クロアチアの国民料理
ヴィンスキ・グーラッシュ

レシピ早見表
ヴィンスキ・グーラッシュ
構造化レシピの主要情報。
- 分量
- 6人分
- 準備
- 30分
- 加熱
- 2時間10分
- 合計
- 2時間40分
- 1食分
- 約 640 kcal
クロアチア料理 · グーラッシュ · レシピ
ヴィンスキ・グーラッシュ 牛肉とじゃがいもを赤ワインで煮る玉ねぎとパプリカの濃厚な汁
牛肩肉、たっぷりの玉ねぎ、じゃがいもを赤ワインとパプリカでゆっくり煮込み、パンで受けられる濃度に仕上げるワイン・グーラッシュ。

01 · 概要
概要
ヴィンスキ・グーラッシュは、赤ワインを単なる香り付けではなく、煮汁の主要な液体として使う牛肉の煮込みである。玉ねぎ、パプリカ、牛肉の脂と結び付いたワインは、長い加熱で酸味が丸くなり、パンを浸せる濃い汁へ変わる。じゃがいもを同じ鍋で煮ることで、でんぷんがソースを自然に整える。
赤ワインは多く入れるだけでは深くならない。先に煮詰め、酒精と酸味を整える。
牛肉は肩やすねなど、結合組織のある部位を選ぶ。赤身だけの柔らかな部位では、長時間煮たときに繊維が乾きやすく、ソースにも厚みが出にくい。4 cm角に切り、表面を乾かし、鍋を混雑させずに焼く。焼き色は最終の色と香ばしさを決める。
玉ねぎは細かく切り、肉を焼いた後の鍋で十分に炒める。焦がすのではなく、体積が半分ほどになり、木べらで押すと崩れる状態まで進める。玉ねぎがソースへ溶けるため、小麦粉を加えなくても濃度が付く。
パプリカ粉は甘口を中心にし、キャラウェイを少量合わせる。粉を熱い脂へ入れた後は焦げやすいため、20秒ほど混ぜたらすぐワインを注ぐ。ワインは一度しっかり沸かし、半量近くまで煮詰めてからだしとトマトを加える。
じゃがいもは最初から入れない。牛肉がほぼ柔らかくなってから加えると、形を保ちつつソースへ少量のでんぷんを出せる。煮崩れやすい品種なら大きく切り、鍋をかき混ぜずに揺すって液体を回す。
完成後に15分休ませると、表面の脂と煮汁が落ち着き、じゃがいもにも味が入る。翌日はさらに濃くなるため、保存後の再加熱では無塩だしを少量加える。パンを添える場合でも、じゃがいもを減らし過ぎず、一鍋料理としてのまとまりを残す。
02 · 材料
材料
グーラッシュ
- 1.2 kg
- 牛肩肉、4 cm角 余分な表面脂肪だけを除く。
- 50 ml
- 植物油 焼き付けと玉ねぎ用。
- 600 g
- 玉ねぎ、みじん切り ソースへ溶かす。
- 4片
- にんにく、みじん切り 香味。
- 30 g
- トマトペースト 炒めて甘味を引き出す。
- 20 g
- 甘口パプリカ粉 焦がさない。
- 3 g
- キャラウェイシード 軽くつぶす。
- 500 ml
- 辛口赤ワイン 半量近くまで煮詰める。
- 500 ml
- 無塩の牛だし 煮込み用。
- 400 g
- ホールトマト、粗くつぶす 果汁も使う。
- 2枚
- ローリエ 煮込み用。
- 800 g
- じゃがいも、4 cm角 後半に加える。
- 10 g
- 塩 全体用。
- 2 g
- 黒こしょう 粗びき。
03 · 作り方
作り方
焼き付けと土台
牛肉を分けて焼く
牛肉の表面を乾かし、塩の半量を振る。厚手鍋に油を熱し、肉を3回ほどに分けて各面を濃く焼く。焼いた肉は取り出す。
玉ねぎを十分に炒める
同じ鍋へ玉ねぎを入れ、中弱火で15〜18分炒める。鍋底が乾く場合は水を少量加え、焦がさず体積を減らす。
香辛料とワインを加える
にんにくとトマトペーストを2分炒め、パプリカ粉とキャラウェイを20秒混ぜる。すぐ赤ワインを注ぎ、強めの火で約8分、半量近くまで煮詰める。
煮込み
牛肉を柔らかくする
牛肉を戻し、牛だし、トマト、ローリエ、残りの塩、黒こしょうを加える。弱く煮立つ火加減でふたを少しずらし、約90分煮る。
じゃがいもを加える
じゃがいもを加え、さらに35〜40分煮る。肉がフォークで切れ、じゃがいもが形を保ちながら中心まで柔らかいことを確認する。
休ませて濃度を整える
ローリエを除き、火を止めて15分休ませる。表面の余分な脂を必要に応じて取り、塩とソースの濃度を整える。
04 · 実用情報
実用情報
盛り付けと組み合わせ
深い器へ肉、じゃがいも、汁を均等に盛り、厚切りのパンを添える。酸味のあるキャベツサラダやピクルスが、赤ワインと玉ねぎの甘いソースを引き締める。
保存と再加熱
冷蔵3日まで。翌日は弱火で十分に温め、中心75 °Cを確認する。濃くなり過ぎたら無塩だしを加える。じゃがいも入りでも1か月冷凍できるが、解凍後は食感がやや柔らかくなる。
四つの実用的なバリエーション
牛肩肉の一部を牛すね肉に替え、ゼラチン質を増やす。 · じゃがいもを省き、ニョッキまたは幅広麺を別添えにする。 · 赤ワイン100 mlを黒ビールに替え、苦味をわずかに加える。 · 辛口パプリカ粉を1〜2 g加え、甘口の香りを保ったまま辛味を付ける。
テストキッチンの三つの要点
牛肉は必ず分けて焼き、鍋底へ褐色の層を作る。 · パプリカ粉を焦がさないよう、加えた直後にワインを注ぐ。 · じゃがいもは後半に加え、煮崩れをソースの増粘に使い過ぎない。
必要な器具
ふた付きの厚手鍋 · 肉を返すトング · 木べら · 表面脂を取る小さなレードル
05 · 栄養情報
栄養情報
- カロリー
- 約 640 kcal
- 炭水化物
- 約 39 g
- たんぱく質
- 約 49 g
- 脂質
- 約 29 g
- 食物繊維
- 約 6 g
- ナトリウム
- 約 900 mg
1食分: 深い器へ肉、じゃがいも、汁を均等に盛り、厚切りのパンを添える。酸味のあるキャベツサラダやピクルスが、赤ワインと玉ねぎの甘いソースを引き締める。。 主なアレルゲン: 亜硫酸塩(赤ワイン)、セロリ(牛だしに含む場合)。数値は標準的な食品成分値から算出した概算であり、製品、可食部、脂肪の除去、吸収量、分割の差で変動する。