セルビア料理 · 甘い保存菓子・デザートの添え物

Slatko od ruža

香りのよい食用バラの花びらを砂糖シロップで煮、花びらの形を残したままスプーンですくえる濃度に仕上げるスラトコです。常温保存用の瓶詰めにはせず、十分に冷ました後は4℃以下で冷蔵し、長期保存は冷凍します。

セルビアの代表料理
共有
Slatko od ruža
出来上がり量 約850g・17食分
準備時間 20分
加熱時間 40分
冷ます時間 60分
概要

Slatko od ruža|食用バラの花びらをシロップで煮るスラトコ

Slatkoは、果実や花びらを砂糖シロップの中に形を残して仕上げる、バルカン地域の甘い保存菓子です。日本語では「スラトコ」と表記し、ジャムのようにパンへ広く塗るより、小さなスプーン一杯ほどを味わう食べ方が特徴です。バラの花びらは100g使います。

最重要の条件は花の安全性です。観賞用として薬剤処理されたバラや、食用かどうか分からない花は使いません。食用として正しく同定され、食品用で、農薬散布を受けていない香りのよい花びらだけを選びます。白い付け根は苦味につながるため、はさみで切り落とします。

花びらは冷たい飲用水でやさしく洗い、つぶさずに虫やごみを取り除きます。500mlの水を100℃まで沸かして花びらを入れ、15分ほど軽く煮ると、花びらはやわらかくなりながらも見分けられる形を残します。その後700gの砂糖と40mlのレモン果汁を加えます。

シロップは25分ほど一定の沸騰を保ちます。冷ましたスプーン一杯が太い連続した帯になって落ちる一方、固くゼリー状にはならないところで止めます。冷却中にも濃くなるため、鍋の中でジャムの硬さまで煮詰めると、冷蔵後に重すぎる仕上がりになります。

加熱後は浅い清潔な容器へ移して60分ほど速やかに冷まし、清潔なふた付き容器へ入れて4℃以下で冷蔵します。これは常温の棚で保管する工程ではありません。冷蔵は3週間以内、より長い保存は小分け冷凍とし、解凍は冷蔵庫内で行います。

実用情報

実用情報

  • 食用と確認できる無農薬の花びらだけを使う観賞用の花を流用しません。
  • 白い付け根を切り落とす苦味を抑え、花の香りを前に出します。
  • 流れる濃度で火を止めるシロップは冷めてからさらに濃くなります。
材料

材料

バラのスラトコ

  • 100g 香りのよい食用バラの花びら(正しく同定し、食品用・農薬未散布。白い付け根を切る)
  • 700g グラニュー糖
  • 500ml 水
  • 40ml 生レモン果汁(こす)
作り方

作り方

作り方

  1. 花びらを選別する食用として正しく同定された、農薬未散布の花びらだけを使う。傷んだ部分を除き、白い付け根を小さなはさみで切る。10分ほどかけ、香りが新鮮で薬剤処理のない清潔な花びらだけを残す。

  2. やさしく洗う冷たい飲用水で洗い、細かいざるで5分ほど水気を切る。花びらをつぶさず、目に見える虫やごみが残っていない状態にする。

  3. 花びらを100℃で煮る幅広の鍋に500mlの水を入れて100℃まで沸かし、花びらを加えて15分やさしく煮る。花びらがやわらかくなり、液体へ沈みつつも形を見分けられる状態にする。

  4. シロップを仕上げる700gのグラニュー糖と40mlのレモン果汁を加え、中程度の沸騰を25分ほど保つ。泡を取り、冷ました一滴・一さじが太い連続した帯になって落ち、まだ流動性を保っているところで火を止める。

  5. 浅い容器で冷ます清潔な浅い耐熱容器へ移し、60分ほどで室温程度の温かさまで速やかに冷ます。余熱で煮え続けない状態にする。

  6. 4℃以下で保存する清潔なふた付き容器へ移し、4℃以下で冷蔵する。長く保存する分は冷凍する。冷えた後もシロップが花びらの周囲を流れる程度の柔らかさを保つ。

実用情報

実用情報

提供・保存

冷蔵庫から出して数分置き、香りが開いたところで小さなスプーン一杯ほどを供します。前日に作って十分に冷やしておくこともできます。 冷蔵は4℃以下で3週間以内に使い切ります。長期保存は冷凍し、解凍は冷蔵庫内で行います。再加熱は不要です。カビ、発泡、発酵臭、異臭が見られる容器は廃棄します。

確認ポイント

確認ポイント

  • シロップが強く結晶化する目安: 煮詰めすぎ、または鍋肌に砂糖の結晶が残った可能性があります。鍋肌を清潔に保ち、冷ましたシロップが流れる帯になる段階で加熱を止めます。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分の量50g
  • エネルギー170kcal
  • 炭水化物43g
  • たんぱく質0g
  • 脂質0g
  • 食物繊維0g
  • ナトリウム0mg

数値は概算で、主に700gの砂糖を約17食に分けた計算に基づきます。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

基本配合に特定の主要アレルゲン食材は加えていませんが、交差接触は取り扱い環境に左右されます。バラは食用として正しく同定し、食品用・農薬未散布の花びらだけを使います。水は100℃まで沸かして花びらを煮ます。加熱後は速やかに冷まし、4℃以下で冷蔵、3週間以内に使用し、長期保存は冷凍します。

結果: バラの花びらが透明感のある甘いシロップの中に見える、スプーンですくえる香り高いスラトコになります。

鍵: 安全な食用花びらを選び、シロップが流れる段階で加熱を止め、常温保存にせず冷蔵・冷凍することです。