ブフ・ブルギニョン — ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮込み
ブフ・ブルギニョンは、ブルゴーニュと強く結び付いた牛肉の赤ワイン煮込みです。速く火を通すステーキ用ではなく、コラーゲンを多く含む肩やブレードなどの煮込み向き部位を使い、赤ワイン、玉ねぎ、にんじん、にんにく、タイム、ローリエとともに一晩冷蔵します。マリネ後の肉は必ず十分に水気を拭き取ります。表面が濡れたままだと焼き色が付く前に蒸され、煮汁の土台になる香ばしさが弱くなるためです。
ふたをして160℃で165分煮込む段階では、時間だけでなく肉の状態を見ることが重要です。フォークを刺したときに弾き返さず、力を入れなくてもほぐれる程度まで結合組織をやわらげます。小麦粉は煮汁に控えめな濃度を与え、最終的な煮詰めは牛肉がやわらかくなってから行うため、ソースを濃くしながら肉を乾かしにくくできます。
赤ワインは料理の骨格となる材料なので、アルコールを使わない料理として扱うことはできません。加熱でアルコール量は減りますが、完全に残らないと断定はしません。作業時間とは別に、24時間の冷蔵マリネを合計時間へ含めます。完成した煮込みは安全に冷まして冷蔵すれば前日に作ることができ、翌日は表面の余分な脂も取り除きやすくなります。


