イタリアの代表料理

バッカラ・アッラ・ルカーナ

レシピ早見表

バッカラ・アッラ・ルカーナ

構造化レシピの主要情報。

カテゴリー魚の主菜
料理イタリア料理
調理法低温ポーチと短時間の揚げ焼き
難易度中級
分量
4人分
下ごしらえ
25分
加熱
30分
合計
55分
1食分
≈ 365 kcal

バジリカータ · 塩ダラ · ペペローニ・クルスキ

バッカラ・アッラ・ルカーナ、甘いピーマンとペペローニ・クルスキを添える塩ダラ

十分に塩抜きしたバッカラを静かにポーチして大きな身を保ち、柔らかく炒めた赤と緑のピーマン、数秒でカリッとさせるペペローニ・クルスキ、パセリと香りの移ったオイルで仕上げる。

塩ダラの大きな身に赤いピーマンとカリッとしたペペローニ・クルスキを添えた皿。
16:9の写真では、しっとりした塩ダラと甘いピーマン、薄くカリッとしたクルスキの対比が見える。

01 · 概要

概要

この料理では、塩ダラの身を崩さず火を通すことと、二種類のピーマンの食感を分けることが軸になる。バッカラはすでに十分塩抜きした状態から始め、沸騰させずに静かな湯で加熱する。厚い部分が63 °Cに達し、幅のあるしっとりした身が自然にほぐれるところで引き上げる。

生の赤・緑ピーマンと玉ねぎは中火のオリーブオイルで艶が出るまで炒めるが、ペースト状になるまで崩さない。一方、乾燥したペペローニ・クルスキは加熱時間が数秒単位。色が少し濃くなったところですぐ取り出すと、冷める途中で独特の薄いパリパリ感が生まれる。

皿では柔らかなピーマンを魚の周りへ置き、クルスキの香りが移った温かい油を塩ダラへかける。砕いたクルスキは最後にのせ、食卓へ出す瞬間まで湿らせない。塩味は魚そのものに残るため、最後に必ず味見してから追加する。

湯を沸騰させない

弱い湯で63 °Cまで火を入れると、身が広くしっとりほぐれる。

クルスキは数秒で取り出す

色が濃くなり始めた時点で上げ、余熱でカリッとさせる。

02 · 材料

材料

バッカラ用

800 g
十分に塩抜きした塩ダラのロイン 小骨を除き、大きめの切り身のまま使う。
2 L
塩を加えず、弱い火でポーチする。
10 g
イタリアンパセリ(細かく刻む)

ピーマンとペペローニ・クルスキの仕上げ

300 g
赤ピーマン(細切り)
150 g
緑ピーマン(細切り)
100 g
玉ねぎ(薄切り)
20 g
ペペローニ・クルスキ(へたと種を除く) 乾燥唐辛子4〜6本程度。
80 ml
エクストラバージンオリーブオイル 生ピーマンと乾燥唐辛子の両方に使う。
1 g
黒こしょう
2 g
細塩(味見して必要な場合のみ)

03 · 作り方

作り方

塩ダラをポーチし、生ピーマンを炒める

  1. 塩ダラを静かにポーチする

    水を沸騰直前まで温め、塩抜きした塩ダラを入れる。厚みに応じて8〜12分、ごく弱い沸き方を保ち、最も厚い部分が63 °Cになって身が自然に離れるまで火を通す。崩さないよう取り出して温かく保つ。

    身は不透明になり、幅のあるしっとりしたフレークに分かれる。
  2. 生のピーマンを柔らかく炒める

    オリーブオイル50 mlを中火で温め、玉ねぎと赤・緑ピーマン、黒こしょうを加えて12〜15分炒める。柔らかく艶が出たら味見し、必要な場合だけ塩を加える。

    ピーマンは簡単に曲がるが、ペースト状には崩れていない。

クルスキをカリッとさせて仕上げる

  1. 乾燥クルスキを数秒だけ揚げ焼きする

    残りのオリーブオイル30 mlを中弱火で温め、ペペローニ・クルスキを入れて絶えず返す。色がわずかに濃くなったら数秒で取り出し、ペーパーで油を切る。

    冷めるにつれて薄くパリッとし、焦げた匂いがしない。
  2. 皿にまとめてすぐ出す

    塩ダラの周囲に柔らかなピーマンを置き、クルスキの香りが移った温かい油を魚へかける。1本を砕いて上に散らし、残りは横へ添え、パセリで仕上げる。

    魚はしっとりし、乾燥ピーマンは食べる瞬間までカリッとしている。

04 · 実用情報

実用情報

盛り付け

ゆでたじゃがいも、焼いたパンなど味の穏やかなでんぷん質を添えると、ピーマンのオイルを受け止めやすい。

塩抜き

まだ塩漬け状態なら冷蔵でおよそ24〜48時間水に浸し、数回水を替える。本レシピの所要時間は塩抜き済みから。

保存

2時間以内に冷蔵し2日以内を目安に食べる。74 °Cまで穏やかに温め、クルスキは別にカリッとさせて後からのせる。

05 · 栄養情報

栄養情報

エネルギー
≈ 365 kcal
炭水化物
≈ 9 g
たんぱく質
≈ 39 g
脂質
≈ 19 g
食物繊維
≈ 3 g
ナトリウム
≈ 860 mg

1食分: 1人分。 アレルゲン: 魚を含む。塩ダラは塩抜き後もナトリウム量が高くなりやすく、最終的な塩分は原料によって大きく変わる。 数値は標準食品成分値を用いた概算。

仕上がりの確認

塩ダラは広い身の形を保ってしっとりほぐれ、クルスキは食べる瞬間まで軽く乾いた歯ざわりを残していればよい。

最終判断は、本文に示した温度、色、粘度、触感などの実際のサインを優先する。