フランス料理のレシピ

Imbrucciata(コルシカのブロッチュ入りタルトレット)

薄いパート・ブリゼに、新鮮なBrocciu、卵、砂糖、レモンの皮を合わせたやわらかなフィリングを詰め、縁をつまんだ開放型の小さなタルトレットにして、中心が固まるところまで焼きます。

フランス料理のレシピ
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Imbrucciata(コルシカのブロッチュ入りタルトレット):オーブンシートに載せた一品
準備時間 35分
加熱時間 28分
合計時間 123分
出来上がり量 直径9cmの個別タルトレット8個
はじめに

ブロッチュとレモンで作るアジャクシオ風Imbrucciata

Imbrucciataは、コルシカ島アジャクシオ周辺に結びつく、Brocciuを使った個別サイズの焼き菓子です。生地のないfiadoneとは異なり、ここでは薄いパート・ブリゼの中にフレッシュチーズのフィリングを入れます。また、一般的なチーズケーキへ置き換えず、Brocciuの軽い乳味と低い開放型の形を保つことが重要です。

Brocciuは羊乳または山羊乳由来のホエーを基礎にしたコルシカの保護名称を持つフレッシュチーズです。購入時600gのBrocciuは、水分を押し出して乾かすのではなく、30分ほど自然に水切りして約500gまで整えます。目的はぽろぽろにすることではなく、余分なホエーだけを落として、焼いたときにフィリングが水っぽくならないようにすることです。

生地は2〜3mmと薄くのばします。厚い生地にするとブロッチュのフィリングより存在感が強くなってしまいます。生地は4℃以下で30分休ませ、同じ30分の間にBrocciuも冷蔵状態で水切りします。二つの待ち時間は同時に進むため、合計時間へ二重に加算しません。

フィリングは、Brocciu、殺菌済み全卵、砂糖、レモンの皮を強く泡立てずに混ぜます。焼き上がりは中心まで固まりながら、チーズのやわらかな質感を残すことが目標です。中心温度71℃を確認し、型の中で15分、型から外してさらに15分冷ますと、生地が折れずに扱える状態になります。

成功のポイント

成功のポイント

  • Brocciuは押して乾かさず、スプーンですくえる濃さを保ったまま余分なホエーだけを切る。
  • 生地は2〜3mmに保ち、中央を開けた個別タルトレットの形とつまんだ縁を作る。
  • フィリングは泡立てすぎず、中心71℃まで焼いて固める。
材料

材料

パート・ブリゼ

  • 200g プレーン小麦粉。打ち粉を追加せず、この計量分だけを使う
  • 100g 無塩バター、冷たい角切り
  • 40ml 冷水、計量する
  • 3g 細塩、生地用

Brocciuフィリング

  • 600g 新鮮なBrocciu AOP、冷蔵品。水切り後約500gにする — このコルシカ料理名を保つには本物のBrocciuを使う
  • 150g 殺菌済み全卵、殻を除いて重量で量る。大きめの卵約3個分
  • 120g 微粒子グラニュー糖、計量する
  • 5g レモンの皮、黄色い部分だけ細かくすりおろす
作り方

作り方

作り方

  1. パート・ブリゼを作る。冷たいバターを小麦粉と塩へすり込み、粗いパン粉状になったら40mlの冷水を加える。必要最小限だけまとめ、押すと一体になるが、べたつきや強い弾力が出ていない生地にする。

  2. 生地を休ませる。生地を覆い、4℃以下で30分冷蔵する。冷えて締まりながら、のばしたときに割れない程度のしなやかさを保つ。

  3. 同時にBrocciuを水切りする。生地を休ませている30分の間に、Brocciuも4℃以下で水切りする。余分なホエーが抜け、約500gの濃くスプーンですくえる状態にする。

  4. タルトレット型に敷く。生地を2〜3mm厚さにのばし、8枚の円形に切って直径9cmの型へ敷く。型から出る縁を数か所つまんで尖らせ、中央が開いた低い形を作る。生地の厚さが全体で2〜3mmになるようにする。

  5. フィリングを混ぜる。水切りしたBrocciu、殺菌済み全卵、砂糖、レモンの皮を、均一になるまで静かに混ぜる。フィリングはスプーンですくえる濃さを保ち、Brocciuの細かな粒が少し見える程度にする。

  6. 焼く。オーブンを180℃に予熱する。フィリングを8個の生地へ均等に分け、約28分焼く。生地の縁が淡い金色になり、フィリングは中央がわずかに揺れる程度まで固まり、中心温度71℃に達していることを確認する。

  7. 型から外す前に冷ます。型の中で15分冷まし、その後型から外して冷却網でさらに15分冷ます。フィリングが落ち着き、生地が曲がったり割れたりせず外せる状態にする。

提供のしかた

実用情報

提供のしかた

1人1個を、冷ました状態または軽く冷えた状態で提供します。レモンの香りはBrocciuを補う程度にとどまり、チーズの風味を隠さない仕上がりです。ソースや果物の飾りを加えなくても料理として成立します。

保存と温め直し

冷めたら速やかに覆い、2時間以内に4℃以下で冷蔵し、2日以内に使います。提供前に短時間だけ室温へ戻すことはできますが、フレッシュチーズ入りの焼き菓子を長時間常温に置かないようにします。冷凍するとBrocciuの新鮮な質感が鈍るためおすすめしません。

作り置きと代替

生地は一晩冷蔵して休ませられます。Brocciuは生地の休ませ時間と並行して水切りし、常に冷たく保ちます。本物のBrocciuが入手できない場合、羊乳または山羊乳由来のフレッシュなホエーチーズで技術的に似たタルトレットを作ることはできますが、Brocciuを使ったImbrucciataと同じ地域的な名称・同一性を保つとは表現できません。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1食分タルトレット1個
  • エネルギー370kcal
  • 炭水化物35g
  • たんぱく質11g
  • 脂質21g
  • 食物繊維1g
  • ナトリウム330mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

Brocciuとバターに由来する乳、卵、小麦粉に由来するグルテンを含みます。Brocciuと卵を合わせたフィリングは4℃以下で保ち、各タルトレットの中心を71℃まで焼きます。冷めた焼き菓子は2時間以内に冷蔵します。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 薄いパート・ブリゼに、Brocciu、卵、砂糖、レモンのやわらかなフィリングが収まり、つまんだ縁を持つ小さな開放型タルトになります。
  • 決め手: Brocciuを押して乾かさず、余分なホエーだけを抜いて、濃くやわらかな状態を保つことです。