オーストリアの国民料理
オーストリアのポヴィドルタッシェル

レシピ早見表
オーストリアのポヴィドルタッシェル
構造化レシピの主要情報。
- 分量
- 8個
- 準備
- 50分
- 加熱
- 25分
- カロリー
- 約 350 kcal
ボヘミアとオーストリアの甘い料理 · オーストリア · レシピ
ポヴィドルタッシェル 濃いプラムジャムを包む 半月形のじゃがいも団子
乾いた粉質じゃがいもを卵黄と小麦粉でまとめ、濃いプラムジャムを半月形に包み、静かにゆでて香ばしいパン粉をまとう。

01 · 概要
概要
ポヴィドルタッシェルは、濃く煮詰めたプラムペーストPowidlを生地で包む半月形の甘い団子である。Powidlは一般的なジャムより水分が少なく、砂糖の強い甘さより乾燥プラムの深い味を持つ。ゆでた生地を切ると中央に暗紫色の充填物が現れ、バターで炒ったパン粉と粉糖が外側を覆う。
じゃがいもの蒸気を逃がし、ジャムを硬くする。閉じる前の二つの準備が漏れを防ぐ。
生地には粉質じゃがいもを使う。皮付きでゆで、熱いうちに皮をむいて押し潰し、広げて蒸気を逃がす。水分が残ると多量の小麦粉が必要になり、重い食感になる。じゃがいもが温かい間にバターと卵黄を混ぜ、完全に冷める前に薄力粉とセモリナを加える。
Powidlはスプーンから流れない硬さが必要である。柔らかいプラムジャムしかない場合は、鍋で弱く煮詰めて冷ます。生地を3 mm厚に伸ばし、円形に抜き、中央へ小さじ2を置く。縁へジャムが付くと開くため、周囲を清潔に保ち、水を薄く塗って閉じる。
ゆで湯は弱い沸騰にし、団子が浮いた後も3分待つ。穴あきお玉で上げ、表面の水分を切ってからパン粉へ入れる。強く転がすと半月の縁が破れるため、フライパンを傾けてパン粉をかける。
02 · 材料
材料
じゃがいも生地と充填物
- 600 g
- 粉質じゃがいも
- 30 g
- 無塩バター
- 2個
- 卵黄
- 180 g
- 薄力粉
- 40 g
- セモリナ
- 1 g
- 塩
- 240 g
- 濃いプラムペーストPowidl
パン粉の仕上げ
- 70 g
- 無塩バター
- 150 g
- パン粉
- 40 g
- グラニュー糖
- 2 g
- シナモン
- 20 g
- 粉糖
03 · 作り方
作り方
じゃがいも生地
じゃがいもをゆでる
じゃがいもを皮付きで25分ほどゆで、串が通ったら湯を切る。熱いうちに皮をむき、ポテトライサーで広い台へ押し出す。
蒸気を逃がす
じゃがいもを薄く広げて10分置き、表面が乾いて湯気が弱くなるまで待つ。
生地をまとめる
バター30 gと卵黄を混ぜ、薄力粉、セモリナ、塩を加える。粉気が消えるまで短くまとめる。
半月に包む
生地を抜く
打ち粉を薄くした台で生地を3 mm厚に伸ばし、直径10 cmの円を8枚抜く。
Powidlを置く
各円の中央へPowidl 30 gを置く。縁から2 cmを空け、ジャムが付いた部分は拭く。
縁を閉じる
縁へ水を薄く塗り、半分に折る。空気を押し出し、指またはフォークで縁をしっかり閉じる。
ゆでて仕上げる
団子をゆでる
広い鍋の塩水を弱く沸かし、団子を入れる。底から離した後は触り過ぎず、浮いてから3分、合計8〜10分ゆでる。
パン粉を炒める
フライパンでバター70 gを溶かし、パン粉を6分ほど金色に炒め、砂糖とシナモンを混ぜる。
パン粉をかける
団子の水気を切ってパン粉へ置き、フライパンを傾けて上からパン粉をかける。粉糖を振って温かく供する。
04 · 実用情報
実用情報
供し方
一人一個を温めた皿に置き、余ったパン粉を周囲へ散らす。無糖のサワークリームを小さじ一杯添えると、プラムの濃い甘酸っぱさが和らぐ。コーヒー、紅茶、温かい牛乳に合う。
保存と再加熱
ゆでた団子はパン粉と分けて冷蔵2日。蒸し器で8分、または弱く沸く湯で5分温め、中心温度74°Cにする。成形した生の団子はトレーで凍らせて1か月保存し、解凍せずゆで時間を3分延ばす。
四つの変更案
Powidlへラム香料を使わずレモン皮を少量混ぜられる。じゃがいも生地の一部をクワルク生地へ替えるのではなく、別版として全量クワルク生地で包める。パン粉の半量を挽いたくるみへ替えられる。シナモンをポピーシード20 gへ替えると香りが変わる。
道具と閉じ方
ポテトライサー、麺棒、10 cm抜き型、穴あきお玉を使う。じゃがいもをフードプロセッサーで混ぜると粘りが出るため避ける。生地は休ませ過ぎず、作ったらすぐ包む。縁に空気を残さない。
05 · 栄養情報
栄養情報
- カロリー
- 約 350 kcal
- 炭水化物
- 約 56 g
- たんぱく質
- 約 7 g
- 脂質
- 約 11 g
- 食物繊維
- 約 4 g
- ナトリウム
- 約 180 mg
1食の基準: 1個。 アレルゲン: 乳、卵、小麦を含む。Powidlは砂糖を加えず濃く煮た製品が扱いやすい。一般のプラムジャムを使う場合は、弱火で約3分の2量まで煮詰め、完全に冷ます。 数値は標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、脂の除去、油の吸収、盛り分けにより変わる。