クロアチア料理 · 肉の主菜 · オーブン料理
ダルマチア風ラム肉のロースト じゃがいもとにんにくを重ねた ローズマリー香るオーブン焼き
骨付きラム肩肉を白ワインとにんにくで蒸し焼きにし、最後に蓋を外して皮とじゃがいもを香ばしく焼き上げる一皿。
- 分量
- 6人分
- 準備
- 25分
- 調理
- 2時間
- 休ませ
- 15分
- 合計
- 2時間40分
- 1食分
- ≈ 780 kcal

蒸気で柔らかくし、最後に乾いた熱で焼く
ダルマチア沿岸と島部では、ラム肉は家族の集まりや祝いの食卓に置かれることが多い。屋外の串焼きや「ペカ」と呼ばれる蓋付きの炉料理が知られるが、家庭のオーブンでも、最初に湿度を保ち、最後に表面を乾かす二段階の火入れで近い構造を作れる。
蓋をした時間が肉を柔らかくし、蓋を外した最後の時間が香ばしさを作る。
このレシピは骨付きの肩肉を大きめに切って使う。肩は筋と結合組織が多く、短時間の高温だけでは硬さが残る。白ワインと少量の水を加え、蓋をしてゆっくり蒸し焼きにすると、肉汁が鍋底へ落ち、じゃがいもはその脂と香りを吸う。
塩は表面だけでなく切れ目にもなじませる。にんにくは細い棒状にして肉の浅い切れ目へ差し込み、ローズマリーは葉を細かく刻みすぎず、油と合わせて表面へ塗る。細かな葉は高温で焦げやすいため、半量は肉の下へ置き、香りを蒸気へ移す。
じゃがいもは大きな輪切りではなく、厚いくし形にする。肉の下へ敷き詰めると、最初の一時間は煮汁で柔らかくなり、蓋を外した後に切り口が乾いて褐色になる。途中で一度だけ返し、崩れる前に焼き面を変える。
仕上げでは蓋を外し、温度を200 °Cへ上げる。肉の表面に深い焼き色がつき、じゃがいもの角が濃い金色になるまで焼く。肩肉は安全温度を超えるだけでなく、竹串が筋の間へ入りやすくなる82〜88 °Cまで進めると、骨から外しやすい柔らかさになる。
焼き上がり直後に切ると肉汁が皿へ流れるため、ホイルを軽くかけて十五分休ませる。休ませている間に鍋底の脂をすくい、残った煮汁へレモン果汁を加える。酸味は肉の濃さを切り、ローズマリーとにんにくの香りを再び明確にする。
材料
ラム肉と香味
- 2 kg 骨付きラム肩肉4〜6個の大きな塊。
- 20 g 塩肉とじゃがいもに分ける。
- 2 g 黒こしょう粗挽き。
- 25 g にんにく半量は棒状、半量はつぶす。
- 12 g 生ローズマリー葉を枝から外す。
- 60 ml オリーブオイル肉とじゃがいもへ分ける。
- 150 ml 辛口白ワイン蒸し焼き用。
- 100 ml 水鍋底の焦げつきを防ぐ。
- 30 ml レモン果汁仕上げの煮汁へ加える。
じゃがいも
- 1.5 kg じゃがいも皮をむき、厚いくし形に切る。
- 1個 レモンの皮黄色い部分を細く削る。
作り方
下ごしらえ
肉へ香味を入れる
ラム肉の表面へ浅い切れ目を作り、棒状のにんにくを差し込む。塩12 g、黒こしょう、ローズマリー半量、オリーブオイル30 mlを全体へすり込む。
じゃがいもを敷く
ローストパンにじゃがいも、残りのにんにく、ローズマリー、塩8 g、オリーブオイル30 ml、レモンの皮を入れて混ぜる。肉を上へ置く。
蒸し焼きと焼き色
蓋をして蒸し焼きにする
オーブンを180 °Cに予熱する。白ワインと水を鍋底へ注ぎ、蓋または二重のアルミホイルで密閉して1時間20分焼く。
じゃがいもを返す
蓋を外し、じゃがいもを崩さないよう一度返す。鍋底が乾いていれば水50 mlを足す。
高温で表面を焼く
温度を200 °Cへ上げ、蓋をせず35〜45分焼く。肉の中心温度が82〜88 °Cとなり、皮とじゃがいもの角に濃い焼き色がつく状態を目安にする。
休ませと仕上げ
肉を休ませる
肉を温かい皿へ移し、ホイルを軽くかけて15分休ませる。じゃがいもは電源を切ったオーブンで保温する。
煮汁を整える
ローストパンの余分な脂をすくい、残った煮汁へレモン果汁を混ぜる。肉とじゃがいもを盛り、煮汁を少量ずつかける。
盛り付け、保存、実用的な調整
盛り付けと組み合わせ
苦味のある葉野菜、ゆでた青菜、または酸味を効かせたキャベツサラダを添える。肉汁は全部かけず、じゃがいもが艶を持つ程度に使う。
保存と温め直し
焼いた肉とじゃがいもは2時間以内に冷まし、密閉して冷蔵3日。再加熱は160 °Cのオーブンで覆って温め、中心まで十分に熱くする。冷凍は肉だけを煮汁とともに2か月保存できる。
四つの実用的な変化
- ラム肩肉を骨付き脚肉へ替え、中心温度63 °C以上で3分休ませる焼き加減に調整する。
- 白ワインを無塩チキンストックへ替える。
- じゃがいもの三分の一を玉ねぎのくし形切りへ替える。
- ローズマリーの半量をセージへ替え、より丸い香りにする。
テストキッチンの三つの要点
- 肉の下へじゃがいもを置き、落ちる脂と煮汁を吸わせる。
- 最初は密閉し、最後だけ乾いた高温で焼き色をつける。
- 温度計は骨を避け、最も厚い部分へ差す。
必要な器具
- 蓋付きローストパンまたは深い天板
- アルミホイル
- 肉用温度計
- トング
- 脂をすくうスプーン
1食分のおおよその栄養価
- カロリー
- ≈ 780 kcal
- 炭水化物
- ≈ 48 g
- たんぱく質
- ≈ 58 g
- 脂質
- ≈ 39 g
- 食物繊維
- ≈ 5 g
- ナトリウム
- ≈ 780 mg
1食分: 1人分(肉とじゃがいも各1/6)。主なアレルゲン: 主要アレルゲンは含まれない。ワインは加熱するが、アルコールを完全に避ける場合は無塩のストックへ替える。 数値は標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、脂肪の除去、吸収量、切り分け方によって変動する。