鶏ももの焦げ目、しぼったきゅうり、温かいピタの組み合わせ
鶏肉のスブラキとザジキはレモンとオレガノで1時間漬け、二色のパプリカ、紫玉ねぎ、ピタと冷たいヨーグルトソースを合わせる
鶏もも肉をレモン、オリーブオイル、にんにく、オレガノで1時間漬け、野菜と12本の串にする。14〜18分焼いて中心74°Cにし、濃いザジキと温めたピタを添える。

- 分量
- 6人分
- 準備
- 30分
- グリル
- 18分
- 漬け込み
- 1時間
- 合計
- 1時間48分
- 1食分
- 約610 kcal
01 · 味、構造、調理の考え方
鶏肉のスブラキとザジキを安定して仕上げる理由
食感、安全性、再現性に関わる判断だけを、料理の流れに沿って整理する。
スブラキは小さく切った肉を串に刺して焼く料理で、この版では鶏もも肉に赤と緑のパプリカ、紫玉ねぎを組み合わせる。鶏ももは高温のグリルでも乾きにくく、野菜と同じ14〜18分の範囲で仕上げやすい。ピタとザジキを添えるため、一皿の中で温度と食感に差が出る。
マリネ液はオリーブオイル、レモン果汁、にんにく、オレガノ、塩、黒こしょう。鶏肉を1時間だけ冷蔵する。酸を含む液へ長く置くと表面のたんぱく質が締まり、焼いた時に粉っぽい食感になりやすい。生のマリネ液は加熱用に流用せず、串へ刺した時点で廃棄する。
ザジキはきゅうりの水分管理が中心になる。粗くすりおろしたきゅうりへ塩1gを混ぜ、10分後に清潔な布で強く絞る。濃いヨーグルト、にんにく、レモン、ディル、オリーブオイルと混ぜ、焼いている間は冷蔵する。水気が残ると短時間で器の底に液体がたまる。
串は肉と野菜を密着させ過ぎず、熱が各面へ届くようにする。高温のグリルで3〜4分ごとに返し、最も厚い鶏肉が74°Cに達したら5分休ませる。その間にピタを片面30〜45秒ずつ温め、最後のレモン果汁を鶏肉へ絞る。
きゅうりを強く絞る
ザジキを濃く保ち、提供中の水分分離を減らす。
串へ詰め込み過ぎない
肉と野菜の間へ熱が回り、均一な焼き色が付く。
74°Cで止めて休ませる
安全温度を満たしつつ、余分な加熱で乾かさない。
無理のない段取り
いつ何を準備するか
- 前日ザジキを混ぜて冷蔵
にんにくとディルの味を落ち着かせる。
- 焼く1時間前鶏肉をマリネする
酸へ長く置かず、香りを表面へなじませる。
- 提供5分前串を休ませ、ピタを温める
肉汁を落ち着かせながらパンをやわらかくする。
02 · 計量した材料
6人分分の材料
各材料は表示量のまま工程と構造化データに対応する。
鶏肉の串焼き
- 900 g鶏もも肉(皮・骨なし、3cm角)
- 55 mlエクストラバージンオリーブオイル
- 60 mlレモン果汁
- 12 gにんにく(すりおろす)
- 小さじ2ギリシャ産乾燥オレガノ
- 8 g細粒の海塩
- 2 g黒こしょう
- 150 g赤パプリカ(2.5cm角)
- 150 g緑パプリカ(2.5cm角)
- 200 g紫玉ねぎ(2.5cm角)
ザジキ
- 350 g濃厚な全脂肪ギリシャヨーグルト
- 250 gきゅうり(粗くすりおろす)
- 3 g細粒の海塩(分けて使用)
- 6 gにんにく(すりおろす)
- 20 mlレモン果汁
- 15 gディル(刻む)
- 10 mlエクストラバージンオリーブオイル
添えるもの
- 6枚ギリシャ風ピタパン(1枚約60g)
- 20 mlレモン果汁焼いた串を休ませた後に絞る。
03 · 7段階の実行手順
作り方と仕上がりの確認
時間だけでなく、色、温度、粘度、触感を確認しながら進める。
ザジキを作り、鶏肉を漬ける
約20分+1時間きゅうりへ塩をし、強く絞る
粗くすりおろしたきゅうりに塩1gを混ぜ、10分置く。清潔な布で包み、液体が出なくなるまで強く絞る。
ザジキを混ぜて冷やす
ヨーグルト、絞ったきゅうり、にんにく、レモン果汁20ml、ディル、残りの塩2g、オリーブオイル10mlを混ぜる。覆って冷蔵する。
鶏肉を1時間マリネする
オリーブオイル55ml、レモン果汁60ml、にんにく、オレガノ、塩8g、黒こしょうを混ぜ、鶏肉へ絡めて冷蔵1時間置く。
全ての鶏肉へ液が絡み、乾いた香辛料の塊がない。
串へ刺し、高温で焼く
約23分12本の串を組み立てる
鶏肉、二色のパプリカ、紫玉ねぎを12本へ刺す。材料は近づけるが、強く圧縮しない。生のマリネ液は廃棄する。
グリルを高温に予熱する
グリルまたはグリルパンを強火で熱し、焼き面を清掃して薄く油を塗る。安全な距離に手をかざし、2秒で強い熱を感じる状態にする。
返しながら焼く
串を14〜18分焼き、3〜4分ごとに返す。鶏肉の複数面へ濃い焼き目を付け、野菜の縁を柔らかくする。
最も厚い鶏肉が74°Cに達する。休ませ、ピタを温める
串を5分休ませる。ピタを片面30〜45秒ずつ温め、残りのレモン果汁20mlを鶏肉へ絞り、ザジキと一緒に提供する。
04 · 温度、時間、状態
重要な確認点と修正方法
時計だけに頼らず、料理固有の仕上がりを判断する。
漬け込み
1時間全ての鶏肉に液が絡み、乾いた香辛料の塊がない。
グリル
14〜18分3〜4分ごとに返し、複数面へ濃い焼き目を付ける。
鶏肉の中心
74°C最も厚い片で測る。
| 問題 | 考えられる原因 | 修正方法 |
|---|---|---|
| ザジキが水っぽい | きゅうりの絞り不足、または薄いヨーグルトを使った。 | 布で汁が出なくなるまで絞り、濃い全脂肪ヨーグルトを使う。 |
| 鶏肉の焼き色が薄い | グリルが十分に熱くない、または串を詰め込み過ぎた。 | 高温に予熱し、材料の間にわずかな隙間を作る。 |
| 鶏肉が乾く | 1時間を超えて漬けた、または74°Cを大きく超えて焼いた。 | 漬け込みと中心温度を守り、焼成後5分休ませる。 |
05 · 調理後の扱い
食べ方、保存、作り置き
料理に合う温度と、現実的な保存・再加熱の方法をまとめる。
食べ方
一人串2本、ピタ1枚、ザジキを目安にし、トマトときゅうりのサラダを添える。肉を串から外してピタで包んでもよい。
保存
鶏肉は冷蔵3日、ザジキは冷蔵2日まで。別々に保存する。
作り置きと再加熱
ザジキは前日に作れる。鶏肉は74°Cまで温め直し、ザジキは冷たいまま添える。
06 · 実用的な補足
よくある質問
工程や保存欄だけでは判断しにくい点を短く補う。
木の串は水に浸す必要がある?
直火へ長く当てる場合は30分水へ浸すと焦げを抑えられる。金属串なら不要。
鶏むね肉でも作れる?
作れるが、もも肉より乾きやすい。小さく切り過ぎず、74°Cに達したらすぐ火から外す。
07 · 1食分の概算
栄養の目安
全材料、実際に食べる油脂、分量を基にした標準値からの概算。
- エネルギー
- 約610 kcal
- 炭水化物
- 約45 g
- たんぱく質
- 約48 g
- 脂質
- 約25 g
- 食物繊維
- 約3 g
- ナトリウム
- 約1190 mg
1食分:串2本、ピタ1枚、ザジキ(約420g)。主なアレルゲン:乳、小麦。数値は標準的な成分表を用いた概算で、製品、吸油量、切り分けによって変わる。