セルビア料理 · 野菜の主菜または副菜

Sataraš

赤い甘味パプリカ、完熟トマト、玉ねぎを順に加え、野菜の形を残したままトマトの水分だけを十分に飛ばす料理です。卵やじゃがいもは加えず、仕上がりは汁物ではなく、濃いトマトの汁が野菜へまとわりつく状態を目指します。

セルビアの代表料理
共有
Sataraš
出来上がり量 4人分
準備時間 15分
加熱時間 45分
休ませる時間 5分
概要

Sataraš|赤パプリカ、トマト、玉ねぎを汁気が絡むまで煮詰める野菜料理

Satarašは中欧から南東欧に広く見られる野菜料理で、セルビアでも作られるこの形は、赤パプリカ、トマト、玉ねぎを中心にし、卵やじゃがいもは加えません。野菜を別々のタイミングで火に入れることで、それぞれの食感を残します。

最初に玉ねぎをやわらかくし、その後で幅広に切った赤パプリカを加えます。パプリカがまだ形を保ちながら生の硬さだけを失ったところでトマトを加えると、最後まで野菜の輪郭が残ります。すべてを最初から一緒に煮ると、パプリカが崩れる前にトマトの水分を飛ばしにくくなります。

トマトを加えてからはふたをせず、25分ほど弱めの中火で煮詰めます。鍋を傾けたときに水のような液体がたまらず、とろみのあるトマトの汁が野菜を覆っている状態が終点です。完全に乾かすのではなく、スプーンですくったときに汁が野菜と一緒に運べる程度を残します。

最後に火を止めてパセリを混ぜ、5分休ませます。この短い休みで熱い汁が落ち着き、皿に盛ったときに水分が流れ出しにくくなります。温かくても室温に近い温度でも供せますが、保存する場合は調理後2時間以内に4℃以下で冷蔵します。

実用情報

実用情報

  • 玉ねぎを先にやわらかくするパプリカと同時に入れず、それぞれの食感を合わせます。
  • 仕上げはふたをしないトマトの余分な水分を逃がします。
  • 乾かしすぎない濃い汁が野菜へまとわりつくところで止めます。
材料

材料

野菜

  • 250g 黄玉ねぎ(薄切り)
  • 650g 赤い甘味パプリカ(種と芯を除き、幅広の細長い形に切る)
  • 700g 完熟トマト(好みで皮をむき、刻む)
  • 40ml ひまわり油
  • 8g 細塩
  • 2g 黒こしょう(粉末)
  • 10g イタリアンパセリ(刻む)
作り方

作り方

作り方

  1. 野菜を切りそろえる玉ねぎ、赤パプリカ、トマト、パセリを15分ほどで準備する。パプリカは火の通りがそろうよう、幅を大きく変えずに切る。

  2. 玉ねぎを透き通るまで炒める幅広の鍋にひまわり油を熱し、塩の一部と玉ねぎを入れて中火で8分ほど加熱する。濃い焼き色を付けず、透き通ってやわらかくなるまで炒める。

  3. パプリカを加える赤パプリカを入れ、中火で12分ほど炒める。曲げるとしなる程度までやわらかくしつつ、形が崩れてピューレ状にならないところで止める。

  4. トマトを煮詰めるトマト、残りの塩、黒こしょうを加え、ふたをせず弱めの中火で25分煮る。鍋を傾けても水っぽい液体がたまらず、濃いトマトの汁が野菜へまとわりつく状態にする。

  5. パセリを加えて休ませる火から下ろしてパセリを混ぜ、5分休ませる。休ませた後、汁が皿へ走らず野菜に絡む状態を確認する。

実用情報

実用情報

食べ方と保存

温かいまま、または室温に近い温度で、野菜の主菜や副菜として供します。トマトの濃い汁も野菜と一緒に盛ります。 作り置きする場合は速やかに冷まし、調理後2時間以内に4℃以下へ移します。冷蔵した残りは3〜4日以内に使い、必要な量だけ湯気が十分に立つまで温め直します。

確認ポイント

確認ポイント

  • 水っぽく仕上がる目安: トマトの水分量に対して鍋が狭い、またはふたをしていた可能性があります。幅広の鍋でふたを外し、汁が野菜を薄く覆うまで煮詰めます。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分の量1人分
  • エネルギー205kcal
  • 炭水化物25g
  • たんぱく質5g
  • 脂質12g
  • 食物繊維7g
  • ナトリウム500mg

数値は概算で、野菜の水分量や実際の分割量などで変動します。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

基本配合に特定の主要アレルゲン食材は加えていません。包装調味料へ置き換える場合は個別の表示を確認します。残りは2時間以内に4℃以下で冷蔵し、冷蔵保存は3〜4日以内を目安にします。

結果: パプリカと玉ねぎの形が残り、濃くなったトマトの汁が表面に絡む、しっとりしていても水っぽくない野菜料理になります。

鍵: 玉ねぎ、パプリカ、トマトを順に入れ、最後をふたなしで煮詰めることです。