クロアチアの国民料理

クロアチア風ディルスープ

レシピ早見表

クロアチア風ディルスープ

構造化レシピの主要情報。

分類クリームスープ
料理クロアチア料理
調理法煮込みと部分撹拌
難易度やさしい
分量
4人分
準備
15分
調理
30分
休ませ
なし
合計
45分
1食分
≈ 410 kcal

クロアチア料理 · クリームスープ · ハーブ

クロアチア風ディルスープ じゃがいもとサワークリームで作る青い香りのなめらかな一椀

じゃがいもで自然な厚みをつけた白いスープへ、サワークリームとたっぷりの生ディルを低温で加え、香りと色を保つ。

木のテーブルに置いたディルのクリームスープ、クルトン、白い布を横長に写した写真
じゃがいもとサワークリームで整えたディルスープに、焼きたてのクルトンを浮かべる。

01 · 概要

概要

クロアチアの家庭料理には、ディルを主役にした白いスープがいくつかの形で見られる。小麦粉で軽くとろみをつけるもの、じゃがいもを使うもの、牛乳やサワークリームで酸味を加えるものがあり、配合は地域と家庭で異なる。この版はじゃがいものデンプンを土台にし、小麦粉を少量だけ補助に使う。

ディルはスープを煮る材料ではなく、火を弱めた後に香りを移す仕上げの材料として扱う。

ディルは長時間煮ると色がくすみ、香りが平らになる。茎と葉を分け、茎はストックへ短く煮出し、葉は火を弱めてから加える。刻む直前まで冷蔵し、水気をよく拭く。濡れた葉を大量に入れるとスープが薄まり、青い香りも散りやすい。

玉ねぎはバターで色づけずに炒める。小麦粉を加えたら一分ほど加熱し、生の粉臭さを除くが、褐色にはしない。ストックは数回に分けて加え、泡立て器で滑らかにする。ここで強く沸かすと鍋底へ付くため、中弱火を保つ。

じゃがいもは小さく切り、短時間で柔らかくする。全量を完全に撹拌すると粘りが出やすいため、鍋の半量だけをハンドブレンダーで滑らかにする。残りの小さな粒が、濃度に単調さを与えず、写真のような穏やかな表情を作る。

サワークリームは冷たいまま鍋へ入れず、温かいスープを少量混ぜて温度を近づける。火を弱めてから戻し、沸騰させない。乳成分の分離を防ぎ、ディルの色を保つためである。レモン果汁は最後に加え、塩味を強くせず輪郭を明るくする。

クルトンは別鍋で焼き、食べる直前にのせる。スープへ長く置くと柔らかくなるため、一部を別皿で添えると食感を調整できる。温度は熱すぎないほうがディルの香りを感じやすく、沸騰直後ではなく、数分落ち着かせてから盛る。

02 · 材料

材料

スープ

30 g
無塩バター 玉ねぎを炒める。
100 g
玉ねぎ 細かいみじん切り。
30 g
中力粉 軽いとろみ用。
300 g
じゃがいも 1.5 cm角に切る。
750 ml
チキンストック 塩分の弱いもの。
300 ml
牛乳 成分無調整。
150 g
サワークリーム 温度を近づけて加える。
50 g
生ディル 茎と葉を分け、葉を細かく刻む。
15 ml
レモン果汁 仕上げ用。
7 g
ストックの塩分に合わせる。
1 g
白こしょう 細挽き。

クルトン

120 g
白パン 2 cm角に切る。
15 ml
オリーブオイル パンへ絡める。
0.5 g
乾燥ディル クルトンの香りづけ。

03 · 作り方

作り方

クルトン

  1. パンを香ばしく焼く

    オーブンを190 °Cに予熱する。パンへオリーブオイルと乾燥ディルを絡め、天板で10〜12分、途中で返しながら金色に焼く。

スープ

  1. 玉ねぎを色づけずに炒める

    鍋にバターと玉ねぎを入れ、中弱火で7分炒める。透明で柔らかくし、褐色にしない。

  2. 小麦粉とストックを合わせる

    中力粉を加えて1分混ぜる。チキンストックを三回に分けて加え、その都度泡立て器で滑らかにする。

  3. じゃがいもを柔らかく煮る

    じゃがいもとディルの茎を加え、弱い沸騰で15分煮る。じゃがいもへ串が抵抗なく入り、角が少し崩れる状態にする。

  4. 半量だけ撹拌する

    ディルの茎を取り除く。鍋の半量をハンドブレンダーで滑らかにし、残りの粒と混ぜる。牛乳を加えて弱火で温める。

  5. 乳製品とディルを仕上げる

    サワークリームへ温かいスープ100 mlを混ぜ、鍋へ戻す。火を最弱にし、刻んだディル、レモン果汁、塩、白こしょうを加える。沸騰させず2分温める。

04 · 実用情報

実用情報

盛り付けと組み合わせ

温めた器へ注ぎ、クルトンは食べる直前にのせる。焼いた白身魚、ゆで卵、きゅうりの軽いサラダと合わせると、ディルの香りが自然につながる。

保存と温め直し

クルトンを除き、密閉して冷蔵3日。弱火で混ぜながら温め、沸騰させない。濃くなった場合は牛乳を少量加える。冷凍すると乳成分が分離しやすいため推奨しない。

四つの実用的な変化

チキンストックを野菜ストックへ替え、肉を使わない仕上げにする。 · サワークリームを濃いプレーンヨーグルトへ替え、より明るい酸味にする。 · じゃがいもの100 gをズッキーニへ替え、軽い青味を加える。 · クルトンの代わりに茹でたじゃがいもの小片を残し、パンを省く。

テストキッチンの三つの要点

ディルの葉は火を弱めてから加え、沸騰させない。 · サワークリームは温かいスープで温度を近づける。 · 全量を撹拌せず、一部のじゃがいもを残して粘りを抑える。

必要な器具

厚手のスープ鍋 · 泡立て器 · ハンドブレンダー · 天板 · 細かく刻める包丁

05 · 栄養情報

栄養情報

カロリー
≈ 410 kcal
炭水化物
≈ 45 g
たんぱく質
≈ 10 g
脂質
≈ 22 g
食物繊維
≈ 3 g
ナトリウム
≈ 740 mg

1食分: 1人分(スープとクルトン各1/4)。 主なアレルゲン: 乳、小麦を含む。チキンストックは製品によってセロリや大豆を含む場合がある。 数値は標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、脂肪の除去、吸収量、切り分け方によって変動する。

仕上がりの基準

白いスープの温度を穏やかに保つほど、ディルの青い香りとサワークリームの酸味が明瞭になる。

じゃがいもの一部だけを撹拌し、乳製品とディルを最後に加える。とろみ、香り、酸味の工程を分けることで、重すぎないクリームスープに仕上がる。