セルビアのKokos kiflice — ラードでほろりと焼くココナッツの三日月クッキー
Kokos kifliceは、セルビアの菓子レシピで見られる小さな三日月形の焼き菓子です。中にフィリングを入れるタイプではなく、生地そのものに乾燥ココナッツを混ぜ込みます。この配合では125gの豚ラードを使い、バターだけで作るものより乳製品の香りを前面に出さず、ほろりと崩れる短い食感を狙います。
生地は200gの小麦粉、100gの乾燥ココナッツ、50gのグラニュー糖、6gのベーキングパウダーを土台に、50gの低温殺菌卵でまとめます。長くこねる必要はありません。粉の乾いた部分や湿った塊がなくなり、ひとまとまりになれば十分です。必要以上に練ると小麦の粘りが出て、狙ったもろい食感から離れます。
成形は見た目だけの工程ではありません。30個すべてを近い太さにし、端は細くしすぎないことが焼き上がりをそろえる条件になります。端が針のように細いと、中心が焼ける前に先端だけが濃く色付きます。180℃のオーブンで15分、底が乾き、中心に生っぽさがなく、縁だけが淡いきつね色になったところで止めます。
焼き上がりは天板上で30分冷まします。まだ熱く柔らかい段階で持ち上げると折れやすく、粉糖も湿って溶けやすくなります。十分に冷えて形が安定してから70gの粉糖を仕上げに使います。乾燥した密閉缶へ入れるのも、完全に冷えてからです。