クロアチアのプラム・ペクメズとチェリーコンポート

投稿者 Travel S Helper
黒紫色のプラムペーストと、果粒を残した赤いサワーチェリーコンポート。

クロアチア料理 · 郷土料理 · レシピ

プラム・ペクメズとサワーチェリーコンポート 濃い果実ペーストと 粒を残した赤い保存果

プラムは水を加えず濃いペーストまで煮詰め、サワーチェリーは透明なシロップで短く火を通して粒を残す。二つの鍋で、果実の異なる保存方法を比べられる。

分類: 果実の保存食 / 料理: クロアチア料理 / 難易度: 普通 / 合計時間: 3時間20分

分量 約3 L(500 ml瓶6本)
下準備 30分
加熱 2時間20分
カロリー 約 190 kcal
プラム・ペクメズの瓶とパン、サワーチェリーコンポートを布の上に並べた横長の静物

横長の写真では、濃いペクメズの粘度と、透明な赤い液に浮く丸いチェリーの差が見える。

I.

同じ夏の果実を二つの濃度で残す

ペクメズとコンポートは、クロアチアの家庭で季節の果実を長く使うための代表的な方法である。ペクメズは果肉を崩し、水分を十分に飛ばして濃いペーストへする。コンポートは果実の形を保ち、薄いシロップの中へ香りと酸味を残す。このレシピは濃いプラム・ペクメズと、粒の見えるサワーチェリーコンポートを一つの仕込みとしてまとめる。

一方は木べらの跡が残るまで煮詰め、もう一方は果皮が裂ける前に火を止める。

プラムは完熟し、果皮が濃く、指で押すと少し沈むものを使う。水を加えず、切った果実から出る汁だけで加熱を始める。広い鍋を使うと蒸発面積が増え、焦げ付く前に濃度を上げやすい。砂糖は果実の甘さを見て少量に留め、木べらで鍋底を引いた跡が数秒残るまで煮詰める。

サワーチェリーは、プラムと反対に火を入れ過ぎない。砂糖と水を先に沸かし、果実を加えて弱く5分ほど煮る。果皮が裂けず、色がシロップへ移り始めたところで止める。完全に崩すとコンポートではなくソースに近づく。果実を先に清潔な瓶へ分け、熱いシロップを注ぐと粒の偏りを防げる。

このレシピは冷蔵または冷凍保存を前提とし、常温での長期保存を保証する瓶詰め手順ではない。瓶とふたは熱湯で洗浄し、乾かし、熱い内容物を詰めるが、冷めたら必ず冷蔵する。常温保存が必要な場合は、地域の公的機関が示す果実、瓶容量、標高に対応した検証済みの湯煎処理を用いる。

ペクメズはパンへ塗るほか、焼き菓子の層、ソースの甘味、ヨーグルトに使える。コンポートは果実とシロップを共に器へ盛り、冷たいデザートや軽い朝食に向く。二種を並べると、同じ保存仕事でも、果肉を崩して濃縮する方法と、形を守って液体に保存する方法の差が明瞭になる。

二つの果実保存の濃度線

0:00プラムを広い鍋で加熱。チェリー用の瓶とふたを洗浄する。
0:40プラムが崩れたら砂糖を加え、弱火で水分を飛ばす。
1:50チェリー用シロップを沸かし、果実を5分だけ静かに煮る。
3:20熱いまま瓶へ分け、冷まして冷蔵または冷凍保存へ。

レシピの要点。 プラムは種を除いて広い鍋へ入れ、果汁が出るまで弱火で加熱する。柔らかくなったら砂糖とレモン汁を加え、木べらの跡が数秒残るまで約2時間煮詰める。別鍋で水と砂糖を沸かし、サワーチェリーを加えて5分だけ煮る。清潔な瓶へペクメズ、チェリー、シロップをそれぞれ熱いうちに詰める。冷めた後は冷蔵し、常温保存には検証済みの別手順を用いる。

II.

材料

プラム・ペクメズ

  • 完熟プラム、2 kg種を除いた重量
  • 上白糖、150 g果実の甘さで調整
  • レモン汁、20 ml

サワーチェリーコンポート

  • 種を除いたサワーチェリー、1 kg
  • 水、1 L
  • 上白糖、250 g
  • レモン汁、10 ml

容器

  • 500 ml耐熱瓶、6本ふた付き
  • 清潔な布、2枚瓶の乾燥と作業台用
代用とアレルゲン。 <b>代替とアレルゲン。</b> 主要な特定原材料は含まない。サワーチェリーは酸味の強いチェリーへ替えられる。砂糖を大幅に減らすと保存性と濃度が変わるため、冷蔵期間を短くする。瓶の密封だけで常温安全性を判断しない。
III.

作り方

プラム・ペクメズ

  1. プラムを加熱する

    種を除いたプラムを広い厚手鍋へ入れ、ふたをして弱火で20分加熱する。果汁が出たらふたを外す。

  2. 果肉を崩す

    木べらで果肉をつぶしながら30分煮る。滑らかにしたい場合はハンドブレンダーを短く使う。

  3. 濃く煮詰める

    砂糖150 gとレモン汁20 mlを加え、弱火で70〜90分煮詰める。鍋底を引いた跡が3秒ほど閉じない濃度で止める。

  4. 熱い瓶へ詰める

    清潔で温かい瓶二本へ上部1 cmを空けて詰め、縁を拭いてふたをする。

サワーチェリーコンポート

  1. シロップを作る

    別鍋で水1 L、砂糖250 g、レモン汁10 mlを沸かし、砂糖を完全に溶かす。

  2. 果実を短く煮る

    サワーチェリーを加え、弱い沸騰で5分加熱する。果実がふっくらし、皮が大きく裂けないところで火を止める。

  3. 果実と液を分けて詰める

    穴あきスプーンで果実を四本の瓶へ均等に入れ、熱いシロップを上部1 cmまで注ぐ。気泡を清潔なへらで抜き、ふたをする。

  4. 冷まして冷蔵する

    瓶を布の上で冷まし、完全に冷えたら冷蔵庫へ移す。この手順では常温保存しない。

IV.

盛り付け、保存、応用

盛り付け

ペクメズは厚切りの白パンへ薄く塗り、コンポートは透明な器へ果実とシロップを共に盛る。無糖ヨーグルト、セモリナ粥、パンケーキにも合う。

保存と温め直し

未開封でも冷蔵で3週間、開封後は清潔なスプーンを使い10日以内に食べる。冷凍は小分けして8か月。コンポートは冷たく、ペクメズは室温へ10分戻すと扱いやすい。

応用と代替

プラムへシナモンを少量加える、チェリーシロップへバニラを加える、ペクメズを粗いまま残す、コンポートの一部を冷凍保存へ回す、という変更が可能。

料理人の要点

広い鍋で蒸発面積を取る。ペクメズは低い火で鍋底を絶えず確認する。コンポートは5分を超えて煮過ぎない。

必要な道具

広い厚手鍋、別の中鍋、木べら、穴あきスプーン、漏斗、耐熱瓶、清潔な布が必要。広い鍋は濃縮時間を短くし、焦げ付きの危険を下げる。

V.

1食分の栄養価

カロリー
約 190 kcal
炭水化物
約 47 g
たんぱく質
約 1 g
脂質
約 0 g
食物繊維
約 3 g
ナトリウム
約 5 mg

主なアレルゲン: 主要な特定原材料なし。数値は標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、下処理、吸油量、切り分け方により変動する。

プラムは密度へ、チェリーは形へ、別々の終点を与える。

二つの保存食を同日に作ると、果実を残す方法の違いがよく分かる。プラムは濃い黒紫色のペーストへ、チェリーは透明な赤いシロップの中で丸い形を保つ。それぞれの火止めを守ることが最も大切になる。

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