クロアチアの鶏肉パプリカシュ

投稿者 Travel S Helper
骨付き鶏肉と柔らかなノクリツェを赤いパプリカソースで煮た一皿。

クロアチア料理 · 郷土料理 · レシピ

鶏肉パプリカシュ 骨付き肉を赤いソースで煮込み スプーン団子を浮かべる

焼き付けた鶏もも肉と手羽元を、玉ねぎ、赤ピーマン、甘口パプリカの赤いソースで静かに煮る。最後に卵入りの柔らかな生地をスプーンで落とし、ソースを含むノクリツェに仕上げる。

分類: 鶏肉の煮込み / 料理: クロアチア料理 / 難易度: 普通 / 合計時間: 1時間30分

分量 6人分
下準備 30分
加熱 1時間
カロリー 約 650 kcal
骨付き鶏肉とノクリツェ、にんじん、赤ピーマンが入る赤いパプリカ煮込み

横長の写真では、鶏皮の焼き色、赤いソース、割って中を見せたノクリツェが確認できる。

I.

赤いソースと団子を同じ鍋で整える

鶏肉パプリカシュは、クロアチア北部や内陸の家庭料理に見られる、パプリカを中心にした鶏の煮込みである。呼び名や濃度、付け合わせには幅があり、幅広麺、じゃがいも、パン、ノクリツェと呼ばれる小さな生地団子が添えられる。この版は骨付き鶏肉とスプーンで落とすノクリツェを選び、一つの鍋でソースと付け合わせをまとめる。

パプリカは炒め続けず、火を外して香りを開き、液体ですぐ受け止める。

最初に皮を下へして鶏肉を焼く。完全に火を通す工程ではなく、皮の脂を出し、鍋底へ褐色の旨味を作る工程である。肉を一度取り出し、その脂で玉ねぎをゆっくり柔らかくする。玉ねぎはソースの濃度を支えるため、焦がさず、透明から淡い金色になるまで時間をかける。

粉末パプリカは高温の脂で焦げると苦くなる。鍋を火から外し、甘口と少量の辛口を加えて数秒混ぜ、すぐトマトとだしで温度を下げる。赤ピーマンとにんじんは形を残し、鶏肉は皮を上にして戻す。弱い煮立ちを保ち、最も厚い部分が74°Cへ達し、関節近くの肉が柔らかくなるまで煮る。

ノクリツェの生地は、薄力粉、卵、水、塩を混ぜ、スプーンから重く落ちる濃度にする。滑らかにしようとして長く練ると粘りが強くなり、硬い団子になる。粉気が消えたら10分休ませ、濡らした小さなスプーンでソースへ落とす。団子は膨らむため、一個を大きくし過ぎない。

煮上がったソースは水っぽくなく、鶏皮を完全に覆わない程度の濃度がよい。ノクリツェを割ると中心まで均一に火が入り、湿っていても生の粉の筋が残らない。骨付き肉の香り、パプリカの甘さ、玉ねぎの厚み、団子が吸ったソースが一皿の中でつながる。

鶏肉パプリカシュの火入れ線

0:00鶏肉の皮を焼き、鍋底へ褐色の旨味を作る。
0:20玉ねぎと野菜を炒め、火を外してパプリカを加える。
0:35鶏肉を戻し、弱い煮立ちで中心74°Cまで煮込む。
1:20ノクリツェを落として10分、ふたをして火を通し休ませる。

レシピの要点。 骨付き鶏肉を皮側から焼き、いったん取り出す。同じ鍋で玉ねぎ、にんじん、赤ピーマンを柔らかくし、火を止めて粉末パプリカを混ぜる。トマトと鶏だしを注ぎ、肉を戻して約45分、中心74°Cまで煮る。薄力粉、卵、水、塩を短く混ぜた生地を小さなスプーンで落とし、ふたをして8〜10分火を通す。団子を一個割り、生の粉が残らないことを確認する。

II.

材料

パプリカシュ

  • 骨付き鶏もも肉、3本(約900 g)
  • 鶏手羽元、6本(約900 g)
  • 玉ねぎ、400 gみじん切り
  • にんじん、250 g1 cm厚
  • 赤ピーマン、200 g2 cm角
  • にんにく、10 gみじん切り
  • ラード、30 gまたは植物油
  • 甘口パプリカ粉、25 g
  • 辛口パプリカ粉、2 g好みで調整
  • トマトペースト、30 g
  • カットトマト、300 g
  • 無塩鶏だし、700 ml温めておく
  • 塩、12 g
  • 黒こしょう、2 g

ノクリツェ

  • 薄力粉、250 g
  • 卵、2個
  • 水、120 ml必要に応じて10 ml追加
  • 塩、4 g
代用とアレルゲン。 <b>代替とアレルゲン。</b> 主なアレルゲンは小麦と卵。ラードは菜種油へ替えられる。鶏もも肉だけでも作れるが、手羽元を混ぜると骨から出るゼラチンでソースに厚みが出る。グルテンを避ける場合、ノクリツェは省き、ゆでじゃがいもを別添えする。
III.

作り方

鶏肉とソース

  1. 鶏肉を焼く

    鶏肉の表面を乾かし、塩の半量とこしょうを振る。厚手鍋でラードを熱し、皮側から合計10〜12分焼いて褐色にし、取り出す。

  2. 玉ねぎを柔らかくする

    同じ鍋へ玉ねぎを入れ、弱めの中火で12分炒める。にんじんと赤ピーマンを加えて5分、にんにくを加えて30秒炒める。

  3. パプリカを焦がさない

    鍋を火から外し、甘口と辛口のパプリカ粉、トマトペーストを加えて20秒混ぜる。すぐカットトマトと鶏だしを注ぐ。

  4. 鶏肉を煮込む

    鶏肉を皮を上にして戻し、残りの塩を加える。ふたを少しずらし、弱い煮立ちで40〜45分煮る。最も厚い部分が74°Cに達することを確認する。

ノクリツェ

  1. 生地を短く混ぜる

    薄力粉、卵、水、塩を粉気が消えるまで混ぜる。スプーンから重く落ち、広がり過ぎない濃度にし、10分休ませる。

  2. 小さく落とす

    スプーンを熱いソースで濡らし、ティースプーン一杯弱ずつ鍋の空いた部分へ落とす。互いに触れないよう二回に分けてもよい。

  3. ふたをして火を通す

    ふたをして8分、返してさらに2分煮る。一個を割り、中心に生の粉の筋がないことを確認する。

  4. 休ませる

    火を止めて5分休ませる。ソースが濃過ぎれば温かいだしを少量、薄ければふたを外して2〜3分煮詰める。

IV.

盛り付け、保存、応用

盛り付け

深い皿へソース、鶏肉、ノクリツェを分けて見えるよう盛る。酸味のあるきゅうりのピクルス、葉物のサラダ、素朴なパンが合う。ノクリツェへソースをかけ過ぎず、表面の形を残す。

保存と温め直し

2時間以内に浅い容器へ分け、冷蔵で3日保存する。温め直しは弱火でふたをし、必要ならだしを加え、全体を74°Cまで上げる。ノクリツェは冷凍で食感が落ちるため、冷凍する場合は鶏肉とソースだけを2か月保存する。

応用と代替

鶏もも肉だけで作る、赤ピーマンを省いて玉ねぎを増やす、ノクリツェへ粗挽きセモリナを50 g混ぜる、最後にサワークリームを一人分15 g添える、という変更が可能。

料理人の要点

鶏肉の表面を乾かしてから焼く。パプリカ粉は火を外して入れる。ノクリツェの生地を練り過ぎない。この三点で香ばしさ、赤い色、柔らかな団子を保てる。

必要な道具

直径28 cmほどの厚手鍋、肉用温度計、小さなスプーン二本、ふたが必要。広い鍋は鶏肉を重ねず焼け、ノクリツェを落とす空間も確保できる。

V.

1食分の栄養価

カロリー
約 650 kcal
炭水化物
約 35 g
たんぱく質
約 52 g
脂質
約 32 g
食物繊維
約 4 g
ナトリウム
約 900 mg

主なアレルゲン: 小麦、卵。数値は標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、下処理、吸油量、切り分け方により変動する。

赤いソースは濃く、鶏肉は柔らかく、団子は重くしない。

鶏肉パプリカシュは、粉末パプリカを焦がさず、骨付き肉を穏やかに煮込み、最後にノクリツェへソースを吸わせる料理である。肉と団子の火入れを別々に確認すると、色だけに頼らず安定した一鍋になる。

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