クロアチアの国民料理

クルピツェ・サ・ゼリェム

レシピ早見表

クルピツェ・サ・ゼリェム

構造化レシピの主要情報。

カテゴリー主菜
料理クロアチア料理
調理法炒め煮
難易度初級
分量
4人分
準備
15分
加熱
35分
合計
50分
1人分
約510 kcal

甘いキャベツと四角いパスタの素朴な組み合わせ

クルピツェ・サ・ゼリェム 、甘く炒めたキャベツと四角いパスタを合わせる素朴な一皿

薄く切ったキャベツを玉ねぎと少量の砂糖でゆっくり炒め、四角いパスタと合わせるクロアチア北部の家庭料理。キャベツの水分を十分に飛ばし、酢で甘味を締めることで、油っぽくない一皿に仕上がる。

木の卓上の陶器ボウルに盛ったキャベツと四角いパスタ、奥に調理したフライパン
キャベツの水分を飛ばし、パスタと茹で汁で一体にした仕上がり。

01 · 概要

概要

クルピツェ・サ・ゼリェムは、幅広の生地を四角く切ったパスタと、柔らかく炒めたキャベツを合わせる料理である。材料は少ないが、短時間で蒸すだけでは味が平板になり、逆に強火で焦がすと苦味が出る。水分を飛ばしながら淡い褐色まで進めることが、この料理の中心になる。

キャベツは塩を振って少し置く方法もあるが、この配合では細切りにして直接炒める。広い鍋を使い、最初はふたをして蒸気でかさを減らし、その後ふたを外して水分を飛ばす。鍋が小さい場合は二回に分け、煮汁の中で煮る状態を避ける。

砂糖は甘い料理にするためではなく、キャベツの褐色化を助ける少量に留める。最後のりんご酢は甘味と脂を切り、黒こしょうの香りを立てる。伝統的には豚脂が使われることがあるが、無塩バターでも作れる。

パスタは完全に柔らかくなる一歩手前で引き上げ、キャベツの鍋で仕上げる。茹で汁のでんぷんがキャベツの汁と脂をつなぐため、乾いたパスタと具が別々にならない。仕上げに強く混ぜ過ぎず、四角い形を残す。

広い鍋を使う

キャベツを重ね過ぎず、蒸し煮から炒めへ切り替えやすくする。

淡い褐色まで待つ

水分が飛び、縁に薄い焼き色が付くと自然な甘味が出る。

パスタは鍋で仕上げる

茹で汁を加え、キャベツとパスタを1〜2分一緒に加熱する。

02 · 材料

材料

キャベツとパスタ

400 g
幅広の四角いパスタ
1 kg
白キャベツ 芯を除き、5 mm幅。
150 g
玉ねぎ 薄切り。
30 g
豚脂または無塩バター
15 g
グラニュー糖
20 ml
りんご酢
10 g
2 g
黒こしょう
100 ml
パスタの茹で汁

03 · 作り方

作り方

作り方

  1. キャベツを均一に切る

    キャベツは芯を除き、5 mm幅に切る。厚い葉脈だけはさらに細く切り、火の通りをそろえる。

  2. 玉ねぎを甘くする

    広い鍋に豚脂を溶かし、玉ねぎと砂糖を中火で6〜8分炒める。薄いきつね色になったら次へ進む。

  3. キャベツのかさを減らす

    キャベツと塩の半量を加え、ふたをして中火で8分蒸す。途中で一度上下を返す。

  4. 水分を飛ばして色を付ける

    ふたを外し、12〜15分炒める。鍋底の水分が消え、キャベツの縁に淡い褐色が付くまで待つ。

    甘い香りが立ち、鍋底に水がたまっていない状態。
  5. パスタを少し硬めに茹でる

    塩を加えた湯でパスタを表示より1分短く茹でる。茹で汁100 mlを取り分けてから湯を切る。

  6. 鍋で一体にする

    キャベツにパスタ、茹で汁、りんご酢、残りの塩、黒こしょうを加え、強めの中火で1〜2分混ぜる。汁が薄くまとわり、パスタが柔らかくなったら火を止める。

04 · 確認ポイント

確認ポイント

キャベツ幅

約5 mm

細過ぎると溶け、太過ぎるとパスタと一体にならない。

炒め時間

合計20〜23分

蒸気を抜き、縁に淡い褐色が付くまで。

仕上げ

茹で汁100 ml

でんぷんで脂と野菜の汁をつなぐ。

05 · 実用情報

実用情報

供し方

主菜なら温かいうちに深皿へ。肉料理の付け合わせなら一人分を半量にし、黒こしょうを少し強めにする。

保存

冷蔵2日。再加熱はフライパンに水を大さじ1加え、中火でふたをしてから水分を飛ばす。

菜食向け

豚脂を無塩バターまたは植物油に替えられる。植物油では香りが軽くなるため、仕上げの黒こしょうを少し増やす。

06 · 栄養情報

栄養情報

カロリー
約510 kcal
炭水化物
約87 g
たんぱく質
約14 g
脂質
約12 g
食物繊維
約9 g
ナトリウム
約560 mg

1食分: 1人分(約440 g)。 主なアレルゲン: 小麦を含む。バターを使う場合は乳も含む。市販パスタに卵が使われる場合は表示を確認する。 数値は標準成分値に基づく概算で、検査値ではない。

仕上がりの要点

キャベツを急いで煮ず、蒸気を逃がしてから色を付けると、少ない材料でも味に奥行きが出る。

四角いパスタは具を受け止める面積が広い。鍋で最後まで仕上げ、キャベツの甘味と茹で汁を一枚ずつにまとわせる。