フランス料理のレシピ

ファー・ブルトン・オ・プリュノー(Far breton aux pruneaux)

牛乳、卵、小麦粉の厚い生地に種抜きプルーンを加えて焼く、パイ生地もカスタードクリーム層も使わないブルターニュの焼き菓子です。

フランス料理のレシピ
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ファー・ブルトン・オ・プリュノー(Far breton aux pruneaux):耐熱皿に入った一品
準備時間 15分
加熱時間 55分
合計時間 160分
出来上がり量 直径24cm 1台、8切れ
この料理について

ファー・ブルトン・オ・プリュノー — プルーン入りブルターニュ風ファー

ファー・ブルトン・オ・プリュノーは、しっかりしたカスタードと非常に厚いクレープ生地の中間のような食感をもつブルターニュの焼き菓子です。小麦粉は飾りではなく構造を作る重要な材料で、卵とともに冷めた生地をきれいに切れる状態へ固めます。プルーンはその中に散らばり、果物の濃い甘味を加えます。

生地は小麦粉、砂糖、塩、卵、温めたバニラ風味の全乳という簡潔な構成です。パイ生地は使わず、別にカスタードクリームを作ることもありません。直径24cm、深さ約4cmの耐熱皿にすることで、中央に適度な厚みを残しながら表面を濃く色づけます。

焼き上がりは色だけで判断しません。縁はしっかり固まり、中央は液体のように波打たず、わずかに揺れる程度にします。同時に、中央の最も温度が低い部分が71℃以上に達していることを確認します。この2つを合わせることで、生の卵液が残る状態と、焼きすぎてゴム状になる状態の両方を避けられます。

焼成後の90分冷却も食感を作る工程です。でんぷんと卵の構造が落ち着き、8等分したときに形を保つようになります。すぐ食べない場合は、その冷却後に速やかに4℃以下で冷蔵し、冷たいまま、または少し室温になじませて供します。

成功のポイント

成功のポイント

  • 温かい牛乳は少しずつ加え、小麦粉のだまを残さない。
  • プルーンを先に均等に配置してから生地を注ぎ、各切れに果実が入るようにする。
  • 71℃以上の中心温度と、縁が固まり中央がわずかに揺れる状態の両方で焼き上がりを判断する。
材料

材料

  • 200g 小麦粉(プレーンタイプ)、ふるう — 全量を使用する。
  • 150g 微粒子グラニュー糖 — 全量を使用する。
  • 2g 細塩 — 全量を使用する。
  • 200g 全卵(殻を除いた重量、Lサイズ約4個) — 全量を使用する。
  • 750ml 全乳 — 全量を使用する。
  • 5g バニラビーンズとさや(小1本、縦に割って種をしごく) — 種は生地に残し、香りを移したさやは取り除く。
  • 250g 種抜きドライプルーン、そのまま使えるもの、漬け液なし — 全量を使用する。
  • 20g 無塩バター、やわらかくして耐熱皿に塗る — 皿に残るごく薄い膜を除き仕上がりに含まれるものとして扱う。
作り方

作り方

作り方

  1. 牛乳にバニラを香らせる。牛乳にバニラの種とさやを加え、70〜80℃で湯気が立つまで温めるが沸騰させない。火を止めて5分置き、さやを取り除く。牛乳にバニラの香りが移り、吹きこぼれていない状態にする。

  2. 生地を混ぜる。小麦粉、砂糖、塩を泡立て器で混ぜ、卵を加える。温かい牛乳を少しずつ加えながら7分ほどでなめらかにする。通常のクレープ生地より濃く、流動性があり、小麦粉のだまがない状態にする。

  3. 耐熱皿に入れる。オーブンを180℃に予熱する。直径24cmの耐熱皿に20gのバターをすべて塗り、プルーンを均等に並べ、生地を注ぐ。プルーンが片寄らず、生地の表面が水平になるようにする。

  4. ファーを焼く。180℃で45〜50分、表示時間は50分として焼く。中央の最も温度が低い部分が71℃以上に達していることを確認する。表面は濃いきつね色、縁は固まり、中央は液体ではなくわずかに揺れる程度にする。

  5. 切る前に冷ます。耐熱皿を網に置き、90分冷ます。室温になり、8等分したときに形が保たれ、中央はしっとりしているが流れない状態にする。

実用ガイド

実用情報

実用ガイド

90分冷ましてから8等分する。温かいうちは崩れやすく、正しい中心温度まで焼けていても生焼けに見えやすくなります。

実用ガイド

前日に焼く場合は指示どおり冷まし、覆って4℃以下で冷蔵します。

実用ガイド

残りは2時間以内に冷蔵し、3日以内に食べます。強く温め直す必要はなく、冷蔵庫から20〜30分出しておくとやわらかい食感になります。

実用ガイド

バニラは省略できます。この配合にはラム酒を入れません。別の配合でラム酒を加える場合、量を計り、加熱しても完全に消えるとは扱いません。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 中央がゴム状になる焼きすぎが原因になりやすい。中心が71℃に達し、わずかに揺れる段階で焼成を終える。
  • 冷ましても中央が濡れている卵とでんぷんの構造が十分に固まる前に焼成を終えた可能性がある。まだ安全に熱い段階なら、両方の焼き上がり条件を満たすまで追加加熱する。
  • プルーンが一か所に集まる生地を注ぐ前の配置が偏っている可能性がある。先に均等に並べ、生地は静かに注ぐ。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 基準量1切れ、全体の1/8
  • カロリー352kcal
  • 炭水化物62g
  • たんぱく質9g
  • 脂質8g
  • 食物繊維3g
  • ナトリウム176mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 卵、乳、小麦

卵を多く含むため、中央の最も温度が低い部分を71℃以上にする。焼き色だけで安全性を判断しない。

冷ました後すぐ食べない場合は4℃以下で冷蔵し、残りは2時間以内に冷蔵する。

よくある質問

よくある質問

ファー・ブルトンはクラフティと同じですか。

同じではありません。この配合では小麦粉の割合が高く、軽い果物入りクラフティではなく、より密度のあるブルターニュのファーに仕上がります。

なぜプルーンを漬けないのですか。

この配合ではそのまま食べられる種抜きプルーンを直接使い、水分量を固定し、計量していない漬け液を持ち込まないためです。

仕上がり

仕上がり

  • 出来上がり: 表面が濃いきつね色で、卵と牛乳のやわらかな生地にプルーンが均等に入り、8切れにきれいに切れるファー。
  • 決め手: 中心が71℃以上で、縁が固まり中央がわずかに揺れる段階で焼成を止め、切る前に十分冷ますこと。