イタリアの代表料理
バッカラ・マンテカート(ヴェネツィア風干し鱈のクリーム)

レシピ早見表
バッカラ・マンテカート(ヴェネツィア風干し鱈のクリーム)
構造化レシピの主要情報。
- 分量
- 4人分
- 準備
- 25分
- 加熱
- 20分
- 合計
- 45分
- エネルギー目安
- 約690 kcal(1人分あたり)
温かい干し鱈を油で乳化させるヴェネツィアの前菜
バッカラ・マンテカート(ヴェネツィア風干し鱈のクリーム)
水戻し済みのストッカフィッソをレモンとローリエ入りの湯で20分静かに火入れし、温かいうちにほぐす。ひまわり油と穏やかなオリーブ油を少量ずつ加え、完全なピューレにはせず、魚の繊維をわずかに残したクリーム状に仕上げる。

01 · 概要
概要
バッカラ・マンテカートは、ヴェネツィアで使われる名称として日本語の料理情報でも定着している。ここでは水戻し・骨抜き済みのストッカフィッソを皮付きで使い、ゆでた魚を温かいうちに油と混ぜて乳化させるバージョンを採用する。
成功の目安は「滑らかさ」と「魚らしい繊維感」の両立である。油を一度に入れると分離しやすいため、魚を粗く崩してから少量ずつ加える。最終的には淡い色の密度あるクリームになり、油が表面に浮かない状態を狙う。
温かいうちに混ぜる
水気を切った魚がまだ温かい段階でほぐし始めると、油を抱き込みやすい。
油は少量ずつ
300 mlの油を一度に入れず、魚が吸収・乳化するのを見ながら段階的に加える。
02 · 材料
材料
魚の下ゆで
- 300 g
- 水戻し・骨抜き済みストッカフィッソ 皮も含めて使う
- 60 g
- レモン 約1/2個。ゆで湯用
- 2枚
- ローリエ
- 2 g
- 塩 ゆで湯を薄く塩味にし、最後の調整は控えめにする
- 1 g
- 黒こしょう 挽きたて
乳化と仕上げ
- 225 ml
- ひまわり油
- 75 ml
- 穏やかなエクストラバージンオリーブ油
- 10 g
- イタリアンパセリ(任意) 細かく刻む。仕上げ用・任意
03 · 作り方
作り方
ストッカフィッソをゆでる
静かにゆでる
鍋にストッカフィッソ、レモン、ローリエを入れ、軽く塩をした湯で20分、強く沸騰させずに火を通す。
魚は完全に火が入り、激しく煮崩れずに身が離れる状態にする。水気と骨を整える
魚を引き上げて水気を切り、残った骨を除く。皮はこのバージョンでは残し、温かいうちに次の工程へ進む。
魚がまだ温かい間に作業すると、乳化しやすい。
マンテカートに仕上げる
魚を粗くほぐす
木べらまたはパドルで魚を崩し、まず粗いクリーム状になるまで混ぜる。
魚は粗いクリーム状になりつつ、わずかな繊維感を残す。油を乳化させる
ひまわり油225 mlとオリーブ油75 mlを少量ずつ加え、その都度しっかり混ぜて魚に抱き込ませる。
仕上がりは淡く密度のあるクリーム状で、油っぽく分離していない状態にする。味を調えて盛る
黒こしょうで調え、必要なら塩を最小限に加える。好みで刻んだパセリを散らす。
魚の食感を少し残し、完全なピューレにはしない。
04 · 確認ポイント
確認ポイント
乳化
油の取り込み油を加えるたびに表面の油膜が消えてから次を足す。分離が見える場合は加える速度を落とす。
| 問題 | 目安 | 調整 |
|---|---|---|
| 油が浮く | 油の追加が速すぎるか、魚が冷えすぎると乳化しにくい。 | 追加を止め、魚をよく混ぜてから残りの油を少量ずつ加える。 |
| 滑らかすぎて魚感がない | ブレンダーで完全に潰すと、この配合で狙う繊維感が消える。 | 木べらやパドルで混ぜ、細かな繊維を少し残す。 |
05 · 実用情報
実用情報
冷蔵保存
すぐ食べない場合は速やかに冷やし、4 ℃以下で密閉して2日以内に使う。室温に2時間以上置かない。
温度の戻し方
冷蔵後は冷たいまま、または食べる直前に短時間だけ涼しい室温へ近づける。長時間の常温放置は避ける。
06 · よくある質問
よくある質問
牛乳やじゃがいもは入れる?
この配合には入れない。水戻ししたストッカフィッソと2種類の油を中心に乳化させる。
オリーブ油だけで作れる?
この配合ではひまわり油225 mlと穏やかなオリーブ油75 mlを使う。比率を変えると風味と乳化のバランスも変わる。
07 · 栄養情報
栄養情報
- エネルギー
- 690 kcal
- 炭水化物
- 1 g
- たんぱく質
- 18 g
- 脂質
- 69 g
- 食物繊維
- 0 g
- ナトリウム
- 620 mg
4人分のうち1人分あたりの概算値。USDA FoodData Centralの食品成分データを用いた材料重量ベースの計算で、実測値ではない。 油300 mlを全量保持すると仮定した保守的な推計。