フランス料理のレシピ

Tarte normande aux pommes(ノルマンディー風リンゴのタルト)

24 cmの甘いタルト生地を空焼きし、硬めのリンゴと、卵・生クリーム・アーモンド・カルヴァドスのフィリングを流して焼くノルマンディー風タルトです。

フランス料理のレシピ
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Tarte normande aux pommes(ノルマンディー風リンゴのタルト):切り口が見える一品
準備時間 40分
加熱時間 55分
合計時間 155分
出来上がり量 直径24 cmの丸いタルト1台
はじめに

Tarte normande aux pommes — リンゴとアーモンド入り卵クリームのノルマンディー風タルト

このタルトは、薄焼きのtarte fineとは別の菓子です。リンゴはタルト生地の中に入り、卵と生クリームのフィリングで包まれます。水分が多いので、先に生地を空焼きして底を乾かし、焼き上がりに湿った層が残らないようにします。

リンゴは約5 mmに切り、焼いても形を保つ硬めの品種を使います。フィリングには加熱殺菌済みの全卵、生クリーム、砂糖、アーモンドパウダー、カルヴァドス25 mlを使います。アーモンドとカルヴァドスは香りの要素ですが、リンゴとクリームの構造が中心です。

卵の安全性と口当たりは、中心温度71 °Cを基準にすると両立しやすくなります。リンゴが柔らかくなり、中心が71 °Cに達し、フィリングがわずかに揺れる程度で取り出します。30分冷ますことでさらに固まり、8切れをきれいに切り分けられます。

成功のポイント

成功のポイント

  • 生地は冷やしてからのばし、空焼きで底が乾いて薄く色づくまで焼く。
  • リンゴは約5 mmにそろえ、果実とフィリングが同時に火が通るようにする。
  • 清潔な温度計で中心71 °Cを確認し、完全に固くなるまで過加熱しない。
材料

材料

タルト生地

  • 200 g 小麦粉
  • 100 g 無塩バター — 冷たい状態で角切り
  • 50 g 粉糖
  • 50 g 加熱殺菌済み全卵 — 溶き卵、正味重量

リンゴと卵クリーム

  • 500 g 硬めで酸味のあるリンゴ — 皮と芯を除き、5 mm厚に切った正味重量。丸ごとでは約650 gを用意する
  • 100 g 加熱殺菌済み全卵 — 溶き卵、正味重量
  • 180 g 生クリーム — 加熱殺菌済み、脂肪分約35%
  • 60 g グラニュー糖
  • 50 g アーモンドパウダー
  • 25 ml カルヴァドス — 焼成後もアルコールが残る可能性がある
  • 25 g スライスアーモンド — 表面用
作り方

作り方

タルト生地

  1. 生地を作る。小麦粉200 gと粉糖50 gに冷たいバター100 gをすり込み、加熱殺菌済み溶き卵50 gを加えて、こねすぎずにひとまとめにする。10分。押すとまとまるが、脂っぽく伸びる状態にはしない。卵とバターは冷たく保つ。

  2. 生地を冷やす。平らにして覆い、4 °C以下で30分冷蔵する。バターが締まり、のばしてもにじまない硬さになればよい。

  3. 型に敷く。生地をのばして24 cmのタルト型に敷き、縁を整え、底にフォークで穴を開ける。オーブンシートと重石をのせる。15分。角に薄い裂け目がなく、底が平らになるようにする。

  4. 空焼きする。180 °Cのオーブンで15分、重石を使って空焼きし、シートと重石を外した後は底が乾いて薄いきつね色になるまで焼く。熱い重石はオーブンミトンで扱う。生っぽい灰色の部分が残らない状態にする。

詰めて焼く

  1. リンゴを並べる。正味500 gのリンゴを約5 mmに切り、空焼きした生地へ均一に並べる。10分。縁より高く盛り上げず、一様な層にする。

  2. 卵クリームを混ぜる。全卵100 g、生クリーム180 g、グラニュー糖60 g、アーモンドパウダー50 g、カルヴァドス25 mlをなめらかになるまで混ぜ、リンゴの隙間へ流す。スライスアーモンド25 gを散らす。5分。フィリングは焼く直前まで冷たく保ち、型からあふれない量にする。

  3. 中心71 °Cまで焼く。180 °Cで40分焼き、リンゴが柔らかく、底まで焼け、卵クリームの中心が71 °Cに達したら取り出す。清潔な温度計で中心を測る。縁はきつね色で、中心は固まりつつわずかに揺れる状態が目安。

  4. 切る前に冷ます。型に入れたまま30分冷ます。フィリングがさらに固まり、きれいな切り口を保てる状態にする。2時間以内に食べない場合は冷蔵する。

盛り付け

実用情報

盛り付け

フィリングが落ち着いたら8切れにし、涼しい室温または軽く冷やして提供します。

保存と温め直し

2時間以内に4 °C以下で冷蔵し、3日以内に食べ切ります。冷たすぎる口当たりを避けるなら、1切れを短く室温に置きます。温める場合は150 °Cで8〜10分ほどにとどめ、フィリングを熱くしすぎません。

カルヴァドスを省く

アルコールと香りは減るが、卵・生クリーム・アーモンドの固まり方は変わらない。

別の硬めの焼き菓子向けリンゴ

形を保つ品種なら使用可能。柔らかい品種はフィリング内で崩れやすい。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 底が湿る原因はフィリングを入れる前の空焼き不足。底が乾いて薄く色づくまで空焼きしてからリンゴと卵クリームを加える。
  • 卵クリームがゴムのように固い原因は中心71 °Cを大きく超えて焼き続けたこと。温度計を使い、中心が71 °Cに達して軽く揺れる段階で取り出す。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 基準量8等分のうち1切れ
  • エネルギー428 kcal
  • 炭水化物43.6 g
  • たんぱく質7.7 g
  • 脂質25.0 g
  • 食物繊維2.7 g
  • ナトリウム38 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 小麦(グルテン)、卵、乳、アーモンド。

加熱殺菌済みの卵と生クリームを使い、卵クリームの中心を71 °Cまで加熱する。

卵と乳製品は使用前まで4 °C以下で保つ。

完成品は2時間以内に4 °C以下で冷蔵する。

カルヴァドスはフィリングと一緒に焼くが、アルコールが完全に飛ぶとはみなさない。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: きつね色のタルト生地に柔らかなリンゴと、やさしく固まったアーモンド入り卵クリームが重なる。
  • 決め手: 生地を空焼きして底を守り、フィリングは中心71 °Cを安全性の基準にして、固くなるまで焼きすぎない。