フランスの代表料理

クレープ・シュゼット

薄いクレープ12枚を、煮詰めたオレンジ果汁、砂糖、バター、計量したオレンジリキュールのソースで艶よく温めます。家庭では火を付けず、リキュールを15分煮て仕上げます。

フランスの代表料理
共有
クレープ・シュゼット:皿に盛り付けた一品
準備時間 20分
加熱時間 59分
合計時間 139分
出来上がり量 約20cmのクレープ12枚
料理について

クレープ・シュゼット — オレンジバターとリキュールのソース、フランベなし

クレープ・シュゼットは、薄く柔らかなクレープと、濃縮したオレンジバターソースという2つの工程から成ります。生地にはオレンジとレモンの皮を加え、ソースにはこしたオレンジ果汁、砂糖、バター、オレンジリキュールを使います。このオレンジの艶のあるソースがブール・シュクルのブルターニュクレープと区別し、柔らかな食感がクレープ・ダンテルと区別します。

家庭向けの方法ではフランベしません。まずオレンジ果汁と砂糖を10分煮詰めます。リキュール50mlは必ず火から外した状態で別に量って加え、その後、中弱火へ戻して点火せず15分煮ます。最後に火を止め、冷たいバターを少しずつ混ぜて艶のあるソースにします。

アルコールは自動的にすべて消えるとは扱いません。15分の煮込みでも一部が残るため、完成品はアルコールを含む料理です。四つ折りのクレープは最後に合計5分だけソースで温めます。長く浸すと重く柔らかくなりすぎるため、短時間で均一に艶を付けてすぐ提供します。

成功のポイント

成功のポイント

  • 生地を4°C以下で60分休ませる。
  • クレープは薄くしなやかに焼き、パリパリにしない。
  • リキュールを加える前にオレンジ果汁を10分煮詰める。
  • リキュールは火から外して量り、点火せず15分煮て、バターは火を止めてから加える。
  • 最後のソース絡めは短時間にし、すぐ提供する。
材料

材料

クレープ

  • 100g プレーンな小麦粉
  • 250ml 全乳、冷たいもの
  • 50g 全卵、殻なしで大型卵約1個分
  • 10g 微粒子グラニュー糖
  • 25g 無塩バター、溶かして冷ます
  • 7g くせのない植物油、生地とフライパン用
  • 1g 細塩
  • 3g オレンジの皮、白いワタを入れず細かくすりおろす
  • 2g レモンの皮、白いワタを入れず細かくすりおろす

シュゼットソース

  • 400ml 生オレンジ果汁、こしたもの
  • 85g 微粒子グラニュー糖
  • 120g 無塩バター、冷たい状態で角切り
  • 50ml オレンジリキュール、アルコール度数40%、火から離れた場所で量る
作り方

作り方

生地と休ませ時間

  1. 柑橘入りクレープ生地を作る。小麦粉、砂糖10g、塩1gを混ぜ、卵と牛乳約80mlを加えて3分混ぜる。滑らかになったら残りの牛乳、溶かしバター25g、植物油7g、オレンジとレモンの皮を加え、さらに3分混ぜる。さらりとして滑らかで、細かな柑橘の皮が均一に散っていればよい。生の小麦粉と卵を含む生地は味見しない。

  2. 生地を冷蔵で休ませる。覆って4°C以下で60分冷蔵する。休ませた後も流動性があり、均一な状態を保つ。

クレープを焼く

  1. クレープパンを熱する。20cmのノンスティック・クレープパンを5分熱し、表面を約185°Cにする。少量の試し生地が焦げずにすぐ固まり始めればよい。

  2. 柔らかなクレープを12枚焼く。1枚につき生地約30mlを使い、最初の面を約70秒、濡れた生地がなくなるまで焼く。返して裏面を約30秒焼く。できたものは重ね、12枚すべてを約24分で焼く。表面温度は約180〜190°C。薄く柔軟で薄い焼き色があり、乾燥してパリパリではない状態にする。

オレンジソース

  1. オレンジ果汁を煮詰める。広いソテーパンにオレンジ果汁400mlと砂糖85gを入れ、中火で穏やかに10分煮る。温度は約95〜100°C。量が明らかに減り、スプーンへ薄く絡みながらまだ流れる程度にする。

  2. リキュールを点火せず煮る。パンを火から外し、オレンジリキュール50mlを別に量ってから加える。中弱火へ戻し、火を付けず15分煮る。温度は約90〜95°C。アルコールの鋭い香りがなじみ、軽いシロップ状になればよい。リキュールへ点火せず、熱いパンの上で瓶から直接注がない。アルコールがすべて蒸発するとは記載しない。

  3. 火を止めてバターを乳化させる。火から外し、冷たい無塩バター120gを数回に分けて5分かけて混ぜる。オレンジの香りがあり、艶が出て、分離したバターの油膜がない状態にする。

ソースを絡めて提供する

  1. 短時間でソースを絡め、すぐ提供する。クレープを四つ折りにし、必要なら2回に分けて温かいソースへ並べる。弱火で合計5分、やさしく返しながら均一に艶が付き熱くなるまで温める。強く沸騰させず、クレープは柔らかく保ち、べたついて破れるほど長く浸さない。ソースには加熱後もアルコールが一部残る。

提供・保存・作り置き

実用情報

代替

- オレンジリキュール: 同程度のアルコール度数で明示的に承認されたオレンジリキュールだけを、同じ50mlで置き換えられる。アルコール度数が変わると風味と残存アルコールが変わり、ノンアルコール版は別レシピとなる。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • ソースが油っぽく分離するバターを沸騰させたか、一度に多く加えている。火から外し、冷たいバターを少しずつ混ぜる。
  • クレープがべたつくソースへ長く浸しすぎている。短時間で艶を付け、すぐ提供する。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分ソースを絡めたクレープ2枚+ソース全量の1/6
  • エネルギー391kcal
  • 炭水化物39.7g
  • たんぱく質4.8g
  • 脂質23.2g
  • 食物繊維0.6g
  • ナトリウム99mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 小麦由来のグルテン。

アレルゲン: 卵。

アレルゲン: 乳。

アレルゲン: オレンジリキュール由来のアルコール。

アレルゲン: 製品によってはリキュールに亜硫酸塩を含む場合がある。

食品衛生: 生の小麦粉と卵を含む生地を味見せず、休ませる間は4°C以下に保つ。

食品衛生: リキュールは火から離れて量り、フランベや点火をしない。熱いパンの上へ瓶から直接注がない。

食品衛生: 加熱後もアルコールは残る。この15分の煮込みでは、栄養計算と表示に40%残存の前提を用いる。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 薄いクレープ12枚へ、煮詰めたオレンジ果汁、砂糖、バター、計量したオレンジリキュールのソースを点火せず絡め、熱いうちにすぐ提供する。
  • 決め手: 生地を4°C以下で60分休ませること。