ラードとくるみの小さなクッキーをアプリコットジャムで挟み、バニラ糖入り粉糖をまぶすセルビア菓子
日本のセルビア料理紹介でも「バニリツァ」という表記が使われ、ジャムを挟んで粉糖をまぶすセルビア菓子として紹介されています。名前の印象とは違い、中心にバニラクリームを入れる菓子ではなく、外側のバニラ香る砂糖が名前の要素になっています。
この配合では、柔らかくした豚ラード250 gを砂糖140 gとすり混ぜ、卵2個と卵黄1個、レモン果汁20 ml、レモン皮5 gを加えます。さらにくるみ100 gと薄力粉500 gを合わせます。ラードを使うことで、バターだけの生地とは異なる短く崩れる食感が生まれます。
生地は粉を入れてから練り過ぎず、柔らかく一体になったところで止めます。二つの円盤状にして5 °C以下で60分冷やすと、脂肪が締まり、5 mm厚さに伸ばして4 cmの丸型で抜きやすくなります。
焼き色は強く付けません。175 °Cで複数の天板を順番に焼き、表面は白っぽく、底面と縁だけが淡い黄金色になるところで取り出します。濃く焼くと、バニリツァらしい淡い見た目と柔らかな口当たりを失います。
完全に冷めてからアプリコットジャム180 gで二枚を貼り合わせ、粉糖150 gとバニラ糖8 gを混ぜた砂糖を十分にまぶします。密閉した缶で一日置くと、ジャムの水分がクッキーへ少し移り、焼きたてよりもしっとりした一体感が出ます。