クロアチア料理 · 郷土料理 · レシピ
レピニャ 高加水生地を丸く焼く 気泡の大きなフラットブレッド
水分の多い酵母生地をゆっくり発酵させ、手で丸く広げて指跡を付ける。250°Cの高温で短く焼き、薄い皮と、ちぎると見える大きな不規則気泡を作る。
分類: フラットブレッド / 料理: クロアチア料理 / 難易度: 普通 / 合計時間: 2時間10分
横長の写真では、丸い形、指跡、金色の焼き斑、割った内部の不規則な気泡を広く確認できる。
平たくても中に空気を抱える食事パン
レピニャはクロアチアを含むバルカン各地で食べられる丸い発酵パンで、ソムンと呼ばれる近い型もある。地域を一つに限定できるパンではないが、クロアチアの肉料理店や家庭でも、チェヴァピ、焼いた肉、煮込み、チーズなどを受け止めるパンとして親しまれている。このレシピは写真に合わせ、厚みを残した丸形と大きな気泡を狙う。
柔らかい生地を粉で固めず、熱い天板へ素早く移すことが大きな気泡につながる。
粉500 gに対して水360 mlを使うため、生地は一般的な丸パンより柔らかい。最初から粉を足して扱いやすくすると、焼いた内部が細かく詰まる。ボウルの中で混ぜ、10分休ませてから伸ばして折ると、水分が粉へ行き渡り、強い力で長くこねなくても生地に張りが出る。
一次発酵は約60分。体積が二倍になることだけでなく、表面へ小さな気泡が見え、ボウルを揺らすと全体が柔らかく震える状態を確認する。四分割する時は強く押し潰さず、外側を下へ折り込んで丸める。15分休ませた後、手の腹で中央から外へ広げ、直径18 cmほどにする。
表面の指跡は飾りだけではない。中央が過度に膨らむのを抑え、平たい形を保ちながら周囲へ気泡を残す。指先へ水または油を付け、底を破らない深さで数か所押す。二次発酵は30分ほど。生地がふっくらし、指跡が少し戻るが消えない時に焼く。
オーブンと天板は250°Cまで十分に予熱する。冷たい天板では底面が固まる前に水分が抜け、厚い皮になる。10〜12分で表面へ濃淡のある焼き色が付き、底をたたくと軽い音がする。焼き上がりに布で軽く覆うと、薄い皮が硬くなり過ぎず、ちぎった時に大きな不規則気泡が現れる。
レピニャの発酵と高温焼成線
レシピの要点。 パン用粉、水、酵母、砂糖を混ぜて10分休ませ、塩と油を加える。ボウルの中で伸ばして折る動作を数回行い、約60分一次発酵させる。四分割して丸め、15分休ませた後、直径18 cmへ手で広げる。濡らした指で浅いくぼみを付け、30分二次発酵。十分に熱した天板へ移し、250°Cで10〜12分、表面に濃淡のある焼き色が付くまで焼く。
材料
生地
- パン用強力粉、500 g — たんぱく質11〜13%
- ぬるい水、360 ml — 約28°C
- インスタントドライイースト、5 g
- 上白糖、5 g
- 塩、10 g
- ひまわり油、20 ml — または菜種油
- 打ち粉、20 g — 必要な分だけ
仕上げ
- 表面用の水、30 ml — 指を濡らす
- 天板用油、5 ml — 紙を使わない場合
作り方
混ぜて一次発酵
粉と水を休ませる
強力粉、ぬるい水、イースト、砂糖を混ぜ、乾いた粉がなくなったら10分休ませる。
塩と油を加える
塩と油を加え、濡らした手で生地の端を持ち上げ中央へ折る動作を8回行う。15分おきに同じ折りを二回繰り返す。
一次発酵させる
ボウルを覆い、暖かい場所で約60分発酵させる。体積が約二倍で、表面に小さな気泡が見える状態にする。
分割して成形
四分割する
打ち粉を薄くした台へ生地を出し、気泡を潰し過ぎず四等分する。外側を下へ折り込み、丸く整える。
休ませて広げる
15分休ませ、手の腹で中央から外へ押し、直径18 cm、厚さ2 cm弱へ広げる。麺棒は使わない。
指跡を付ける
表面を水で濡らし、指先で数か所を浅く押す。底を破らない。
二次発酵する
布をかけて30分発酵させる。指跡が少し戻るが消えず、全体がふっくらすればよい。
高温で焼く
オーブンを十分熱する
厚い天板またはベーキングストーンを入れ、250°Cで30分以上予熱する。
熱い面へ移す
生地を紙または粉を振った板で熱い天板へ移す。一度に二枚ずつ焼く。
短く焼く
250°Cで10〜12分、表面に淡い金色と濃い斑点が付き、底をたたくと軽い音がするまで焼く。
布の下で休ませる
焼き上がりを清潔な布で軽く覆い、15分休ませる。蒸気を閉じ込め過ぎず、皮だけを柔らげる。
盛り付け、保存、応用
盛り付け
温かいレピニャを半分に割り、チェヴァピ、焼いた肉、アジュヴァル、フレッシュチーズ、煮込み料理へ添える。切るより手で割ると内部の気泡がつぶれにくい。
保存と温め直し
完全に冷まして密閉袋へ入れ、室温で2日。冷凍は一枚ずつ包み2か月。温め直しは表面へ少量の水を振り、220°Cで4〜5分。電子レンジだけでは皮がゴム状になりやすい。
応用と代替
強力粉100 gを全粒粉へ替える、表面へごく少量の黒ごまを散らす、四枚ではなく六枚の小型にする、油をオリーブ油へ替える、という変更が可能。
料理人の要点
柔らかい生地へ余分な粉を足さない。成形で気泡を押し潰さない。天板を30分以上予熱する。この三点で薄い皮と大きな気泡を作れる。
必要な道具
大きなボウル、カード、厚い天板またはベーキングストーン、移動用の板、清潔な布が必要。熱容量のある焼成面は底をすぐ固め、内部の蒸気を上へ押し上げる。
1食分の栄養価
- カロリー
- 約 505 kcal
- 炭水化物
- 約 97 g
- たんぱく質
- 約 13 g
- 脂質
- 約 6 g
- 食物繊維
- 約 4 g
- ナトリウム
- 約 980 mg
主なアレルゲン: 小麦。数値は標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、下処理、吸油量、切り分け方により変動する。
平たい形の中へ空気を残すには、粉を足すより、生地を休ませる。
レピニャは単純な材料で作れるが、高加水、折りたたみ、二段階発酵、高温の焼成面がそろって初めて、薄い皮と大きな気泡になる。焼きたてを手で割れば、外側の香ばしさと内側の柔らかさが最もよく分かる。