、温め直す場合は74℃まで加熱します。焼きたてのラメキンは非常に熱いため、やけどに注意します。

よくある質問

よくある質問

なぜ焼いている途中でオーブンを開けないのですか?

卵の構造が固まる前に熱と蒸気が急に逃げると、膨らみが落ちやすくなるためです。

混ぜ終えた生地を少し置いてから焼けますか?

できません。メレンゲを合わせた後は、閉じ込めた空気を失わないよう速やかに焼きます。

仕上がり

仕上がり

  • 結果: ラメキンの縁より高く膨らみ、表面が定まり、中心まで安全に加熱された柔らかなチョコレートスフレ。
  • 決め手: チョコレートベースを冷ましてからメレンゲを合わせ、すぐに焼き始めて途中で扉を開けないこと。