セルビア · 主菜

鶏肉のパプリカシュ(Pileći paprikaš)

骨なし鶏もも肉を軽く焼き、柔らかくした玉ねぎと赤ピーマンに甘口パプリカを加えます。じゃがいも、にんじん、トマト、水を合わせて弱く煮込み、鶏肉74℃とじゃがいもの柔らかさの両方を終了条件にします。

セルビアの代表料理
共有
鶏肉のパプリカシュ(Pileći paprikaš)
出来上がり量 8人分
準備時間 25分
加熱時間 55分
待ち時間 0分
概要

鶏肉のパプリカシュ|じゃがいもと野菜を甘口パプリカで煮るセルビアの家庭料理

パプリカシュ(Paprikaš)は、セルビア北部を含むパノニア地域の家庭料理でよく見られる、玉ねぎと粉末パプリカを軸にした煮込みです。日本語のセルビア料理紹介でも「パプリカシュ」という表記が使われています。この固定版は鶏もも肉とじゃがいもを入れ、乳製品や小麦粉では濃くしません。

1000gの骨なし皮なし鶏もも肉は大きめの一口大にし、20mlひまわり油で10分だけ軽く焼きます。ここでは中まで火を通す必要はなく、薄い焼き色を付けて香ばしさを作る段階です。鶏肉は後の35分煮込みで74℃まで仕上げます。

300g玉ねぎと150g赤ピーマンは、鶏肉をいったん取り出した鍋で10分ほど柔らかくします。15g甘口パプリカを加える直前は火を穏やかにし、粉が焦げる前にトマトパッサータと水分を入れます。焦げたパプリカの苦味は後から戻せません。

600gじゃがいもは3cm角、200gにんじんは厚い半月切りです。大きめに切ることで35分の弱煮でも崩れにくくなります。鶏肉、じゃがいも、にんじん、200mlパッサータ、1200ml熱湯、12g塩、2g黒こしょうを合わせ、ふたを少しずらして穏やかに煮ます。

終了条件は二つあります。最も厚い鶏肉が74℃以上であることと、じゃがいもの中心が柔らかいことです。火力を上げて短縮するとじゃがいもが崩れやすく、スープも濁るため、最後まで強く沸騰させません。

実用情報

実用情報

  • 鶏肉は最初に焼きすぎない軽い焼き色だけ付け、最終加熱は煮込みで行う。
  • パプリカを入れる前に火を穏やかにする焦げる前にトマトと水分へつなぐ。
  • 終了条件を二つ確認する鶏肉74℃とじゃがいもの柔らかさの両方を満たす。
材料

材料

鶏肉のパプリカシュ

  • 1000g骨なし皮なし鶏もも肉、大きめの一口大
  • 300g玉ねぎ、細かく刻む
  • 600gじゃがいも、皮をむいて3cm角
  • 200gにんじん、厚い半月切り
  • 150g赤ピーマン、細切り
  • 20mlひまわり油
  • 15g甘口パプリカパウダー
  • 200mlプレーンなトマトパッサータ
  • 1200ml熱湯
  • 12g細塩
  • 2g黒こしょう
作り方

作り方

作り方

  1. 材料を切り計量する25分で鶏もも肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、赤ピーマンを切り、15g甘口パプリカ、200mlパッサータ、1200ml熱湯を計量する。生の鶏肉を洗わず、手と器具を処理後に洗浄する。

  2. 鶏肉に軽い焼き色を付ける5L厚手鍋に20mlひまわり油を熱し、必要なら分けて1000g鶏もも肉を10分焼く。表面に淡いきつね色が付く程度で止め、中まで火を通そうとしない。

  3. 玉ねぎと赤ピーマンを柔らかくし、パプリカを短く香らせる同じ鍋で300g玉ねぎと150g赤ピーマンを中火から弱めの中火で10分、玉ねぎが非常に柔らかくなるまで加熱する。火を強くしない状態で15g甘口パプリカを短く混ぜ、焦げる前に次の液体へ進む。

  4. 鶏肉と野菜を穏やかに煮る鶏肉を戻し、600gじゃがいも、200gにんじん、200mlトマトパッサータ、1200ml熱湯、12g塩、2g黒こしょうを加える。ふたを少しずらして弱くふつふつする状態で35分煮る。最も厚い鶏肉を74℃以上にし、じゃがいもの中心も柔らかくする。

  5. 強い沸騰が止まったら盛る火を止め、激しい泡立ちが収まったらすぐ深い皿へ盛る。鶏肉とじゃがいもは形を保ち、スープは玉ねぎとじゃがいものデンプンで軽く濃度が付いている状態にする。

実用情報

実用情報

提供

深い皿で熱いうちに提供します。パン、麺、サラダなどは別に添えられますが、この固定配合には含めません。

前準備と保存

野菜は数時間前に切ってそれぞれ冷蔵できます。じゃがいもの食感を保つため、長時間保温せず食事に近い時間に煮ます。残りは2時間以内に浅い容器へ分け4℃以下へ冷蔵し、3〜4日以内に使います。温め直しはじゃがいもを崩さないよう穏やかに混ぜながら74℃まで行います。

確認ポイント

確認ポイント

  • スープが苦い目安: 液体を入れる前にパプリカが焦げた。パプリカを加えるとき火を弱め、数秒以内にパッサータと水分を加える。調整: —
  • 鶏肉が仕上がる前にじゃがいもが崩れる目安: じゃがいもが小さすぎるか沸騰が強い。3cm角を守り、穏やかな煮立ちのまま中心温度を確認する。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1人分の量鶏肉、野菜、スープ全量の1/8
  • エネルギー350kcal
  • 炭水化物20g
  • たんぱく質29g
  • 脂質17g
  • 食物繊維4g
  • ナトリウム750mg

数値は概算です。製品、下処理による歩留まり、吸収量、実際の取り分け方によって変わります。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

固定材料に主要アレルゲンは本来含まれませんが、パプリカやトマトパッサータの加工品に交差接触がある場合は製品表示を確認します。生の鶏肉は洗わず、他の食材と分けて扱います。最も厚い鶏肉を74℃以上にし、残りは2時間以内に4℃以下へ冷蔵、3〜4日以内に使い、再加熱も74℃まで行います。

仕上がり: 鶏もも肉とじゃがいもが大きな形を保ち、玉ねぎとじゃがいもで軽く濃度の付いた赤いスープにまとまります。

決め手: 粉末パプリカを焦がさず、最後は鶏肉74℃とじゃがいもの柔らかさを同時に満たすことが決め手です。