フランス料理のレシピ

Cagouilles à la charentaise

市販の加熱済み食用エスカルゴを使い、白ワイン、乾燥熟成ハム、トマト、香草、パン粉を合わせたソースで穏やかに煮る、安全に再現できるシャラント風の家庭料理です。

フランス料理のレシピ
共有
Cagouilles à la charentaise:鍋に入った一品
加熱時間 50分(準備時間25分の後に加熱)
待ち時間 0分(加熱時間50分とは別)
1人分のエネルギー 363kcal(合計経過時間75分)
出来上がり量 前菜または軽い食事としてたっぷり4人分
概要

Cagouilles à la charentaise|ワイン、ハム、トマトのシャラント風エスカルゴ

フランスのシャラント地方では、cagouille は食用カタツムリと地域の食文化に結びつく呼び名です。家庭の配合は一つではありませんが、ワイン、豚肉、トマト、香味野菜を使う組み合わせは、シャラントらしい調理法として見られます。ここでは乾燥熟成ハム、バター、玉ねぎ、にんじん、にんにく、トマトペースト、白ワイン、無塩チキンストック、香草、少量のパン粉でソースを作ります。

食品衛生上、出発点は生きたカタツムリではありません。家庭で採取、絶食、処理する方法は扱わず、市販の加熱済み食用エスカルゴを、水切り後の重量で500g使用します。製品表示に水洗いの指示がある場合だけ、飲用できる冷水で短くすすいで十分に水切りします。指示がない場合は水切りだけで使います。野生や生きたカタツムリを処理するには種の同定や別の安全管理が必要なため、この方法には含めません。

ソースは段階的に濃度を作ります。バターで香味野菜を焦がさず柔らかくし、ハムのうま味を加え、トマトペーストを短く炒めます。白ワイン300mlは約半量まで煮詰めてからストックを加えます。エスカルゴはソースが少し煮詰まった後で加え、13分だけ穏やかに温めます。最後に細かな乾燥パン粉を加え、スプーンへ絡む程度で止めます。乾いた詰め物や糊のような濃さにはしません。

成功のポイント

成功のポイント

  • 市販の加熱済み食用エスカルゴを使い、水切り後500gを量る。
  • ストックを加える前に白ワインを十分に煮詰め、薄く生っぽい酒の香りを残さない。
  • 加熱済みエスカルゴは激しく沸騰させず、硬くゴム状にならないよう穏やかに温める。
材料

材料

Cagouillesとソース

  • 500g 市販の加熱済み食用エスカルゴ、水切り後重量
  • 120g 乾燥熟成ハム、細かい角切り
  • 50g 無塩バター
  • 80g 玉ねぎ、みじん切り
  • 60g にんじん、細かい角切り
  • 15g にんにく、細かく刻む
  • 25g トマトペースト
  • 300ml 辛口白ワイン
  • 300ml 無塩チキンストック
  • 30g 細目の乾燥パン粉
  • 3g タイムとローリエ
  • 15g イタリアンパセリ、刻む
  • 1g 細塩
  • 2g 黒こしょう
作り方

作り方

ソース

  1. 加熱済みエスカルゴを準備する。製品表示に水洗いの指示がある場合だけ、冷たい飲用水で短くすすぎ、非常によく水切りする。指示がなければそのまま水切りする。約5分で、保存液が表面に余分に残らない状態にする。市販の加熱済み食用エスカルゴだけを使い、生きたカタツムリの処理は行わない。

  2. 香味野菜を柔らかくする。バターを溶かし、玉ねぎとにんじんを焦がさず柔らかくなるまで加熱し、にんにくとハムを加える。約12分で、玉ねぎが透き通り、野菜が柔らかく、ハムが硬く焦げずに香る状態にする。

  3. 白ワインを煮詰める。トマトペーストを混ぜてから白ワインを加え、約10分で液量が開始時の約半分になるまで煮詰める。生の酒の鋭い香りが弱まり、液面が明確に下がった状態が目安。

  4. ソースを作る。チキンストック、タイム、ローリエ、黒こしょう、塩を加え、95℃程度の穏やかな煮立ちで約10分煮る。ソースが少し濃くなり、香味が生っぽくなく一体になればよい。

エスカルゴと仕上げ

  1. エスカルゴを穏やかに温める。水切りした加熱済みエスカルゴを加え、95℃程度で約13分、激しく沸騰させずに温める。中まで熱く、硬いゴム状ではなく適度な歯ごたえがあり、ソースが薄く絡む状態にする。

  2. とろみを付けて仕上げる。パン粉とパセリを加え、約5分でスプーンへ絡む濃さまで加熱する。エスカルゴへソースが付着するが、固いペーストにはならないところで止める。

実用ガイド

実用情報

実用ガイド

熱いうちに皮のしっかりしたパンを添え、ソースを付けて食べられます。パンは付け合わせで、記載した栄養値には含みません。

実用ガイド

ソースはストックを煮詰める段階まで数時間前に作れます。速やかに冷やして冷蔵し、加熱済みエスカルゴを加える前に再び穏やかな煮立ちへ戻します。

実用ガイド

残りは4℃以下で3日まで冷蔵できます。再加熱するときは混ぜながら中心を74℃まで上げ、すぐに提供します。同じ分を何度も温め直さないようにします。

実用ガイド

無燻製の乾燥熟成ハムの代わりに軽く燻製したものを使うと、ソースの煙香と塩味が強くなります。加工肉は製品差が大きいため、その代用後のナトリウム量を同じだとは扱いません。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • エスカルゴがゴムのように硬い。激しく沸騰させたか、長時間煮すぎている。仕上げのソースは弱い煮立ちに保ち、中まで熱くなったところで止める。
  • ソースが糊状に重い。パン粉を増やしすぎたか、加えた後で煮詰めすぎている。30gを守り、スプーンへ絡む濃さになったら火を止める。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量4人分のうち1人分
  • エネルギー363kcal
  • 炭水化物16g
  • たんぱく質29g
  • 脂質14g
  • 食物繊維2g
  • ナトリウム623mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 軟体類(エスカルゴ)

アレルゲン: 乳

アレルゲン: 小麦(グルテン)

アレルゲン: 白ワイン由来の亜硫酸塩

食品衛生: 市販の加熱済み食用エスカルゴを使い、採取した野生のカタツムリへ置き換えない。生きたカタツムリの絶食処理や解毒を自己流で行わない。

食品衛生: 使用前の加熱済みエスカルゴは製品表示に従って冷蔵する。

食品衛生: 冷蔵した残りは74℃まで再加熱する。

よくある質問

よくある質問

庭のカタツムリを採って自分で処理できますか?

この方法では扱いません。市販の加熱済み食用エスカルゴ専用で、生きたカタツムリの採取、絶食処理、解毒は意図的に除外しています。

なぜソースが濃くなりすぎたのですか?

パン粉と蒸発の両方が濃度を上げます。スプーンへ絡むところで止め、締まりすぎた場合は少量の熱いストックで流れる濃度へ戻します。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 歯ごたえを残した加熱済みエスカルゴに、白ワイン、ハム、トマトのうま味があるシャラント風ソースが絡み、パンですくえる濃度になる。
  • 決め手: 食品用に処理済みのエスカルゴから始め、ワインをきちんと煮詰め、最後のエスカルゴ加熱を穏やかにする。