セルビア料理 · 主菜

Sogan dolma(ソガン・ドルマ)

丸ごとの玉ねぎを100℃の湯で柔軟にし、一枚ずつはがした層へ牛ひき肉と生米の具をゆるく詰め、トマト風味の煮汁で静かに煮る料理です。玉ねぎを壊さずはがすこと、米の膨張分を残すこと、中心温度71.1℃を測ることが要点です。

セルビアの代表料理
共有
Sogan dolma(ソガン・ドルマ)
出来上がり量 玉ねぎの詰め物16個・8人分
準備時間 50分
加熱時間 70分
休ませる時間 15分
概要

Sogan dolma(ソガン・ドルマ)|牛ひき肉と生米を詰める玉ねぎ料理

Sogan dolmaは、玉ねぎを容器のように使う詰め物料理です。日本語では「ソガン・ドルマ/タマネギの肉詰め」と表せます。同系統の詰め物料理はオスマン・バルカン圏に広く見られ、セルビアでも牛肉と米を使う形が作られます。

大きな黄玉ねぎ約8個、合計1,000gを丸ごと100℃の湯へ入れ、10分だけやさしく加熱します。目的は中まで煮切ることではなく、外側の層が曲げても割れない程度に柔らかくなることです。過度に煮ると層が破れ、短すぎると巻くときに裂けます。

冷水で5分冷ましたら、一枚ずつはがして16枚の曲面を作ります。小さい内側部分は必要量を刻み、牛ひき肉400g、洗った生米100g、油、塩、黒こしょう、甘口パプリカ、パセリへ混ぜます。米はこの料理では生のまま具に入るため、詰め物をぎゅうぎゅうに圧縮しません。

具をゆるく詰め、巻くか折りたたんで小さな包みにします。700mlの熱湯と120gのパッサータまたは滑らかなトマトピューレを混ぜ、詰めた玉ねぎの高さの約2/3まで注ぎます。ふたをして60分、弱い煮立ちを保ち、玉ねぎがスプーンで切れるほど柔らかく、米が完全に軟らかくなるまで煮ます。

安全面では見た目だけで判断せず、代表的な詰め物の中心を食品用温度計で測ります。牛ひき肉の具は71.1℃以上が必要です。加熱後は10分休ませてから供し、残りは2時間以内に4℃以下で冷蔵し、再加熱は74℃まで行います。

実用情報

実用情報

  • 玉ねぎを煮すぎない柔軟になったところで冷まし、層が破れる前にはがします。
  • 詰め物はゆるめに入れる生米が煮込み中に膨らむ余地を残します。
  • 中心71.1℃を測る玉ねぎの柔らかさと肉の安全性を別々に確認します。
材料

材料

玉ねぎと具

  • 1000g 大きな黄玉ねぎ(約8個、皮をむく)
  • 400g 牛ひき肉(赤身90%・脂肪10%。冷蔵しておく)
  • 100g 白米(洗い、生のまま使う)
  • 30ml ひまわり油
  • 8g 細塩
  • 2g 黒こしょう(粉末)
  • 4g 甘口パプリカパウダー
  • 15g イタリアンパセリ(刻む)

煮汁

  • 700ml 熱湯
  • 120g パッサータまたは滑らかなトマトピューレ
作り方

作り方

玉ねぎの層を作る

  1. 玉ねぎを柔らかくする皮をむいた玉ねぎを100℃の湯へ入れ、穏やかな沸騰で10分加熱する。外側の層が曲げても割れず、玉ねぎ全体は崩れていない状態にする。

  2. 冷水で扱える温度まで下げる玉ねぎを冷水へ移し、5分休ませる。手で扱える温度になり、軽い力で層が分かれる状態にする。

  3. 16枚の層を用意する形のよい玉ねぎ層を一枚ずつ分け、包める大きさの層を16枚確保する。小さな中心部は具へ混ぜる分だけ細かく刻む。15分を目安に作業する。

詰めて煮る

  1. 牛肉と生米の具を混ぜる牛ひき肉、100gの生米、刻んだ玉ねぎ中心部、30mlの油、8gの塩、2gの黒こしょう、4gのパプリカ、15gのパセリを10分ほどで均一に混ぜる。粘るまで圧縮せず、まだゆるい状態を保つ。

  2. 16個に詰める玉ねぎ層へ具を入れ、20分ほどで巻くか折りたたむ。米の膨張分を残し、詰め物を圧迫しない。

  3. 鍋へ並べるふた付きの幅広い厚手鍋に詰めた玉ねぎを密に並べる。700mlの熱湯と120gのトマトピューレを混ぜて注ぎ、液面が詰め物の高さの約2/3になるようにする。

  4. 60分煮て温度を確認するふたをして弱い煮立ちを60分保つ。玉ねぎがスプーンで切れるほど柔らかく、米が完全に軟らかくなったら、代表的な中心を食品用温度計で測る。牛ひき肉の具は少なくとも71.1℃に達していなければならない。

  5. ふたをして休ませる火から下ろし10分休ませる。煮汁が落ち着き、詰めた玉ねぎを持ち上げても形が崩れない状態にする。

実用情報

実用情報

提供・作り置き・保存

1人分は2個です。温かいうちに皿へ盛り、トマトの煮汁を少量かけます。未加熱の詰め物を先に作る場合は、その日のうちに調理し、煮込み開始まで4℃以下で覆って冷蔵します。 加熱後は2時間以内に4℃以下で冷蔵し、3〜4日以内に使うか冷凍します。残りは中心まで74℃に温め直します。

確認ポイント

確認ポイント

  • 玉ねぎ層が詰める途中で裂ける目安: 下ゆでが短すぎるか、逆に煮すぎて脆くなった可能性があります。曲げても割れないところで湯から上げ、冷ましてからやさしくはがします。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分の量詰めた玉ねぎ2個
  • エネルギー225kcal
  • 炭水化物24g
  • たんぱく質13g
  • 脂質9g
  • 食物繊維3g
  • ナトリウム440mg

数値は概算で、牛肉の脂肪率、玉ねぎの実際の可食量、分割量などで変動します。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

基本配合に特定の主要アレルゲン食材は追加していませんが、トマト製品や香辛料の包装表示を必要に応じて確認します。生の牛ひき肉は低温で保ち、そのまま食べる食品と分けます。具は中心71.1℃以上、加熱後は2時間以内に4℃以下で冷蔵、残りは74℃まで再加熱します。

結果: やわらかな玉ねぎの層に牛肉と米の具が収まり、トマトの煮汁を吸った形の崩れにくい詰め物になります。

鍵: 玉ねぎを柔軟な段階で止め、生米の膨張余地を残して詰め、中心71.1℃を温度計で確認することです。