フランス料理のレシピ

Blanc-manger coco(ココナッツのブランマンジェ)

ココナッツミルク、加糖練乳、無糖練乳、バニラ、ライム、ゼラチンを合わせ、1Lの型で冷やし固めるフランス領アンティルのデザートです。切り分けられる強さを持ちながら、型を揺らすと全体が一体となってやさしく震える柔らかな仕上がりを目指します。

フランス料理のレシピ
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Blanc-manger coco(ココナッツのブランマンジェ):接写した一品
準備時間 20分
加熱時間 10分
合計時間 290分
出来上がり量 1Lの型1台、8切れ
この料理について

型で冷やし固めるフランス領アンティルのBlanc-manger coco

Blanc-manger coco は、ココナッツの風味と滑らかな凝固感を中心にしたフランス領アンティルの冷たいデザートです。家庭ごとに配合は異なりますが、ココナッツ、甘い乳製品、バニラ、柑橘、凝固剤を組み合わせる形がよく見られます。ここでは全脂肪ココナッツミルク、加糖練乳、無糖練乳を使うため、追加の砂糖は加えません。切れる硬さは必要ですが、ゴムのような硬いゼリー状にはしません。

ゼラチンは、冷水で十分にふやかす、ココナッツと乳製品の混合物を沸騰させずに温める、火から下ろしてからふやかしたゼラチンを完全に溶かす、という3段階で扱います。ココナッツを多く含む混合物を強く沸騰させる必要はなく、分離を防ぐためにも85℃程度で止めます。細かいこし器でバニラのさやや大きなライム皮を除き、型へ流す前に10分だけ冷ますことで、冷蔵庫内の過剰な蒸気や結露も減らせます。

240分の冷蔵は単なる待ち時間ではなく、1Lの型の中心まで確実に固めるための工程です。型を軽く揺らしたとき、中心が液体のように波打たず、全体が一つの塊としてやさしく震え、縁に液体がにじまないことを確認します。型外しでは、外側を温かい水へ数秒だけ当てます。長く温めると外層が溶け、形が崩れるため避けます。

成功のポイント

成功のポイント

  • ゼラチンを冷水で完全にふやかす。
  • ココナッツと乳製品の混合物は湯気が立つまで温めるが、沸騰させない。
  • 型外し前に240分の冷蔵時間を完全に取る。
材料

材料

ブランマンジェ

  • 400ml 全脂肪ココナッツミルク(よく振る)
  • 200ml 加糖練乳
  • 200ml 無糖練乳
  • 8g 粉ゼラチン(または、ブルーム強度を確認した同等量の板ゼラチン)
  • 40ml 冷水(ゼラチンをふやかす)
  • バニラビーンズ1本(縦に裂き、種をこそげる)
  • 2g ライムの皮(細かくすりおろす)
  • 1g シナモンパウダー
  • 1g 細塩
作り方

作り方

ふやかし・加熱・冷却凝固

  1. ゼラチンを十分にふやかす。冷水40mlへ粉ゼラチンを振り入れ、10分置く。乾いた粒が残らず、全体が十分に吸水した状態にする。

  2. 沸騰させずに温める。ココナッツミルク、加糖練乳、無糖練乳、バニラ、ライムの皮、シナモン、塩を鍋で合わせる。約85℃まで、約10分かけて穏やかに温める。湯気と香りが立つが、沸騰せず、分離していない状態にする。

  3. ゼラチンを完全に溶かす。鍋を火から下ろし、ふやかしたゼラチンを加えて約3分、泡立て器で混ぜる。ゼラチンの筋や粒が見えず、液体が完全になめらかになるまで溶かす。

  4. 短時間だけ冷ます。細かいこし器を通して耐熱の注ぎ容器へ移し、途中1〜2回混ぜながら10分冷ます。熱々ではなく温かい状態で、流動性と均一さを保つ。

  5. 中心まで完全に固める。1Lの型を軽く水ですすぎ、液を注いで覆う。4℃以下で少なくとも240分冷蔵する。型を軽く揺らすと中心が一つの塊として震え、縁から液体がにじまない状態にする。

  6. 外側を溶かさず型から外す。型の外側を温かい水へ数秒だけ浸し、縁をゆるめて冷たい皿へ返す。側面が滑らかに外れ、崩れず、やさしい揺れを残す状態にする。

実用ガイド

実用情報

実用ガイド

提供直前まで型のまま覆って冷蔵できるため、前日に作るのに向く。冷たい皿へ型から外し、清潔なナイフで8切れにする。パッションフルーツやパイナップルなど酸味のある果物は添えられるが、基本のデザートだけでも成立する。4℃以下で冷蔵し、3日以内に使う。長時間のビュッフェで常温放置しない。見た目を保つ目的の冷凍は避ける。ゼラチンで固めたデザートは解凍時に水が出ることがある。寒天はグラム単位でそのまま置き換えない。活性化に必要な加熱と出来上がる食感が異なり、別の配合が必要になる。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 冷やしてもゆるいゼラチン量が不足、完全に溶けていない、または冷蔵時間が短い。ゼラチンを増やす前に3点を確認する。
  • ゴムのように硬い1Lの液量に対してゼラチンが多すぎる。この配合では8gを守る。
  • 型の中で層に分かれるココナッツ液を沸騰させた、または冷ます間に放置した。穏やかに温め、短時間の冷却中も1〜2回混ぜる。
1食分の栄養目安

1食分の栄養目安

  • 1食分の量型の1/8、1切れ
  • エネルギー210kcal
  • 炭水化物25g
  • たんぱく質5g
  • 脂質11g
  • 食物繊維1g
  • ナトリウム95mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 乳。

殺菌済み乳製品を使用する。

完成後は覆って4℃以下で冷蔵し、3日以内に使う。

型で固めたデザートを長時間室温に置いて提供しない。

よくある質問

よくある質問

寒天をゼラチンと同じグラム数で置き換えられる?

できない。活性化温度も食感も異なるため、別に検証した配合が必要。

型外し用の水はどの程度温かくする?

外側の薄い層が数秒でゆるむ程度。目に見えて溶かすほど熱く、または長く浸さない。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 滑らかな白いココナッツデザートで、きれいに切れるが、全体にやさしい揺れがあり、バニラとライムの香りが残る。
  • 決め手: 十分にふやかしたゼラチンを沸騰していない熱い液体へ完全に溶かし、1Lの型を途中で動かさず240分冷蔵すること。