セルビア/南スラブ地域で広く見られる菓子 · デザート/小さなクッキー

Breskvice

Breskvice は、小さく焼いた淡色のクッキーを半分ずつくり抜き、アプリコットジャム、焼きくず、ダークラムを合わせたフィリングで二つを接着し、赤と黄の糖液で色を付けて砂糖をまぶす菓子です。桃らしい形を保つには、焼き色を薄くとどめ、殻を割らずにくり抜き、色付け液に浸しすぎないことが重要です。

セルビアの代表料理
共有
Breskvice
出来上がり量 サンドクッキー30個
準備時間 45分
加熱時間 17分
待ち時間 55分
概要

Breskvice:桃の形に仕上げるアプリコットジャムとラム酒のサンドクッキー

Breskvice は見た目が桃でも、構造は小さなサンドクッキーです。焼いた60個の半球を裏側から浅くくり抜き、その焼きくずをジャムとラム酒に戻してフィリングにします。二つを接着した後、黄色と赤の糖液に短く触れさせ、グラニュー糖をまぶすことで桃の皮のようなざらりとした表面を作ります。

家庭ごとに生地やフィリングは異なり、油脂に油を使う例、ジャムにローズヒップを使う例、くるみやココアを加える例もあります。ここではラードを使ったやわらかなクッキー生地と、アプリコットジャム、焼きくず、ダークラムだけの中心にします。くり抜いた部分を再利用するため、フィリングと外皮の味が一体になりやすい構成です。

焼き上げでは濃い焼き色を狙いません。小さいため200℃では短時間で火が入り、上面は淡いまま、底にわずかな色が付く程度で十分です。濃く焼くと桃らしい色付けが濁るだけでなく、殻がもろくなってくり抜き時に割れやすくなります。60個を同じ大きさにそろえると、焼成とペアリングの両方が安定します。

くり抜くときは、平らな面から小さなナイフで薄く削るようにします。深く一度に掘ると外周まで割れやすいため、接着に必要な縁を残します。取り出したくずに150gのアプリコットジャムと20mlのダークラムを混ぜ、二つを合わせても継ぎ目から流れ出ない程度のしっとりした硬さにします。ラムは加熱しないため、アルコールが飛ぶとは扱いません。

色付け用の糖液は15分冷ましてから使います。熱いまま長く浸すと殻が急速に水分を吸って軟らかくなります。赤と黄色を短く付け、余分を落としてから100gのグラニュー糖をまぶし、20分置くと表面が乾きやすくなります。冷蔵で数時間置くと中心の水分が少し外皮へ移り、食感がよりなじみます。

実用情報

実用情報

  • 食べ頃と保存表面が乾けば食べられますが、フィリングを入れて冷蔵で数時間置くと殻が少ししっとりしてまとまりが良くなります。ふたをして4℃以下で保存し、4日以内に食べます。再加熱はしません。
  • 風味の変更アプリコットジャムをローズヒップジャムに替えると、中心の色が濃くなり、酸味がよりはっきりします。ダークラムをラム香料と少量の水に替えることもできますが、香りはより直接的になり、フィリングの水分調整が必要です。元の形と工程は保ちます。
材料

材料

クッキー生地

  • 120g ラード、やわらかくする
  • 180g グラニュー糖
  • 大きめの卵2個
  • 10g バニラシュガー
  • 360g 小麦粉
  • 4g ベーキングパウダー

フィリング

  • 150g アプリコットジャム
  • 20ml ダークラム

色付け糖液と仕上げ

  • 100ml 水
  • 60g グラニュー糖
  • 1g 赤色の食用色素、製品がこの量の液体に別量を指定する場合はその指示に従う
  • 1g 黄色の食用色素、製品がこの量の液体に別量を指定する場合はその指示に従う
  • 100g グラニュー糖、まぶす用
作り方

作り方

殻を作って焼く

  1. 生地をまとめる120gのやわらかいラードと180gのグラニュー糖を混ぜ、卵2個と10gのバニラシュガーを加える。360gの小麦粉と4gのベーキングパウダーを加え、約12分でなめらかな生地にまとめる。生地はやわらかいが、手に強く張り付かず丸められる状態にする。

  2. 60個の半球を作る生地を60等分し、小さな丸い球にする。オーブン用シートを敷いた天板2枚に間隔を取って並べる。60個の大きさをそろえ、後で二つずつ合わせやすい状態にする。

  3. 淡い色のまま焼く200℃に予熱したオーブンで約15分焼く。表面が濃くなるまで待たず、形が固定され、底にごく薄い色が付いた段階で取り出す。上面は淡く、下だけにわずかな焼き色がある状態にする。

詰めて色を付ける

  1. 冷まして内側をくり抜く焼けた半球を20分冷ます。平らな側からペティナイフで少しずつ削り、外周を壊さずに浅い空洞を作る。取り出した焼きくずはすべて取っておく。各半球に整ったくぼみがあり、外側の殻が割れていない状態にする。

  2. フィリングを作って二つずつ合わせる焼きくずに150gのアプリコットジャムと20mlのダークラムを混ぜる。くぼみに詰め、同じ大きさの半球を二つ合わせて30個にする。フィリングは二つを支える程度にしっとりし、継ぎ目から流れ出ない硬さにする。

  3. 色付け糖液を加熱して冷ます小鍋に100mlの水と60gのグラニュー糖を入れ、中火で約2分、砂糖が溶けるまで加熱する。15分冷ましてから二つの浅いボウルに分け、一方へ赤1g、もう一方へ黄1gの食用色素を加える。砂糖が溶け、クッキーを急に軟らかくしない温度まで冷めていることを確認する。

  4. 色を付け、砂糖をまぶして休ませる合わせたクッキーを赤と黄色の液へ短く触れさせ、余分な液を切る。100gのグラニュー糖をまぶし、ラックで20分置く。表面が乾いた粒状の砂糖で覆われ、継ぎ目が開かない状態にする。

確認ポイント

確認ポイント

  • くり抜くと殻が割れる目安: 原因は焼き色が付きすぎたか、一度に深く削りすぎたことが多い。淡く焼き、ペティナイフで薄い削りくずを少しずつ取る。調整: —
  • 砂糖の表面が濡れてしまう目安: 原因は色付け糖液を吸わせすぎたことが多い。短く浸し、よく液を切り、表面が少し粘る程度で砂糖をまぶす。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分の量30個のうち1個
  • エネルギー145kcal
  • 炭水化物21g
  • たんぱく質2g
  • 脂質6g
  • 食物繊維1g
  • ナトリウム35mg

数値は概算で、材料の銘柄、実際の吸収量、1個ごとの大きさによって変わります。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

小麦/グルテンと卵を含みます。ラード自体は主要アレルゲンではありません。市販のジャム、色素、香料は製品によって別のアレルゲンや交差接触表示があるため確認します。

清潔な卵を使い、生の卵と小麦粉を含む生地を味見しません。ジャムで湿った焼きくずを詰めるため、完成品はふたをして4℃以下で冷蔵し、提供後は冷蔵庫へ戻します。20mlのラムは加熱しないフィリングに入るので、アルコールが加熱で消えたとは扱いません。

よくある質問

よくある質問

桃らしい形にならないのはなぜですか?

半球の大きさがばらばらだと二つを合わせたときに輪郭がずれます。60個をできるだけ同じ大きさに分け、近いサイズ同士を組み合わせます。

色付け液に長く浸した方が鮮やかになりますか?

長く浸すと殻が水分を吸いすぎて砂糖が溶けやすくなります。色は短時間で付け、赤と黄を重ねる位置で桃らしい濃淡を作ります。

完成の状態: 淡い殻の間にアプリコットとラムのやわらかな中心が入り、赤黄の表面に乾いた砂糖の粒が残る桃形のクッキーになる。

要点: 淡い焼き上げ、浅いくり抜き、冷ました糖液への短い色付けを守ることが形と表面を安定させる。