セルビア料理 · デザート

Kesten pire sa šlagom(栗のピューレとホイップクリーム)

栗を牛乳と砂糖、バニラでやさしく煮てなめらかなピューレにし、冷やしてから軽く泡立てた生クリームを重ねるセルビアのデザートです。栗の密度とクリームの軽さを対比させ、冷却後もスプーンですくえる硬さに仕上げます。

セルビアの代表料理
共有
Kesten pire sa šlagom(栗のピューレとホイップクリーム)
出来上がり量 デザートグラス6個分
準備時間 15分
加熱時間 10分
待ち時間 60分
概要

セルビアのKesten pire sa šlagom — バニラ香る栗のピューレとやわらかなホイップクリーム

Kesten pire sa šlagomは、栗の濃厚さと泡立てた生クリームの軽さを組み合わせる冷たいデザートです。栗はナッツ類の中でもでんぷん質が多く、牛乳と加熱すると粘度が上がり、冷えるとさらに締まります。そのため、鍋の中で完成時の硬さまで煮詰めるのではなく、少しゆるさを残した状態で火から下ろすことが重要です。

ここでは、すでに加熱して完全に皮を除いた栗を使います。300mlの低温殺菌全乳に60gのグラニュー糖とバニラを合わせ、弱めの中火で10分だけ煮ます。栗が鍋肌で簡単につぶれ、牛乳が表面を薄くまとえる程度まで減ったら、フードプロセッサーまたはポテトライサーでなめらかにします。長時間強く回し続ける必要はなく、固い粒がなくなった時点で止めます。

ピューレは浅い容器に広げ、まず30分冷まします。熱いまま深い容器に詰めてふたをすると中心部の熱が抜けにくいためです。生クリームはよく冷えた状態で20gの粉糖と合わせ、角の先がやわらかく曲がる程度まで泡立てます。硬く立てすぎると栗の密度と対照的に乾いた口当たりになりやすく、ざらつきも出やすくなります。

6個のグラスに栗のピューレと生クリームを分け、4℃以下でさらに30分冷やします。食べるときは、クリームがふわりと盛り上がり、下の栗が崩れずにスプーンですくえる状態が目安です。ラム酒を加える配合もありますが、この配合では使わず、栗、乳製品、バニラの輪郭を明確にしています。

実用情報

実用情報

  • 冷える前に煮詰めすぎない栗のピューレは冷えると締まるため、熱いうちは少しゆるい段階で止める。
  • 生クリームはソフトピークで止める栗の層に合わせやすい、しなやかな食感を保てる。
材料

材料

栗のピューレ

  • 600g 加熱済みで皮を完全に除いた栗、水気を切る
  • 300ml 低温殺菌全乳、冷たいもの
  • 60g グラニュー糖
  • 5ml バニラエクストラクト

ホイップクリーム

  • 200ml 低温殺菌の生クリーム、十分に冷やす
  • 20g 粉糖
作り方

作り方

栗のピューレ

  1. 栗を煮る2Lの鍋に栗、牛乳、グラニュー糖、バニラを入れ、弱めの中火で10分煮る。焦げ付かないように混ぜる。栗は鍋肌で簡単につぶれ、牛乳が薄くまとわりつく濃度まで減ったら次へ進む。

  2. なめらかにする熱い栗の混合物をフードプロセッサーまたはポテトライサーで5分以内を目安になめらかにする。途中で一度側面を落とす。固い栗片がなくなり、スプーンから太いリボン状に落ちればよい。

  3. 浅く広げて冷ますピューレを浅い容器へ移し、ふたをせず30分冷ます。目に見える湯気が止まり、容器の底が熱く感じられなくなったら覆う。

クリームと仕上げ

  1. 生クリームを泡立てる冷たい生クリームに粉糖を加え、約5分、泡立て器の跡が残り、持ち上げた角の先がやわらかく曲がるまで泡立てる。

  2. 盛り付けて冷やす栗のピューレと生クリームを6個のグラスに分ける。4℃以下で30分冷蔵する。栗の層が中心まで冷え、生クリームの山がやわらかく保たれていれば食べ頃になる。

実用情報

実用情報

保存と提供

栗のピューレは前日に作って冷蔵できますが、生クリームは組み立てに近い時間に泡立てると質感を保ちやすくなります。冷えたピューレが硬すぎる場合は、提供する分だけに冷たい牛乳をごく少量ずつ加え、スプーンですくえる程度まで調整します。完成後は2時間以内に冷蔵庫へ入れ、4℃以下で保存し、3日以内に使います。温め直す料理ではありません。

確認ポイント

確認ポイント

  • 冷蔵後のピューレが硬い目安: 栗のでんぷんと固形分が冷却で締まったためです。提供する分にだけ冷たい牛乳を少量ずつ加えて調整する。調整: —
  • 生クリームがざらつく目安: ソフトピークを越えて泡立てすぎています。角の先が曲がる段階で止める。比率を変えずに完全に元へ戻すことはできません。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分デザートグラス1個、約180g
  • エネルギー355kcal
  • 炭水化物57g
  • たんぱく質6g
  • 脂質12g
  • 食物繊維5g
  • ナトリウム45mg

数値は概算で、使用する製品、液体の残り方、取り分け方によって変わります。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 乳。 低温殺菌された牛乳と生クリームを使用します。完成後は2時間以内に4℃以下で冷蔵し、室温に2時間を超えて置いたものは廃棄します。

よくある質問

よくある質問

ピューレを細い糸状にして盛り付けてもよいですか

できます。ポテトライサーなどを使う場合は、無理なく押し出せる程度のやわらかさが必要です。ここではグラスに層として盛るため、なめらかなピューレにしています。

仕上がり: 栗の香りがはっきりした冷たいなめらかな層に、やわらかな生クリームが重なる。

要点: 熱いうちに少しゆるさを残して止めることが、冷蔵後の食感を左右する。