セルビア · 調味料

Ljutenica

甘い赤パプリカと赤唐辛子を焼いて水分を切り、先に煮詰めたトマトと合わせる。にんにく、5%ワインビネガー、油で仕上げ、常温保存ではなく冷蔵・冷凍用とする。

セルビアの代表料理
共有
Ljutenica
出来上がり 約1.6kg
下ごしらえ 45分
加熱時間 105分
待ち時間 120分
概要

Ljutenica — ローストパプリカ、唐辛子、濃縮トマトの辛い冷蔵レリッシュ

Ljutenicaはバルカンのパプリカ系レリッシュの一つで、この配合では辛い赤唐辛子とトマトの存在感をはっきり出す。保存食の雰囲気があっても、ここでの作り方は家庭の常温瓶詰めではなく、加熱後に速やかに冷やして使う冷蔵・冷凍用である。

甘いパプリカと唐辛子は220℃で焼き、皮をむいて種を取り、60分ざるで水分を落とす。焼き野菜から出る水分をそのまま鍋へ入れると、後の煮詰めが長くなり、香りが鈍りやすい。

トマトは先に35分煮詰め、木べらの跡が短く残る濃さにする。そこへ刻んだパプリカ、100mlの油、砂糖、塩、黒こしょうを加え、さらに35分ゆっくり煮る。にんにくと酸度5%のワインビネガーは最後の5分だけ加える。

出来上がりはスプーンですくえる厚さで、油と水が大きく分離しない。熱いまま清潔な浅型容器へ分け、2時間以内に4℃以下へ入れる。冷蔵分は3〜4日、長く置く分は小分け冷凍する。

実用情報

実用情報

  • 要点焼いたパプリカは煮詰め前に十分水切りする。
  • 要点幅広い鍋で極端に火力を上げずに水分を飛ばす。
  • 要点濃くなるほど攪拌回数を増やす。
  • 要点完成品は常温保存食ではなく冷蔵食品として扱う。
材料

材料

野菜レリッシュ

  • 1500g 赤パプリカ(丸ごと、洗って水気を拭く)
  • 1000g 完熟トマト(へたと芯を除く)
  • 250g 赤唐辛子(丸ごと)
  • 100ml ひまわり油
  • 100ml ワインビネガー(酸度5%)
  • 60g グラニュー糖
  • 20g にんにく(細かく刻む)
  • 15g 細塩
  • 5g 黒こしょう
作り方

作り方

パプリカを焼いて水を切る

  1. パプリカを焼く赤パプリカ1500gと赤唐辛子250gを220℃で約30分、皮が広く膨れ、果肉が柔らかくなるまで焼く。全面が黒焦げになる必要はない。

  2. 皮をむいて水を切る短く覆って蒸らし、皮と種を除く。ざるで60分休ませ、持ち上げても液が流れ続けない程度まで水分を落とす。

レリッシュを煮詰める

  1. トマトを先に煮る1000gの完熟トマトを細かくし、幅広い厚手鍋で35分ほど煮る。泡がゆっくりになり、へらの跡が一瞬残るまで濃くする。

  2. パプリカを合わせる水切りしたパプリカを刻み、100mlのひまわり油、60gのグラニュー糖、15gの細塩、5gの黒こしょうを加え、中小火で35分、頻繁に混ぜる。

  3. にんにくとビネガーを最後に入れる20gのにんにくと100mlの酸度5%ワインビネガーを加え、弱火で5分。生にんにくの角が和らぎ、全体が厚いがすくえる状態にする。

冷蔵保存へ移す

  1. 速やかに冷やす熱いLjutenicaを清潔な浅型容器へ分け、湯気が収まるよう速やかに冷却し、2時間以内に4℃以下へ入れる。

実用情報

実用情報

実用メモ

辛い唐辛子を刻むときは手袋を使い、目や顔に触れない。50g程度の少量をパン、焼いた肉や野菜、豆、チーズに添える。冷蔵分は4℃以下で3〜4日以内に使い、余分は小さな密閉容器で冷凍する。解凍は冷蔵庫で行う。

確認ポイント

確認ポイント

  • 液体と野菜部分が分離する目安: パプリカの水切り不足か、トマトの煮詰め不足。ふたをせず弱めの火で追加加熱し、へらの跡が短く残るまで詰める。調整: —
  • にんにくの辛さだけが目立つ目安: 最後の5分加熱が不足している。にんにくはビネガーと一緒に低火力で5分しっかりなじませる。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分50g
  • エネルギー約60kcal
  • 炭水化物約7g
  • たんぱく質約1g
  • 脂質約3g
  • 食物繊維約2g
  • ナトリウム約210mg

数値は概算で、原料の銘柄、水切りや吸収の程度、実際の分け方によって変動する。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

これは冷蔵・冷凍用の調理品で、常温保存できる瓶詰め工程ではない。浅型容器で速やかに冷やし、2時間以内に4℃以下へ入れる。冷蔵では3〜4日以内、長期は冷凍する。基本配合に主要アレルゲンはないが、交差接触は調理環境による。

よくある質問

よくある質問

瓶を熱いうちに閉めれば常温保存できるか

できない。この工程は常温保存を検証した缶詰・瓶詰め工程ではなく、冷蔵または冷凍を前提にしている。

仕上がり: 濃いがすくえる質感で、ローストした甘いパプリカ、明確な唐辛子の辛さ、濃縮トマトが一体になる。

鍵: 焼いたパプリカをしっかり水切りしてから煮詰めることが決め手。