セルビア料理 · 主菜

Sarmice od vinove loze

若いブドウの葉をさっと下ゆでし、牛ひき肉と半ゆでした米を小さく包んで穏やかに煮る料理です。葉を破らずに巻くこと、米の膨張分を残すこと、中心温度71.1℃を温度計で確認することが仕上がりを左右します。

セルビアの代表料理
共有
Sarmice od vinove loze
出来上がり量 小さなロール40個・8人分
準備時間 45分
加熱時間 90分
休ませる時間 10分
概要

Sarmice od vinove loze|牛ひき肉と米を包むブドウ葉の小さなロール

ブドウの葉に具を包む料理は複数の地域料理に存在し、セルビアでも肉と米を使う小さなSarmice od vinove lozeが作られます。若く傷のない生のブドウ葉を使い、肉は牛ひき肉のみ。卵で固めず、米は生のままではなく5分だけ半ゆでしてから具に混ぜます。

葉は100℃の湯で3分ほど下ゆでし、色が少し濃くなり、折っても裂けにくい柔軟さまで持っていきます。米も100℃の湯で5分だけ加熱し、中心に明確な硬さを残して水気を切ります。完全に炊いてしまうと長い煮込みで柔らかくなりすぎ、生米のままでは中心が残りやすいため、この中間状態が重要です。

具は90%赤身・10%脂肪の牛ひき肉500gに、半ゆでの米、炒めた玉ねぎ、塩、黒こしょう、甘口パプリカ、パセリを合わせます。練り上げて粘りを出すのではなく、スプーンですくえる程度のゆるさを残します。葉へ詰めすぎると、煮る間に米が膨らんで包みが開く原因になります。

40個を継ぎ目が下になるよう鍋へ密に並べ、トマトペースト40gを溶いた650mlの熱湯を周囲へ注ぎます。沸騰を強くせず、ふたをして75分ほど静かに煮ます。葉がフォークの側面で切れるほど柔らかく、米が完全に軟らかくなっていることに加え、代表的なロールの肉だね中心が71.1℃以上に達していることを食品用温度計で確認します。

加熱後はふたをしたまま10分休ませると、煮汁が落ち着き、持ち上げても巻きが崩れにくくなります。作り置きする場合も、未加熱の牛肉を含むため冷蔵管理を外さず、加熱後は2時間以内に4℃以下へ移します。

実用情報

実用情報

  • 葉に詰めすぎない米がさらに膨らむ余地を残します。
  • 煮立てすぎない穏やかな煮込みを保つとロールがほどけにくくなります。
  • 中心温度を測る肉だねは代表的なロールの中心で71.1℃以上を確認します。
材料

材料

葉と具

  • 40枚 生のブドウ葉(若く傷のないもの)
  • 500g 牛ひき肉(赤身90%・脂肪10%。混ぜるまで冷蔵)
  • 120g 白米(洗う)
  • 180g 玉ねぎ(細かい角切り)
  • 30ml ひまわり油
  • 8g 細塩
  • 2g 黒こしょう(粉末)
  • 4g 甘口パプリカパウダー
  • 15g イタリアンパセリ(細かく刻む)

煮汁

  • 650ml 熱湯
  • 40g トマトペースト
作り方

作り方

葉と具を準備する

  1. ブドウ葉を整える葉を洗って選別し、硬い葉柄の先を切り落とす。8分を目安に作業し、下ゆで後に折っても裂けにくい、傷の少ない葉を残す。

  2. 葉を下ゆでする100℃の湯で3分ほど下ゆでし、ざるに上げる。色が少し濃くなり、形を保ったまま柔軟に曲がる状態にする。

  3. 米を半ゆでする洗った米を100℃の湯で5分加熱し、中心に硬さが残るうちに水気を切る。短時間広げて蒸気を逃がす。

  4. 玉ねぎをやわらかくするフライパンにひまわり油を入れ、玉ねぎを弱めの中火で5分ほど炒める。濃い焼き色は付けず、透き通って柔らかくなったら火から下ろす。

  5. 肉だねを混ぜる冷たい牛ひき肉に、半ゆでの米、玉ねぎ、塩、黒こしょう、パプリカ、パセリを加え、7分を目安に均一に混ぜる。粘るまで練らず、スプーンですくえる程度のゆるさを残す。

包んで煮る

  1. 40個に巻く葉の根元側に具を控えめに置き、左右を折って小さくしっかり巻く。米が膨らむ余地を残し、詰めすぎない。

  2. 鍋へ並べて煮汁を注ぐ継ぎ目を下にして鍋へ密に並べる。650mlの熱湯に40gのトマトペーストを溶かして周囲へ注ぎ、上段が浮き上がらない程度まで液体を行き渡らせる。

  3. 弱く煮て中心温度を確認するふたをして弱い煮立ちを75分保つ。葉がフォークの側面で切れるほど柔らかく、米が完全に軟らかくなったら、代表的なロールの中心を食品用温度計で測る。肉だねは少なくとも71.1℃に達していなければならない。

  4. ふたをしたまま休ませる火から下ろし、10分休ませる。煮汁が落ち着き、持ち上げてもロールが形を保つ状態になったら供する。

実用情報

実用情報

提供・作り置き・保存

1人分は小さなロール5個です。温かい状態で、煮汁を少量かけて供します。未加熱の状態で早めに組み立てる場合は、その日のうちに調理し、調理開始まで4℃以下で覆って冷蔵します。 加熱後は速やかに冷まし、2時間以内に4℃以下で冷蔵します。冷蔵で3〜4日以内に使うか、より長い保存は冷凍します。残りを温め直すときは、全体を74℃まで加熱します。

確認ポイント

確認ポイント

  • 煮ている途中で開く目安: 巻きがゆるいか、継ぎ目を上にして並べた可能性があります。具を詰めすぎずにしっかり巻き、継ぎ目を必ず鍋底へ向けます。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分の量5個
  • エネルギー225kcal
  • 炭水化物18g
  • たんぱく質15g
  • 脂質10g
  • 食物繊維3g
  • ナトリウム440mg

数値は概算で、肉の脂肪率、葉の大きさ、実際の分割量などで変動します。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

基本配合に特定の主要アレルゲン食材は追加していませんが、アレルギー管理が必要な場合はパプリカやトマトペーストなど包装製品の表示を確認します。生の牛ひき肉はそのまま食べる食品と分けて扱い、使用後の手や器具を洗います。肉だねは中心71.1℃以上、加熱後は2時間以内に4℃以下で冷蔵、残りの再加熱は74℃まで行います。

結果: やわらかなブドウ葉の中に、牛肉と米のしっとりした具が収まり、薄いトマト煮汁をまとった小さなロールになります。

鍵: 米を半ゆでにして詰めすぎず、穏やかに煮ながら71.1℃の中心温度を確認することです。