水分の少ないじゃがいも生地で柔らかな塩味の中身を包む
スラネ・クネドレをじゃがいも生地で包み、ハムとフレッシュチーズを入れて香ばしいパン粉をまとう塩味団子
スラネ・クネドレは、粉質のじゃがいもで作る柔らかな生地に、ハムとフレッシュチーズの塩味のフィリングを包む団子。ゆで上げた後、バターで香ばしく炒ったパン粉をまとわせ、サワークリームを添える。
- 分量
- 8個
- 準備
- 50分
- 加熱
- 1時間10分
- 合計
- 2時間
- 1食分
- 約 640 kcal
01 · 料理の背景と技術
生地へ粉を足しすぎず、じゃがいもの蒸気を先に逃がす
ゆでたじゃがいもの乾燥、フィリングの低い水分、静かなゆで方が、割れずに柔らかな団子を作る。
クネドレは甘い果実入りだけでなく、肉、チーズ、パンなどを使う塩味の型もある。ここでは画像に合わせ、じゃがいも生地へハムとフレッシュチーズを包み、炒ったパン粉を外側へ付ける。主菜として2個を食べても、スープの後の一皿として1個を出してもよい。
生地の成否はじゃがいもの水分で決まる。粉質のじゃがいもを皮付きでゆで、熱いうちに皮をむいて潰す。平らに広げて10分ほど蒸気を逃がすと、薄力粉の量を抑えられる。じゃがいもが冷えて粘りが出た後にこねると、粉を増やしても扱いにくくなる。
フィリングは刻んだハム、粒のあるフレッシュチーズ、卵黄、少量のパン粉でまとめる。水分の多いチーズは10分水切りし、握った時に形を保つ固さにする。冷やした8個の球へ分けておけば、生地に包む時間が短く、継ぎ目が汚れにくい。
ゆで湯は激しく沸かさず、団子を入れた後は鍋底からそっと外す。浮いてから5分が中心まで温まる目安になる。パン粉はバターで濃い金色に炒め、ゆでた団子の水分を軽く切ってからまぶす。表面が濡れすぎるとパン粉がペーストになり、乾かしすぎると付着しない。
じゃがいもを熱いうちに潰す
粒を残さず、蒸気を逃がして粉の追加を減らす。
フィリングを冷やす
包む時に広がらず、継ぎ目へ付着しない。
浮いてから5分ゆでる
外側だけでなく中心のフィリングまで温める。
02 · 材料と準備
8個の材料
材料は全量を計量し、肉や魚介を扱う料理では生食材と完成品の器具を分ける。
じゃがいも生地
- 1.2 kg粉質のじゃがいも、皮付き
- 280 g薄力粉
- 1個卵
- 30 g無塩バター
- 8 g塩
ハムとチーズのフィリング
- 250 g加熱ハム、5 mm角
- 300 gフレッシュチーズ、水分を軽く切る
- 1個分卵黄
- 30 g細かいパン粉
- 1/2小さじ黒胡椒
- 10 gパセリ、みじん切り
パン粉と添え物
- 120 g細かいパン粉
- 70 g無塩バター
- 300 gサワークリーム
03 · 調理工程
準備から仕上げまで
段階ごとに温度、時間、見た目の合図を確認し、次の操作へ進む。
フィリングを作る
約15分ハムとチーズを混ぜる
ハム、フレッシュチーズ、卵黄、パン粉30 g、黒胡椒、パセリを混ぜる。8等分して丸め、冷蔵庫で冷やす。
握ると形を保ち、液体がにじまない。
じゃがいも生地を作る
約45分じゃがいもをゆでる
皮付きじゃがいもを塩を加えない水からゆで、沸騰後25〜35分、中心まで柔らかくする。湯を切り、熱いうちに皮をむく。
潰して蒸気を逃がす
じゃがいもをライサーで台へ押し出すか滑らかに潰し、薄く広げて10分置く。バター30 gを混ぜる。
表面から湯気がほぼ出ず、触ると温かい。短く生地をまとめる
卵、塩、薄力粉の約240 gを加え、カードで切るように混ぜる。べたつく場合だけ残りの粉を少量ずつ加え、ひとまとまりにする。
包んでゆでる
約25分8個に包む
生地を8等分し、手のひらで直径12 cmほどに広げる。中央へフィリングを置き、縁を集めて閉じ、継ぎ目を滑らかにする。
表面に亀裂がなく、フィリングが見えない。静かな湯でゆでる
大鍋の湯へ塩を加え、弱い沸騰にする。団子を4個ずつ入れ、鍋底からそっと外す。浮いてから5分ゆで、穴あき杓子で取り出す。
団子が浮き、表面がふくらんでも割れていない。
パン粉をまとわせる
約15分パン粉を炒る
広いフライパンでバター70 gを溶かし、パン粉120 gを加える。中火で5〜7分、均一な金色になるまで混ぜる。
団子へ付ける
ゆでた団子の湯を10秒切り、温かいパン粉の中で転がす。皿へ2個ずつ盛り、サワークリームを別添えにする。
表面全体に乾いた香ばしいパン粉が付く。
04 · 温度と仕上がり
調理の管理点と修正方法
時間だけでなく、温度、色、濃度、手触りを確認して仕上がりを判断する。
じゃがいもの乾燥
10分潰して広げ、余分な蒸気を逃がす。
ゆで湯
弱い沸騰激しい対流で継ぎ目が開くのを防ぐ。
火通り
浮いてから5分中心のチーズとハムまで温める。
| 問題 | 主な原因 | 修正方法 |
|---|---|---|
| 生地がべたつく | じゃがいもの水分が多いか、熱すぎる。 | 広げて蒸気を逃がし、残りの粉を10 gずつ加える。 |
| 団子が湯で割れる | 継ぎ目が薄い、湯が激しい、フィリングが湿っている。 | 継ぎ目を均一に閉じ、弱い沸騰にし、チーズを水切りする。 |
| 生地が重い | 薄力粉を多く入れ、長くこねた。 | 粉質じゃがいもを使い、粉は扱える最小量で短くまとめる。 |
| パン粉がべたつく | 団子の湯を切らずに加えた。 | 穴あき杓子で取り出し、10秒だけ水分を落としてから転がす。 |
05 · 食卓と保存
盛り付け、保存、再加熱
料理の食感と安全性を保つため、完成後の温度と保存時間も工程の一部として扱う。
盛り付け
一人2個を主菜として出し、サワークリームを別添えにする。酸味のあるキャベツサラダやきゅうりのサラダがよく合う。
保存と再加熱
ゆでた団子は冷蔵2日まで。パン粉とは別に保存し、蒸すか弱い電子レンジで温めてから、炒り直したパン粉を付ける。
冷凍
成形した生の団子を重ならないよう凍らせ、固まったら袋へ移す。解凍せず弱い沸騰の湯へ入れ、浮いてから7〜8分ゆでる。
フィリングの変化
ハムの一部を炒めた玉ねぎへ替えられる。水分の多い野菜や溶けるチーズを増やすと、継ぎ目が開きやすい。
06 · 実用的な疑問
スラネ・クネドレのよくある質問
前日に成形できるか
冷蔵では生地が水分を吸ってべたつきやすい。数時間以内なら打ち粉をしたトレイで冷蔵できるが、前日は冷凍が安定する。
じゃがいもをオーブンで焼いて使えるか
使える。焼いたじゃがいもは水分が少なく、生地へ加える粉を減らしやすい。中身を熱いうちに取り出して潰す。
パン粉を付けずに食べられるか
食べられるが、外側の香ばしさと余分な表面水分を受ける役割がなくなる。溶かしバターとハーブだけの仕上げも可能。
07 · 1食分の概算
栄養情報
8個を基準に、使用量と可食部から標準的な食品成分値で概算した。
- エネルギー
- 約 640 kcal
- 炭水化物
- 約 74 g
- たんぱく質
- 約 24 g
- 脂質
- 約 28 g
- 食物繊維
- 約 5 g
- ナトリウム
- 約 1250 mg
1食分:2個とサワークリーム。主なアレルゲン:小麦、卵、乳を含む。ハムに大豆や乳が含まれる場合があるため表示を確認する。 数値は標準的な原材料に基づく概算で、製品、脂の除去、吸収量、分け方により変わる。