ギリシャの代表料理

牛肉とペコロスのスティファド

レシピ早見表

牛肉とペコロスのスティファド

構造化レシピの主要情報。

カテゴリー長時間煮込む料理
料理ギリシャ料理
調理法焼き付けと長時間煮込み
難易度中級
分量
6人分
準備
30分
煮込み
2時間45分
合計
3時間15分
1食分
約685 kcal

大きな牛肩肉、形を保つ小玉ねぎ、穏やかな香辛料の煮込み

牛肉とペコロスのスティファド は赤ワインとトマトを静かに煮込み、シナモン、オールスパイス、クローブの香りをつやのあるソースへ移す

5cm角の牛肩肉を焼き、赤ワイン、トマト、ビーフストック、シナモンで90分煮る。焼いたペコロスを後半45分だけ加え、肉はほぐれ、玉ねぎは丸い形を残す。

青い木のテーブルに置かれた牛肉スティファドの鍋。ペコロスと温かなスパイスが見える
牛肉は長く煮てやわらかく、後から加えたペコロスは丸い輪郭を保っている。

01 · 概要

概要

スティファドは肉と多量の小玉ねぎを、ワイン、トマト、穏やかなスパイスで時間をかけて煮る料理である。この配合では牛肩肉を5cm角にし、ペコロスは丸のまま使う。肉がほどけるまで煮ても玉ねぎが溶けないよう、二つを別々に焼き、鍋へ戻す時期を分ける。

牛肉は表面を乾かし、三回に分けて焼く。鍋へ詰め込むと肉汁が流れ、香ばしい面ができない。ペコロスも別に8〜10分転がし、数面へ金色を付けて取り出す。中心がまだ硬い状態でよい。この焼き色が、長い煮込みの中でも玉ねぎの甘味を単調にしない。

にんにくとトマトペーストを炒めた後、赤ワインと赤ワインビネガーで鍋底をこそげ、液体を約三分の一減らす。カットトマト、ストック、シナモン、オールスパイス、クローブ、ローリエ、オレガノを加え、牛肉だけを90分煮る。沸騰は小さな泡が時折上がる程度に抑える。

ペコロスは後半45分で戻し、つぶさないように折り込む。最後にふたを外して10〜15分煮詰め、スプーンの背へ薄く残る濃度にする。スパイスとローリエを取り出し、5分休ませる。深い鍋の残り物は浅い容器へ分け、2時間以内に冷蔵する。

牛肉は三回に分けて焼く

鍋の温度を保ち、煮込みソースの土台になる焼き色を作る。

煮立たせない

小さな泡の静かな煮込みなら、肉が締まりにくくソースも濁りにくい。

ペコロスは後半45分

中心まで柔らかくしつつ、崩れてソースへ消えるのを防ぐ。

02 · 材料

材料

牛肉とペコロス

1.2 kg
牛肩肉(余分な筋を除き、5cm角)
10 g
細粒の海塩
2 g
黒こしょう
50 ml
エクストラバージンオリーブオイル(分けて使用)
750 g
ペコロス(皮をむく。冷凍品は解凍して水気を拭く)
18 g
にんにく(薄切り)

煮込みソース

250 ml
辛口赤ワイン
35 ml
赤ワインビネガー
40 g
トマトペースト
600 g
カットトマト
350 ml
無塩ビーフストック
1本
シナモンスティック
4粒
オールスパイス(ホール)
2粒
クローブ(ホール)
2枚
ローリエ
小さじ1
乾燥オレガノ

03 · 作り方

作り方

牛肉とペコロスへ焼き色を付ける

約35分
  1. 牛肉を三回に分けて焼く

    牛肉の水気を拭き、塩と黒こしょうをまぶす。厚手鍋にオリーブオイル30mlを中強火で熱し、三回に分けて各4〜5分焼き、ボウルへ移す。

  2. ペコロスを転がして色付けする

    残りのオイルとペコロスを鍋へ入れ、崩さないよう返しながら8〜10分、数面へ金色を付ける。別のボウルへ移す。

    玉ねぎは丸いままで、中心にはまだ硬さがある。
  3. にんにくとトマトペーストを炒める

    中火に落とし、にんにくを30秒炒める。トマトペーストを加えて2分、色が少し濃くなるまで混ぜる。

ソースを作り、牛肉を静かに煮る

約1時間50分
  1. 赤ワインとビネガーで鍋底を溶かす

    赤ワインと赤ワインビネガーを注ぎ、鍋底をこそげる。4分沸かし、液体を約三分の一減らす。

  2. トマト、ストック、スパイスを加える

    カットトマト、ビーフストック、シナモン、オールスパイス、クローブ、ローリエ、オレガノを混ぜる。牛肉と肉汁を戻し、静かな煮立ちへ上げる。

  3. 牛肉を弱火で90分煮る

    ふたをして最弱火で1時間30分煮る。途中で二回混ぜ、肉が液面から出る場合だけ少量の熱湯を足す。

    激しく沸かず、小さな泡がゆっくり上がる。

ペコロスを加え、ソースを整える

約1時間
  1. 焼いたペコロスを戻す

    ペコロスをつぶさないように折り込み、ふたをして45分煮る。牛肉はフォークが入り、玉ねぎは中心まで柔らかくする。

  2. ふたを外してソースを詰める

    ふたを外して10〜15分煮詰め、スプーンの背を覆う濃度にする。シナモン、オールスパイス、クローブ、ローリエを除き、5分休ませる。

    牛肉は軽いフォークの圧で分かれ、ソースはつやがあり水っぽくない。

04 · 確認ポイント

確認ポイント

牛肉だけの煮込み

1時間30分

液面は小さな泡が静かに上がる程度。

ペコロスの加熱

45分

中心まで柔らかいが、丸い形を保つ。

最終の煮詰め

10〜15分

ソースがスプーンの背を覆う。

問題目安調整
牛肉が硬い煮込みが短い、または強く沸騰させた。弱火を保ち、フォークの軽い圧でほぐれるまで延長する。
ペコロスが崩れる早く入れ過ぎた、または混ぜ過ぎた。後半45分で加え、へらで折るように扱う。
ソースが水っぽいふたをしたまま終えた、またはトマトとストックの水分が多い。肉と玉ねぎが柔らかくなった後、ふたを外して10〜15分詰める。

05 · 実用情報

実用情報

食べ方

マッシュポテト、オルゾ、パン、淡い味のピラフを添える。苦味のある葉野菜を少量添えると重さが和らぐ。

保存

浅い容器へ分けて冷まし、冷蔵4日まで。

作り置きと再加熱

前日に作り、冷えて固まった脂を除く。少量のストックを加え、ふたをして74°Cまで温める。

06 · よくある質問

よくある質問

普通の玉ねぎでも作れる?

作れるが、同じ見た目にはならない。大きめのくし形にし、煮崩れないよう後半に加える。

シナモンの味が強くならない?

一本を煮込み全体へ使い、最後に取り出す。粉末を多く入れるより香りが穏やかに移る。

07 · 栄養情報

栄養情報

エネルギー
約685 kcal
炭水化物
約19 g
たんぱく質
約41 g
脂質
約47 g
食物繊維
約4 g
ナトリウム
約820 mg

1食分: 1人分(約430g)。 主なアレルゲン: 主要な表示対象アレルゲンは意図的に使用していない。ビーフストックの原材料は確認する。数値は標準的な成分表を用いた概算で、製品、吸油量、切り分けによって変わる。

仕上がり

牛肉はフォークでほどけ、ペコロスは丸く、赤いソースは水っぽさなくつやを持つ。

肉と小玉ねぎの時間を分け、弱い沸騰を守ることで、長い煮込みでも形と香りの層が残る。