異なる肉を同時に仕上げる順序と中心温度
ミイェシャノ・メソ、 豚肉、牛肉の串焼き、ソーセージを時間差で焼くクロアチア風ミックスグリル
豚肩ロース、鶏もも肉、牛肉と玉ねぎの串、ソーセージを一皿にまとめ、肉ごとに焼き始めと中心温度を変えるミックスグリル。焼きじゃがいも、刻み玉ねぎ、アイバルを添える。
- 分量
- 6人分
- 下ごしらえ
- 35分
- 加熱
- 25分
- マリネ
- 60分
- 合計
- 2時間
- 1人分・1個
- 約790 kcal
01 · 背景と技術
肉の種類ではなく、厚さと安全温度で焼く順序を決める
一皿に複数の肉を盛る料理ほど、全部を同時に網へ置かない。厚い豚肉、ソーセージ、串、鶏肉の順序を組み、温度計で個別に外す。
ミイェシャノ・メソ・ナ・ジャルは、直訳するとグリルした混合肉で、クロアチアの食堂や家庭の屋外料理で見られる盛り合わせである。構成は一定ではなく、豚肉、チェヴァピ、プレスカヴィツァ、ソーセージ、ラジュニチと呼ばれる串焼きなどが組み合わされる。このレシピは家庭用グリルで管理しやすい四種類に絞り、同じ時刻に食卓へ出せるよう厚さと順序を調整する。
マリネは肉を長時間柔らかくするためではなく、表面の香りと焼き付きの均一さを整えるために使う。油、にんにく、パプリカ、黒こしょうを混ぜ、塩は焼く直前に振る。酸の強いマリネを長く使うと表面が軟らかくなり、強火で崩れやすい。鶏肉と他の肉は別容器で扱い、まな板、トング、皿も生用と加熱後用を分ける。
グリルは強火と中火の二帯にする。厚い豚肩ロースとソーセージは中火側から始め、牛肉の串と鶏もも肉は焼き色を付けた後に中火へ移す。炎が上がったら肉を水で濡らさず、脂が落ちる位置から一時的に移す。焦げた黒い膜ではなく、褐色の格子と肉汁の艶を目標にする。
中心温度は肉ごとに異なる。鶏肉と挽肉を含むソーセージは74℃以上、豚肉は63℃以上に達して3分休ませる。牛肉の串は一枚肉なので好みの焼き加減を選べるが、この盛り合わせでは扱いやすい65〜68℃を目安にする。焼けた順に温かい皿へ移し、箔を密閉せず緩くかけると、蒸れて焼き目が失われにくい。
火力を二帯にする
強火で焼き色を付け、中火で中心温度を整える。
肉を同時に置かない
厚さと必要温度に合わせて開始時刻をずらす。
焼けた肉を密閉しない
箔を緩くかけ、蒸気で表面が軟らかくなるのを防ぐ。
02 · 計量と準備
6人分の材料
全て重量または容量で量り、下処理の状態をそろえてから調理を始める。
肉とマリネ
- 600 g 豚肩ロース厚さ2 cm、6枚。
- 500 g 鶏もも肉大きめの一口大。
- 450 g 牛もも肉3 cm角。
- 250 g 玉ねぎ牛肉の串用。
- 6本 粗挽きソーセージ合計約500 g。
- 60 ml オリーブ油
- 4片 にんにくすりおろす。
- 8 g 甘口パプリカ
- 3 g 黒こしょう
- 16 g 塩
付け合わせ
- 1.2 kg じゃがいも3 cm角、下ゆでする。
- 20 ml オリーブ油じゃがいも用。
- 200 g 玉ねぎ細かく刻む。
- 180 g アイバル
- 15 g パセリみじん切り。
03 · 実行手順
調理の流れ
時間だけに頼らず、色、質感、香り、中心温度の合図を使って進める。
マリネと付け合わせの準備
約1時間35分-
肉を別々にマリネする
オリーブ油60 ml、にんにく、パプリカ、黒こしょうを混ぜる。豚肉、鶏肉、牛肉へ分けて絡め、別容器で冷蔵し60分置く。
-
串とじゃがいもを準備する
牛肉と玉ねぎを交互に串へ刺す。じゃがいもは7分下ゆでして水気を切り、オリーブ油20 mlをまぶす。
-
グリルを二帯に予熱する
強火側と中火側を作り、網を清掃して油を薄く塗る。肉とソーセージへ焼く直前に塩を振る。
時間差でグリルする
約25分-
豚肉とソーセージを先に置く
中火側へ豚肉とソーセージを置き、蓋をして6分焼く。ソーセージは転がし、豚肉は一度返す。
-
串、鶏肉、じゃがいもを加える
牛肉の串と鶏肉を強火側へ置き、片面2〜3分ずつ焼いて色を付ける。じゃがいもも空いた部分で転がしながら焼く。
-
中火で中心温度を整える
串と鶏肉を中火側へ移す。鶏肉とソーセージは74℃以上、豚肉は63℃以上、牛肉は65〜68℃を目安にし、焼けた順に外す。
温度計は骨や串に触れない最も厚い部分へ差す。 -
休ませて盛り合わせる
豚肉は最低3分、他の肉は5分休ませる。大皿に肉と串、ソーセージ、じゃがいもを並べ、刻み玉ねぎ、アイバル、パセリを別に添える。
04 · 数値と見極め
管理点と修正
温度、時間、質感を照合し、過加熱や水分不足を早い段階で修正する。
鶏肉
74℃以上もも肉の最も厚い部分で確認する。
ソーセージ
74℃以上挽肉製品として中心まで十分に加熱する。
豚肉
63℃以上+3分温度到達後に休ませる。
牛肉の串
65〜68℃中程度の焼き上がりの目安。
| 問題 | 主な原因 | 修正 |
|---|---|---|
| 外側だけ焦げて中が冷たい | 強火だけで焼き続けた。 | 焼き色の後に中火側へ移し、蓋をして温度を上げる。 |
| 鶏肉が乾く | 小さく切りすぎた、または74℃を大きく超えた。 | 4〜5 cmに切り、70℃を過ぎたら頻繁に測る。 |
| 肉が網に付く | 予熱不足、または早く返した。 | 網を十分に熱し、自然に離れる焼き目が付いてから返す。 |
05 · 調理後の扱い
提供、保存、応用
料理の食感を損なわない提供温度、保存、再加熱、現実的な変更をまとめる。
盛り付け
肉を種類別に分けすぎず、串を中央、豚肉と鶏肉を左右、ソーセージを奥へ置く。刻み玉ねぎとアイバルは肉にかけず別添えにする。
保存
残りは2時間以内に種類ごとに浅い容器へ移し、冷蔵で3日。再加熱は160℃のオーブンで覆い、全体を十分に熱くする。
量の調整
人数が少ない場合は、肉の種類を残して各量を半分にする。焼成時間は一個の厚さで決まり、総量を半分にしても大きく短くならない。
06 · 実用上の疑問
よくある質問
本文の手順だけでは判断しにくい置換、器具、前日準備を簡潔に補う。
木串はどのくらい水に浸すか
少なくとも30分。先端が露出する場合はアルミ箔で覆うと焦げにくい。金属串なら浸す必要はない。
室内のグリルパンでも作れるか
作れるが、煙が多い。換気し、肉を少量ずつ焼き、焼けたものを100℃のオーブンで温かく保つ。
07 · 1食分の概算
栄養情報
全材料と記載した分量を基にした標準成分値からの概算。製品、可食部、吸油、切り分けで変動する。
- 熱量
- 約790 kcal
- 炭水化物
- 約35 g
- たんぱく質
- 約58 g
- 脂質
- 約46 g
- 食物繊維
- 約4 g
- ナトリウム
- 約1250 mg
1食分:1人分。アレルゲン:ソーセージと市販アイバルには小麦、乳、大豆、マスタード、セロリが含まれる場合がある。製品表示を確認する。 数値は標準的な食品成分値による概算で、実測値ではない。