フランス料理のレシピ

コトリアード・ブルトンヌ

じゃがいもと玉ねぎを先に煮てから、身の締まり具合に合わせて4種の魚を順に加え、エシャロットとチャイブの酸味のあるヴィネグレットを添える、南ブルターニュの漁師料理です。

フランス料理のレシピ
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コトリアード・ブルトンヌ:皿に盛り付けた一品
準備時間 20分
加熱時間 38分
合計時間 58分
出来上がり量 主菜6人分
料理について

コトリアード・ブルトンヌ — ロリアン風の魚4種、じゃがいも、ヴィネグレット

コトリアードは南ブルターニュの漁業文化と結びついた魚料理で、ロリアンはこの料理を理解するうえで分かりやすい地域的な枠組みです。生クリームで濃く仕上げる魚のスープではなく、漁獲した魚、じゃがいも、玉ねぎを一つの鍋で煮る実用的な料理です。煮汁は魚の風味が分かる程度に軽く保ち、ドゥミセル(半塩)バターでブルターニュらしい丸みを加えます。

魚は一度に入れません。身の締まったアンコウを最初に入れ、次にポロックとヘイク、最後に火の通りが早く脂のあるサバを加えます。じゃがいもが先に柔らかくなり、5cm角の魚が崩れる前に中心温度63°Cへ達しやすくするための順序です。

オリーブオイル、白ワインビネガー、エシャロット、チャイブのヴィネグレットは鍋に混ぜ込まず、別添えにします。食卓で魚とじゃがいもに少量かけると、バターとサバの脂に酸味が合います。白ワインは煮汁で加熱しますが、アルコールが完全に消えるとは扱いません。

成功のポイント

成功のポイント

  • 魚を加えた後は、煮汁を激しく沸騰させない。
  • 魚は身の締まり具合の順に加え、色だけでなく中心温度63°Cを確認する。
  • 魚を崩さず、スープと具を丁寧に盛り分ける。
材料

材料

鍋と魚

  • 250g ヘイクのフィレ、皮なし、骨を除き、5cm大に切る
  • 250g ポロックのフィレ、皮なし、骨を除き、5cm大に切る
  • 250g サバのフィレ、皮なし、骨を除き、5cm大に切る
  • 250g アンコウの尾の身、薄皮を除き、骨なし、5cm大に切る
  • 1000g 煮崩れしにくいじゃがいも、皮をむき3cm大に切る
  • 450g 黄玉ねぎ、皮をむき薄切り
  • 15g にんにく、皮をむき細かく刻む
  • 120g ドゥミセル(半塩)バター、100gを鍋用、20gを仕上げ用に分ける
  • 200ml 辛口白ワイン
  • 700ml
  • 3g 生タイム
  • ローリエ2枚
  • 2g 細塩
  • 1g 黒こしょう、挽きたて

ヴィネグレット

  • 60ml エクストラバージンオリーブオイル
  • 30ml 白ワインビネガー
  • 40g エシャロット、皮をむき細かいみじん切り
  • 10g チャイブ、細かく切る
作り方

作り方

煮汁の土台

  1. 玉ねぎをしんなりさせる。厚手鍋でドゥミセル(半塩)バター100gを溶かし、玉ねぎ450gとにんにく15gを加え、中弱火で8分加熱する。鍋内は約95°Cを目安にし、濃く色づけない。玉ねぎが透き通って柔らかくなり、焦げ色が付いていなければよい。香ばしく焼き付けずに煮汁の甘みを作る工程である。

  2. じゃがいもを煮汁で先に煮る。白ワイン200ml、水700ml、タイム、ローリエ、じゃがいも、塩2g、黒こしょうを加える。中火で温め、沸いたら弱い煮立ちにして20分煮る。液温は約95〜98°C。包丁がじゃがいもに少し抵抗を残して入る状態で、ワインの生っぽい角が取れていればよい。白ワインは約20分加熱するが、アルコールが完全に消えるとはみなさない。

魚と仕上げ

  1. アンコウから煮始める。アンコウを入れ、弱い煮立ちで4分煮る。液温は約90〜95°C。表面が白くなり始めるが、まだ最終の63°Cに達していない段階でよい。魚は投入直前まで冷蔵する。

  2. 白身魚を加える。ポロックとヘイクをできるだけ重ならないように加え、弱い煮立ちで3分煮る。表面の大半が白くなり、形が保たれている状態が目安。強く混ぜない。

  3. サバを最後に加える。サバを入れてさらに3分加熱する。清潔な食品用温度計で各魚種の最も厚い部分を測り、すべて63°Cに達したことを確認する。魚は縁からほぐれ始めても形を保つ程度にする。提供前に骨が残っていないか丁寧に確認する。

  4. バターで煮汁を整える。火を止め、タイムの茎とローリエを除き、残りのドゥミセル(半塩)バター20gを鍋を揺らしながら溶かす。煮汁に艶が出て魚が崩れていなければよい。追加で沸騰させず、すぐに盛り付ける。

ヴィネグレット

  1. ヴィネグレットを混ぜる。小さなボウルでオリーブオイル、白ワインビネガー、エシャロット、チャイブを均一になるまで混ぜる。エシャロットとチャイブが全体に散っていればよい。鍋には加えず別添えにする。

提供・保存・作り置き

実用情報

代替

- 魚種: 合計1000gの下処理済み可食部を保つなら、流通経路が確認できる地元の身の締まった海水魚へ置き換えられる。投入順は身の締まり具合に合わせ、すべて63°Cまで加熱する。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 魚が崩れる煮立ちが強すぎるか、鍋を混ぜすぎている。表面がわずかに動く程度にし、穴あきお玉で持ち上げる。
  • 魚ができた時点でじゃがいもが硬い魚を加える前のじゃがいもの加熱不足。包丁が少し抵抗を残して入るまで先に煮る。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分鍋全量の1/6+ヴィネグレットの1/6
  • エネルギー592kcal
  • 炭水化物37.9g
  • たんぱく質34.0g
  • 脂質33.0g
  • 食物繊維5.0g
  • ナトリウム377mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 魚。

アレルゲン: バター由来の乳。

アレルゲン: 白ワイン、および製品によっては白ワインビネガー由来の亜硫酸塩。

アレルゲン: 白ワイン由来のアルコール。

食品衛生: 生魚は4°C以下に保ち、交差汚染を防ぐため清潔なまな板と包丁を使う。

食品衛生: 最も厚い魚を63°Cまで加熱し、提供前に骨を確認する。

食品衛生: 白ワインにはアルコールが含まれ、通常は亜硫酸塩も含む。煮てもアルコールが残る可能性がある。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: じゃがいもと玉ねぎを先に煮、4種の魚を身の締まり具合に合わせて順に加え、酸味のあるエシャロットとチャイブのヴィネグレットを添えた南ブルターニュの魚鍋。
  • 決め手: 魚を加えた後の煮立ちを穏やかに保つこと。