クロアチア料理 · 郷土料理 · レシピ
鶏肉と麺のスープ 根菜で澄んだだしを取り 細いレザンツィを合わせる
骨付き鶏肉を冷水からゆっくり温め、泡を除いて根菜と玉ねぎを加える。澄んだ金色のスープへ、別ゆでした細い卵麺とほぐした鶏肉を合わせる。
分類: 肉のスープ / 料理: クロアチア料理 / 難易度: やさしい / 合計時間: 2時間25分
横長の写真では、澄んだだし、細いレザンツィ、ほぐれる鶏肉、根菜の配置が見える。
静かな煮立ちで作る家庭の一番だし
鶏肉と麺のスープは、クロアチアの家庭で日曜の昼食や祝いの食卓に置かれることの多い、澄んだ肉のスープの一つである。牛肉を使う版と同じく、肉、骨、根菜を時間をかけて煮出し、最後に細い麺を合わせる。ここでは鶏もも、手羽、背骨を含む骨付き肉を使い、肉を具として残しながらだしにも厚みを出す。
スープを澄ませるのは追加の材料ではなく、沸騰させない時間である。
澄みを保つ鍵は、冷水から始め、温度を急に上げないことにある。表面へ灰色の泡が浮き始めたら、細かな網じゃくしで丁寧に除く。強く沸騰させると脂とたんぱく質が細かく散り、スープが白く濁る。表面が数秒ごとにわずかに揺れる程度へ火を落とす。
玉ねぎは半分に切り、切り口を乾いたフライパンで濃い褐色になるまで焼く。焦げた皮を大量に入れるのではなく、切り口の色だけでスープへ金色を与える。にんじん、パセリの根、セロリの根は大きめに切り、香りを出しながら形を残す。塩は初めから全量を入れず、煮詰まりを見て最後に整える。
鶏肉の最も厚い部分は74°Cに達する必要があるが、スープ用の骨付き肉はその後も穏やかに煮て、関節が自然に緩むまで柔らかくする。肉を取り出したら皮と骨を除き、食べやすい大きさへほぐす。だしは細かなこし器でこし、表面の脂はすべて除かず、薄い金色の輪が残る程度にする。
卵麺レザンツィは別鍋でゆでる。スープの中でゆでると小麦のでんぷんが溶け、澄みが失われ、保存中に麺が液体を吸う。食べる直前に器へ麺、鶏肉、にんじんを置き、熱いスープを注ぐ。見た目は簡素だが、湯温、泡取り、麺の分離が結果を左右する。
澄んだ鶏スープの煮出し線
レシピの要点。 骨付き鶏肉を3 Lの冷水へ入れ、20分かけて静かに温める。泡を除き、焼いた玉ねぎ、にんじん、パセリの根、セロリ、にんにく、こしょう粒を加え、弱火で約90分煮る。肉が74°Cを超え、関節が緩んだら取り出してほぐす。だしを細かくこし、塩を整える。細い卵麺は別鍋で2〜3分ゆで、器で鶏肉と合わせて熱いスープを注ぐ。
材料
スープ
- 骨付き鶏もも肉、800 g
- 鶏手羽、500 g
- 鶏がら、300 g — 食用として処理されたもの
- 冷水、3 L
- にんじん、300 g — 大きめに切る
- パセリの根、100 g — なければパースニップ
- セロリの根、150 g
- 玉ねぎ、200 g — 半分に切り焼く
- にんにく、10 g — つぶす
- 黒こしょう粒、10粒
- ローリエ、1枚
- 塩、16 g — 最後に調整
- パセリの茎、10 g
仕上げ
- 細い卵麺、240 g — レザンツィまたは同等品
- 刻みパセリ、15 g
- 麺用の湯、2 L
- 麺用の塩、10 g
作り方
だしを取る
玉ねぎを焼く
玉ねぎを皮付きのまま半分に切り、切り口を乾いたフライパンで5分、濃い褐色になるまで焼く。
冷水から温める
骨付き鶏肉と鶏がらを大鍋へ入れ、冷水3 Lを注ぐ。中火で20分ほどかけ、最初の泡が浮くまでゆっくり温める。
泡を除く
表面の灰色の泡を10分ほど丁寧に除く。液面が澄み、脂の小さな輪だけが残る状態にする。
根菜を加える
にんじん、パセリの根、セロリの根、焼いた玉ねぎ、にんにく、こしょう粒、ローリエ、パセリの茎、塩12 gを加える。
弱火で煮る
ふたを少しずらし、90分ほど弱火で煮る。表面は激しく泡立たせず、鶏肉の最も厚い部分が74°Cを超え、骨から外れやすくなるまで火を通す。
こして仕上げる
肉と野菜を取り出す
鶏肉とにんじんを取り出す。肉は皮と骨を除き、食べやすくほぐす。にんじんは薄い輪切りにする。
だしをこす
だしを細かなこし器で別鍋へこす。表面の脂を好みの量だけ取り、残りの塩で味を整える。
麺を別ゆでする
別の湯へ塩を入れ、細い卵麺を表示より少し短い2〜3分ゆでる。ざるへ上げ、余分な湯を切る。
器で合わせる
器へ麺、鶏肉、にんじんを入れ、熱いスープを注ぐ。刻みパセリを少量のせ、すぐ供する。
盛り付け、保存、応用
盛り付け
白い深皿へ麺を中央に置き、鶏肉とにんじんを周囲へ分ける。パセリは少量にし、澄んだ金色を隠さない。パンを添える場合は味の強いものを避ける。
保存と温め直し
だし、肉、麺を別々に2時間以内に冷やし、冷蔵で3日保存する。だしと肉は沸騰直前まで温め、全体74°Cを確認する。麺は器へ入れて熱いだしで温める。だしだけなら冷凍で3か月。
応用と代替
鶏がらを増やして肉を減らす、卵麺をセモリナ団子へ替える、パセリの根をパースニップへ替える、仕上げに細切りのゆで野菜を加える、という四つの変更ができる。
料理人の要点
冷水から始める。泡を早い段階で除く。麺は別ゆでにする。この三点で濁りと吸水を抑えられる。
必要な道具
5〜6 Lの厚手鍋、細かな網じゃくし、こし器、肉用温度計、小鍋が必要。広い鍋は泡を取りやすく、厚い底は弱い煮立ちを安定させる。
1食分の栄養価
- カロリー
- 約 420 kcal
- 炭水化物
- 約 32 g
- たんぱく質
- 約 38 g
- 脂質
- 約 15 g
- 食物繊維
- 約 3 g
- ナトリウム
- 約 900 mg
主なアレルゲン: 小麦、卵、セロリ。数値は標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、下処理、吸油量、切り分け方により変動する。
金色のだしを守るため、肉は強く煮ず、麺は最後まで別に扱う。
鶏肉と麺のスープは、骨付き肉の旨味と根菜の甘さを澄んだ液体に移す料理である。冷水、泡取り、静かな煮立ち、別ゆでの麺を守れば、家庭の大鍋でも透明感のある一杯になる。