テッサロニキの街角のパン · 薄い皮とたっぷりのごま
クルーリ・テッサロニキス 細い生地を大きな輪にし、表面いっぱいのごまを香ばしく焼く
二種類の小麦粉で扱いやすい生地をこね、約八十グラムずつ細長いひもにします。砂糖水へ短くくぐらせ、ごまを全面に付け、高温で短く焼いて細い輪の歯切れを残します。

- 分量
- 10個
- 準備
- 35分
- 焼き時間
- 18分
- 発酵
- 1時間10分
- 合計
- 2時間3分
- 1個
- ≈ 320 kcal
01 · ふくらませすぎず、細い輪に歯切れと香ばしさを残す
均一な長いひもをつなぎ、ごまを厚くまとわせて短時間で焼く
一次発酵は倍量まで待たず、少し軽くなるところで分割します。輪を作った後も控えめに発酵させ、熱いオーブンへ入れます。
クルーリ・テッサロニキスは、表面をごまで覆った細い輪形のパンです。テッサロニキを代表する街角の軽食として知られ、朝食や移動中の一品にも向きます。太く柔らかなベーグルとは違い、幅のある輪と細めの断面、香ばしいごま、薄い皮が特徴です。このレシピでは強力粉と薄力粉を組み合わせ、こねやすさと歯切れを両立させます。焼き上がりは輪が大きく、接合部が開かず、表面のごまが濃く香り、内部は軽くても綿のように膨らみすぎない状態を目指します。
粉二種、インスタントドライイースト、砂糖、塩を混ぜ、室温の水を加えます。最初はやや締まって見えても、粉が水を吸うまで数分待ってから固さを判断します。台の上でこね、生地がなめらかになり、薄く引くとすぐ裂けず伸びるまでグルテンを作ります。水を一度に追加すると輪へ成形しにくい柔らかさになるため、必要ならごく少量ずつにします。こね上がりの生地はべたつかず、手のひらで押すとゆっくり戻り、表面に乾いた亀裂がない状態が適切です。
一次発酵は油を薄く塗ったボウルで行います。倍量になるまで待つ必要はなく、体積が五割から六割ほど増え、指で押した跡がゆっくり戻る程度で止めます。発酵しすぎると分割後の生地が緩み、細長いひもへ伸ばしたとき均一さを保てません。十個に分け、一個約八十グラムにそろえます。各片を軽く丸め、布をかけて十分ほど休ませます。分割直後に無理に長く伸ばすと生地が縮むため、この短い休ませ時間が成形を容易にします。
生地を手のひらで転がし、中央から外へ力を移しながら四十から四十五センチのひもにします。端だけ細くすると接合部が弱くなるので、全長をほぼ同じ太さに整えます。両端を三から四センチ重ね、台の上で一緒に転がして密着させます。単に先端をつまむだけでは、発酵と焼成で開きます。輪を持ち上げ、接合部がほかの部分と同じ太さで、中心が十分広いことを確認します。縮む生地は数分休ませてから続きを行い、力で引きちぎるように伸ばしません。
衣はぬるい砂糖水とごまだけです。砂糖水へ輪の両面を短く浸けると、表面が均一に湿り、ごまが密着し、焼き色もつきやすくなります。長く浸すと接合部が柔らかくなり、生地が扱いにくくなります。広い皿へごまをたっぷり入れ、輪を置いて上下と側面へ押しつけます。まばらに振りかけるのではなく、隙間がほとんど見えない量をまとわせるのがクルーリらしさです。余ったごまは乾いた状態で清潔に扱った分だけ保存します。
天板へ間隔を空けて置き、二次発酵は二十分前後にとどめます。輪が少しふっくらし、持ち上げずに触れると跡がゆっくり戻る程度です。220℃に十分予熱したオーブンで十五分から十八分、天板の前後を必要に応じて入れ替えながら焼きます。ごまは濃い金色で香りが立ち、生地の底も色づいていることを確認します。低い温度で長く焼くと内部の水分が抜けて硬くなる一方、ごまの香りは弱くなります。高温で短く焼くことが薄い皮と軽い中身を作ります。
焼き上がりはすぐ網へ移し、底の蒸気を逃がします。温かいうちは外側が香ばしく、内側にはわずかな弾力があります。そのまま、チーズ、ヨーグルト、果物などと食べられます。完全に冷めたら密閉できますが、当日が最も香り高い状態です。翌日は表面へ水をかけず、180℃のオーブンで数分温めます。冷凍する場合は焼いて冷ました輪を一個ずつ包み、食べるときに凍ったままオーブンへ入れます。生地の発酵を前夜から行う場合は冷蔵し、翌朝に室温で状態を見てから分割します。
約80gに分ける
太さと焼き時間がそろい、十個の輪を同じ状態にできます。
40〜45cmへ伸ばす
中心が広く、断面が太くなりすぎない輪になります。
砂糖水へ短く浸す
ごまが全面に密着し、高温で香ばしい色がつきます。
段取り
こね始めから焼き上がりまで
- undefined生地をこねる
粉、水、イースト、砂糖、塩をなめらかになるまでこねます。
- undefined一次発酵
五割から六割ほど体積が増えるまで置きます。
- undefined輪を作ってごまを付ける
十等分し、長いひもをつないで砂糖水とごまをまとわせます。
- undefined高温で焼く
短い二次発酵後、220℃で十五分から十八分焼きます。
02 · 二種類の粉の生地、砂糖水、ごま
クルーリ10個分の材料
生地は約八十グラムずつに分けます。ごまは輪の側面まで十分に付けられる広い皿へ用意します。
生地
- 150g強力粉
- 350g薄力粉
- 8gインスタントドライイースト
- 35gグラニュー糖
- 8g細粒海塩
- 290ml室温の水
表面の衣
- 500mlぬるま湯
- 30gグラニュー糖
- 200g白ごま
03 · 生地作り、輪の成形とごま衣、高温焼成の3段階
クルーリを細い輪にして、ごまを全面へ付ける
一次発酵も二次発酵も過度に進めません。輪の接合部を十分に重ね、熱いオーブンで焼きます。
弾力のある生地を作る
1時間-
材料を合わせる
粉二種、イースト、砂糖、塩を混ぜ、水を加えて粉気がなくなるまでまとめます。
-
なめらかになるまでこねる
台の上で、生地を薄く伸ばしてもすぐ裂けない程度までこねます。
-
控えめに一次発酵する
覆って、体積が五割から六割増え、指の跡がゆっくり戻るまで置きます。
輪を作ってごまを付ける
35分-
正確に十等分する
生地を一個約八十グラムに分け、軽く丸めて十分休ませます。
-
長いひもに伸ばす
中央から外へ転がし、四十から四十五センチ、ほぼ均一な太さにします。
-
両端をつないで輪にする
端を三から四センチ重ね、一緒に転がして接合部を密着させます。
-
砂糖水とごまをまとう
砂糖を溶かしたぬるま湯へ短く浸け、全面を白ごまへ押しつけます。
短く発酵させて焼く
28分-
天板で二次発酵する
間隔を空けて並べ、輪が少しふっくらするまで約二十分置きます。
-
高温で短く焼く
220℃で十五分から十八分焼き、ごまと底を濃い金色にします。
輪の接合部は閉じ、ごまは香ばしく、生地の底まで色づいています。 -
網の上で冷ます
焼けた輪をすぐ天板から外し、網で底の蒸気を逃がします。
04 · 測定できる基準と見た目のサイン
分割重量、ひもの長さ、焼成時間
均一な輪は、同じ発酵と焼き色につながります。ごまの色を見て焼き止めます。
生地一個
約80g十個を同じ太さと焼き時間にそろえます。
ひもの長さ
40〜45cm中心が広く、細い輪を作れる長さです。
焼成
15〜18分ごまが濃く香り、苦くなる前に止めます。
| 問題 | 考えられる原因 | 解決法 |
|---|---|---|
| 輪が焼成中に開く | 端の重なりが短いか、つまむだけで接着しました。 | 三から四センチ重ね、台の上で一緒に転がします。 |
| 生地が縮んで伸びない | 分割後の休ませ時間が足りません。 | 覆って五分追加で休ませ、数回に分けて伸ばします。 |
| ごまが落ちる | 砂糖水が表面へ均一に付いていません。 | 輪全体を短く浸け、側面までごまへ押しつけます。 |
05 · 盛り付け、保存、実用的な調整
焼きたての食べ方と冷凍保存
網で少し冷ましてから、香ばしいごまと内側の弾力が残る当日に供します。
盛り付け
朝食や軽食にそのまま、またはフェタ、ヨーグルト、果物を添えて供します。
保存
室温で一日、冷凍で一か月保存できます。冷蔵は乾燥しやすいため避けます。
作り置き
生地は冷蔵でゆっくり一次発酵できます。焼いた輪は完全に冷ましてから冷凍できます。
実用的な代替
材料を替えると仕上がりも具体的に変わります。
- 強力粉と薄力粉
- 中力粉500g undefined
- 白ごま
- 白ごまと金ごまの混合 undefined
06 · 的確に調理するための短い回答
クルーリについてよくある質問
ベーグルのようにゆでますか?
ゆでません。ぬるい砂糖水へ短く浸け、ごまを付けてそのまま焼きます。
輪を太く作ってもよいですか?
太い輪は柔らかなパンに近づきます。クルーリらしい歯切れには40〜45cmへ伸ばします。
07 · 1人分の目安
栄養情報
粉、ごま、砂糖を十個に分けた場合の目安です。
- カロリー
- ≈ 320 kcal
- 炭水化物
- ≈ 48 g
- たんぱく質
- ≈ 10 g
- 脂質
- ≈ 10 g
- 食物繊維
- ≈ 4 g
- ナトリウム
- ≈ 340 mg
1人分: ごまパンリング1個. 主なアレルゲン: 小麦、ごま. 標準値に基づく目安です。商品、下処理、吸収量、取り分け方によって変わります。