アルジェリア料理 · 前菜 · レシピ
アルジェリアのブレク 牛肉とじゃがいもを薄皮で巻く 揚げたての前菜
牛ひき肉、玉ねぎ、じゃがいも、卵、パセリの具を薄いディウルで細長く包み、表面が薄い金色になるまで揚げる。
カテゴリー: 前菜/料理: アルジェリア/難易度: 中級/合計: 1時間

横長の写真では、薄く揚がった皮、肉とじゃがいもの断面、レモン、背景のスープが見える。
アルジェリア風ブレクの作り方と薄皮の巻き方
アルジェリア風ブレクの作り方では、薄いディウルの皮へ具を包み、食べる直前に揚げる前菜を家庭の鍋で再現する。ブリックの名でも知られ、ラマダンの食卓ではショルバの隣に置かれることが多い。外側の軽い歯ざわりと、温かな肉やじゃがいもの具が対照になる。
具を完全に冷まし、薄皮の内側へ余分な蒸気を持ち込まない。
ディウルは非常に薄く、乾燥すると割れ、水分が多い具では破れる。袋から出した皮は湿らせた布の下へ置き、一枚ずつ扱う。市販の春巻きの皮でも代用できるが、厚いものは揚げ時間が長くなり、アルジェリアの薄皮に近い軽さが出にくい。
具には牛ひき肉、玉ねぎ、ゆでたじゃがいも、固ゆで卵、パセリを使う。肉の水分が残ったまま包むと皮がしんなりするため、汁気がなくなるまで炒め、完全に冷ます。じゃがいもは滑らかなペーストにせず、5 mmほどの小さな粒を残すと、断面に食感が生まれる。
巻き方は、皮の手前に細長く具を置き、左右を内側へ折り、空気を押し出しながら巻く。端は小麦粉と水の糊で止める。強く締め過ぎると、具の蒸気で揚げている間に裂けるため、形を保つ程度の余裕を残す。
油温は175℃を基準にし、一本ずつ入れ過ぎない。低温では油を吸い、高温では皮だけが濃くなって内部が十分に温まらない。2〜3分で薄い金色になれば網へ上げ、重ねずに油を切る。レモンは食べる直前に絞り、皮の軽さを保つ。
薄皮を軽く揚げる流れ
レシピ概要。 牛ひき肉と玉ねぎを汁気がなくなるまで炒め、角切りのゆでじゃがいも、固ゆで卵、パセリを混ぜて冷ます。薄いディウルへ具を細長く置き、左右を折って巻き、小麦粉の糊で止める。175℃の油で2〜3分、薄い金色になるまで揚げ、網で油を切って熱いうちに出す。
材料
具
- 牛ひき肉 450 g — 脂肪15%以下
- オリーブ油 15 ml — 炒め用
- 玉ねぎ 220 g — 細かく刻む
- にんにく 10 g — みじん切り
- クミンパウダー 3 g — 肉用
- シナモンパウダー 2 g — 少量
- 黒こしょう 3 g — 挽きたて
- 塩 6 g — 具用
- じゃがいも 300 g — ゆでて5 mm角
- 固ゆで卵 3個 — 粗く刻む
- イタリアンパセリ 25 g — 刻む
- マイルドなチーズ 80 g — 細くおろす
包みと揚げ油
- ディウルの皮 12枚 — 直径約30 cm
- 薄力粉 20 g — 糊用
- 水 30 ml — 糊用
- 揚げ油 700 ml — 実際の吸油量は約90 mlとして栄養計算
- レモン 1個 — くし形に切る
調理手順
具を作る
じゃがいもと卵を準備する
じゃがいもを柔らかくゆでて水気を飛ばし、5 mm角に切る。卵は固ゆでにして粗く刻む。
肉を炒める
フライパンにオリーブ油を熱し、玉ねぎを6分炒める。にんにく、牛ひき肉、クミン、シナモン、黒こしょう、塩を加える。
汁気を飛ばす
中火で8〜10分、肉をほぐしながら炒める。鍋底に液体が残らない状態まで水分を飛ばす。
具を冷ます
火を止め、じゃがいも、卵、パセリ、チーズを混ぜる。バットへ広げて室温まで完全に冷ます。
包む
糊を作る
薄力粉と水を滑らかに混ぜ、端を止める糊を作る。ディウルは湿らせた布の下へ置く。
具を置く
皮一枚を広げ、手前へ具の12分の1を長さ14 cmほどの棒状に置く。端から3 cm空ける。
巻いて止める
左右を具の上へ折り、手前から空気を押し出しながら巻く。終端へ糊を薄く塗って止める。
揚げる
油を温める
深い鍋へ油を4 cmほど入れ、175℃に温める。網を載せたバットを用意する。
少量ずつ揚げる
ブレクを巻き終わりを下にして2〜3本ずつ入れ、返しながら2〜3分揚げる。
油を切る
網へ上げ、重ねずに2分油を切る。必要なら油温が175℃へ戻ってから次を揚げる。
すぐに出す
皿へ盛り、レモンを添える。レモン汁は食べる直前に絞る。
盛り付け、保存、応用
盛り付けと組み合わせ
ショルバ・フリックやショルバ・ベイダの前菜として一人1〜2本を出す。レモン、刻んだパセリ、辛味の弱いハリッサを別添えにする。
保存と再加熱
揚げたブレクは当日が最良。冷蔵は2日までで、180℃のオーブンまたはエアフライヤーで6〜8分、中心74℃以上まで再加熱する。未加熱の包みは一層ずつ冷凍し、1か月保存できる。
変更できる四つの方法
- 牛肉を羊ひき肉へ替え、脂が多い場合は炒めた後に余分な脂を除く。
- チーズを省き、じゃがいもを80 g増やすと乳不使用になる。
- ツナ水煮300 gを使う場合は肉を省き、玉ねぎと香辛料だけを炒めて合わせる。
- 揚げずに表面へ油を薄く塗り、200℃のオーブンで12〜15分焼く。
テストキッチンの三つの要点
- 温かい具を包まない。蒸気が皮を弱くし、揚げ油で裂けやすくなる。
- 巻き終わりを最初に下へ入れると、糊が熱で固まり形が安定する。
- 揚げ上がりを紙の上へ重ねず、網で空気を通して皮を保つ。
必要な道具
広いフライパン、深さのある揚げ鍋、揚げ物用温度計、網付きバット、刷毛。油温計は薄皮が急に色づくのを防ぐ。
1食分の栄養価
- カロリー
- 約 300 kcal
- 炭水化物
- 約 25 g
- たんぱく質
- 約 15 g
- 脂質
- 約 16 g
- 食物繊維
- 約 2 g
- ナトリウム
- 約 480 mg
分量: 1本。標準的な食品成分値から算出した概算で、銘柄、可食部、油の吸収量、切り分け方により実際の値は変わる。主なアレルゲン: 小麦、卵、乳。ディウルとチーズの表示を確認する。揚げ油を共有する場合は、他の食材由来のアレルゲン混入にも注意する。
薄い皮が割れた瞬間に、肉、じゃがいも、香草の温かな具が現れる。
アルジェリアのブレクは、具の水分と油温を整えれば、家庭の揚げ鍋でも軽く仕上がる。冷ました具を余裕を残して巻き、少量ずつ揚げることが、破れと油っぽさを防ぐ。