クロアチアの料理を家庭向けに整理した実用版
ポドラヴィナのプルガパプリカ香る円錐形の乾燥フレッシュチーズ
水切りした牛乳のフレッシュチーズに赤いパプリカ、塩、にんにくを練り込み、円錐形に整えて低温で乾かす。外側は締まり、内側にはほろりとした乳の粒感が残る。

- 分量
- 小型8個
- 準備
- 35分
- 加熱
- 0分
- 休ませる時間
- 2日
- 合計
- 2日35分
- 1人分
- 約 85 kcal
01 · 料理の背景と技術
仕上がりを決める考え方
プルガはクロアチア北部、ポドラヴィナ周辺で作られてきた小型の乾燥チーズで、円錐形と赤い色が目印になる。酸味のあるフレッシュチーズにパプリカと塩を加え、形を整えて水分を抜くため、パンや生野菜と合わせやすい。
仕上がりを安定させる要点は、最初の水切りと乾燥温度にある。チーズが柔らかすぎると形が崩れ、強い熱を当てると表面だけが硬くなる。冷蔵庫内の低湿度か、食品乾燥機の低温を使い、ゆっくり締める。
この家庭版では市販の無塩フレッシュチーズを使う。粒の細かいカッテージチーズやクワルクでも作れるが、余分な乳清を十分に除く必要がある。辛味は甘口と辛口のパプリカの比率で調整する。
完成したプルガは薄切りよりも、小さく割って食べると食感が分かりやすい。乾燥が進むほど味が凝縮するため、塩は控えめに始める。
02 · 材料
小型8個分の材料
主材料
- 500 g無塩フレッシュチーズ
- 6 g細粒塩
- 2 小さじ甘口パプリカ
- 1/4 小さじ辛口パプリカ
- 1 片にんにく、すりおろす
03 · 手順
準備から仕上げまで
乳清を抜く
チーズを清潔な布に包み、冷蔵庫で8時間水切りする。手で押したときに水がにじまず、まとまる硬さにする。
調味する
ボウルでチーズ、塩、甘口と辛口のパプリカ、にんにくを均一になるまで練る。10分休ませ、塩味を確認する。
円錐形に整える
8等分し、濡らした手で底の平らな円錐形にする。表面のひびを指でならす。
低温で乾かす
網にのせ、食品乾燥機なら40°Cで10〜14時間、冷蔵庫なら覆わずに約2日乾かす。途中で一度向きを変える。表面が乾き、中心に弾力が残れば完成。
04 · 1食分の概算
栄養成分
- エネルギー
- 約 85 kcal
- 炭水化物
- 約 2 g
- たんぱく質
- 約 7 g
- 脂質
- 約 5 g
- 食物繊維
- 約 0 g
- ナトリウム
- 約 320 mg
1食: 1個(約60 g)。標準的な食品成分値に基づく概算で、製品、可食部、吸油量、切り分け方により変動する。